どうもこんにちは、

ロボパンビジネス情報部の須田です。

 

今回は、

「コピーライティングってそもそもどんな意味なのか?」

という点についてお話していきたいと思います。

 

コピーライティングというのはアメリカ発の概念ですが、

近年では日本でもその重要性に対する認知が深まってきています。

 

それに伴って、コピーライティングという言葉自体が

少しずつ皆さんに浸透してきており、広告には関係ないお仕事をしている方でも

コピーライティングという言葉を耳にしたことがあるという場合も増えてきていると思います。

 

しかし、そうなると

 

あかパンジー(驚き)

コピーライティングって

聞いたことはあるけど一体どういうもののことを言うんだ?

 

と、その言葉の意味自体が気になる!…という方も現れるのが自然ですよね。

 

今回はそんなあなたのために、

コピーライティングという言葉の意味や歴史、

覚えることのメリットなどなど、

基礎的な知識をご紹介していきたいと思います!

 

このページの目次です。

コピーライティングとはどんな意味?基礎や歴史などを解説!

 

コピーライティングとはなに?

 

では、まずは早速、

コピーライティングという言葉の意味から

ご紹介していきたいと思います。

 

コピーライティングというのは簡単に言うと

 

  • 広告宣伝のための文章を書くこと
  • またはそのための技術

 

のことです。

 

あなたも恐らくこうしたニュアンスの言葉だという

イメージをお持ちだったのではないでしょうか?

 

コピーライティングの技術は新聞や雑誌の広告やテレビCM、

web上の広告などなど、様々な場面で活用されています。

 

例えば、あなたの手元にある雑誌や新聞に掲載されている広告、

スマホの画面に映る広告にもコピーライティングの技術は使われています。

実は僕たちの生活にかなり密接した技術だったりするんですよね。

 

また、現代では個人が気軽にホームページを作ってブログを運営し、

ブログ上でアフィリエイトを行うことも出来るようになりました。

そのアフィリエイトでもコピーライティングの技術は活用されています。

 

そのため、コピーライティングの技術は

日本においても徐々に一般的なものになりつつあると言っても

過言ではありません。

 

コピーライティングの始まりは115年前のアメリカ

 

このコピーライティングという概念が始まったのはいつか?

と言うと、今から115年ほど前になります。

 

1904年の5月頃のこと、

アメリカで最大手の広告代理店「ロード&トーマス社」のオーナーを務める

アルバート・ラスカー氏はある悩みを抱えていました。

 

それは「何故自分の作った広告は売れるんだろう…」というものです。

(なんだか贅沢な悩みですよね。)

 

このラスカー氏の悩みは業界では有名な話で、

多くの方がこの悩みに対する回答を送りましたが、

ラスカー氏にとってピンとくるものは中々ありませんでした。

 

そこに現れたのが「現代広告の父」と言われる伝説のコピーライター

ジョン・E・ケネディ氏でした。

 

ラスカー氏は当時仕事の打ち合わせ中でしたが、

そこにケネディ氏から手紙が届きます。

その内容はこうでした

 

私は今、下の階まで来ている。

私はあなたに広告とは何か?説明することが出来る。

それを伝えることは私にとってもあなたにとっても大きな意味がある。

もしあなたが広告とは何かを知りたいなら、

配達人に「YES」という答えを渡して送ってください。

ージョン・E・ケネディー

 

 

ラスカー氏はケネディ氏に「YES」と返答を送り、

自分のオフィスで落ち合って問いました。「広告とは何ですか?」と。

 

しかし、逆にケネディ氏に

「あなたにとって広告とは何ですか?」と聞き返されたので、

ラスカー氏は「ニュースです」と答えます。

 

ケネディ氏はその考えを

「ニュースは広告の技法の1つではありますが、違います」と答え、

「もっとシンプルに3語で説明出来ます」と言います。

 

ラスカー氏は辛抱堪らずケネディ氏に聞きます、

「その3語とは何ですか?」

 

ケネディ氏の答えはこうでした

 

Salesmanship in print (印刷されたセールスマンです)

 

広告を印刷されたセールスマンであると定義した

ケネディ氏は、その後ロード&トーマス社のコピーライターになり、

巷で一番の給料が高いチーフコピーライターとして活躍することになったんだとか…。

 

この二人の出会いが、今日まで続く

コピーライティングという概念の始まりになったと言われています。

 

コピーライティングはセンスではなく科学やデータの応用

 

コピーライティングと聞くと詩的で印象に残るような、

センスのある文章というイメージを持つ人も多いかもしれません。

 

しかし、これはあくまでコピーライティングの手法の中の1つに過ぎず、

本質的なものではありません。

 

コピーライティングの本質・王道は

 

  • 心理学
  • 脳科学
  • 過去の広告から得た検証データ
  • 顧客リサーチによって得たデータ

 

これらの情報に基づいて文章を作成することにあります。

コピーライティングで使える心理学はこちら!

コピーライティングに使えるビジネス心理学まとめ!
心理学の知識はコピーライティングの基本!他のビジネスにも応用可能です!

 

個人個人がその場その場でセンスを活かして閃いた文章を書くというのは

コピーライティングの本質ではありません。

 

本来はしっかりと顧客リサーチを行い、

体系化・パターン化されたノウハウを自社商品に当てはめて

文章を作るというのがコピーライティングです。

 

その証拠として、著名人が開発した

コピーライティングのテンプレートというのも存在します。

コピーライティングの有名なテンプレートはこちら!

コピーライティングの代表的な型、QUEST・PASONAの法則とは?
※テンプレートを知っておくことで、いざ文章を書く時に何を書こうか悩まずに済みます!

 

美辞麗句を並べ立てたり、

気の利いた言い回しなどを意識しすぎたあまり

失敗したという広告も多くあります。

 

コピーライティングはあくまで科学的な根拠に裏付けされたテクニックの集合体であり、

そして「どう言うか?」よりも「どんな内容を言うか?」が重要です。

これはコピーライティングの本質なのでぜひ覚えておいて下さい。

コピーライティングの本質が学べる本はこちら!

ザ・コピーライティングの要約・まとめ!購入前の参考にどうぞ!
※コピーライティングの成功例・失敗例、本質的ノウハウが学べる良書をご紹介しています!

 

コピーライティングを覚えればどんな商品でも売れるのか?

 

コピーライティング関係の知識などを調べていると、たまに

「コピーライティングを身につければどんなものでも売れる!」

ということを伝えている本やサイトなどがあります。

 

しかし、これは正しくはありません。

 

例えば、コピーライティングを極めたとしても、

売り込む商品自体が欠陥品だったり、

明らかに他社商品に比べて優れている点がないものだったら…。

中々売るのは難しいですよね。

 

それでも、嘘八百を並べ立てて

商品のありもしないメリットをでっち上げれば

もしかしたら売れるかもしれません。

 

ただし、その場合商品を購入したお客様からクレームが殺到したり、

返品が相次ぐ可能性も当然高くなります。

そうなるともう真っ当なビジネスとは言えません。

言ってしまえばそれはもはや詐欺になります。

 

コピーライティングというのは、

あくまで商品を売るための行動(マーケティング)の一部であり、

これだけを習得すればビジネスの全てが上手くいくというものではありません。

その点には注意しましょう。

コピーライティングとマーケティングの関係についてはこちら!

マーケティングの中でコピーライティングの力を120%発揮する3つの考え方
マーケティングの中でどうコピーライティングを活かすか?その方法をご紹介しています!

 

コピーライティングを身につけるメリットとは?

 

次は、コピーライティングを習得するメリットについて

ご紹介していきたいと思います。

 

コピーライティングを覚えるメリットとして、以下のものが挙げられます

 

  • 1:広告文章の作成が出来るようになる
  • 2:広告作成を外注する際のトラブルを減らすことが出来る
  • 3:ブログなど、文章を書く仕事全般に応用が効く
  • 4:ビジネスの他の面や、営業などにも応用することが出来る

 

1:自分で広告文章を作成出来る

 

当たり前のことではありますが、

コピーライティングを身につけることで

自分で広告文章を作成することが出来ます。

 

コピーライターを志す人はもちろん、

自分で独立起業してビジネスを行っていくという方も、

広告作成を外注する費用を抑えたいのなら覚えておいて損はないでしょう。

 

2:広告を外注する際のトラブルを減らせる

 

コピーライティングを身につけるメリットの2つ目は、

広告作成を外注する際のトラブルを少なくすることが出来るというものです。

 

例えば、自分がコピーライティングの知識がない状態で

外注さんに広告作成を依頼する場合、

どんなことを書けばいいのかというのが分からないわけですから、

具体的な注文をすることが出来ず、抽象的な要求しか出来なくなってしまいます。

 

抽象的な言葉というのは、個人個人によって解釈が異なります。

例えば、一言に「格好良い広告にしてくれ」と言われても、

あなたの格好良いと外注さんの格好良いが必ずしも同じとは限りません。

 

そのため、外注さんもどう書けばいいのか悩むことになりますので

仕事をスムーズに進めることは難しくなりますし、

さらに、完成したとしてもそれがあなたのイメージと違った場合、

またやり直しになってしまいます。

 

コピーライティングの知識があれば、抽象的な注文ではなく

具体的な注文をすることが可能になりますので、

外注さんもスムーズに作業することが出来ますし、

完成したものがあなたのイメージしたものにより近くなります。

外注さんとやり取りする際の無駄な手間を省くことが出来るということですね。

 

また、あなた自身にコピーライティングの知識があれば、

完成したものの出来を自分である程度評価することが出来ますので、

明らかに良くない点などがあった場合は指摘することも出来るようになります。

 

コピーライティングの知識があるかないかというのは

外注さんに依頼する際にも影響が出てきますので、

出来ればしっかりと身に付けておきたいものですね。

 

3:ブログなど、文章を書く行為全般に応用が効く

 

コピーライティングの知識やノウハウというのは、

何も広告文を書く場合しか役に立たないというわけではありません。

ブログを書く際など、文章を書く仕事全般で活かすことが出来ます。

 

例えば、コピーライティングでは見出し(キャッチコピー)で

読み手の注意を引くというのが重要になってきますが、

これはブログを書く際なども同じですよね?

 

その他にも、読みやすい文章の書き方やレイアウトなど、

あらゆる文章作成に共通して活かすことの出来るノウハウも数多くあります。

コピーライティングを学ぶことは、あなたの文章力を底上げすることに繋がるでしょう。

 

広告文章の作成のみならず、文章に携わる仕事をするなら、

コピーライティングの知識はあっても損はないものと言えます。

 

4:営業など、ビジネスの他の面にも応用が効く

 

先にもお伝えしましたが、

コピーライティングのテクニックというのは

心理学や脳科学などの知識を活用しています。

 

そして、心理学や脳科学などの知識は

コピーライティングだけではなく、

例えば営業などにも応用することが可能です。

 

先にご紹介したジョン・E・ケネディ氏が

「広告はセールスマンを印刷したもの」と表現したように、

営業とコピーライティングというのは共通したテクニックが数多くあります。

 

例えば、やり手の営業マンが商品を売り込む際、

商品のちょっとした短所にあえて触れることで

お客様の信頼を勝ち取るという「両面提示」というテクニックも、

コピーライティングでは同じように応用することが出来ます。

両面提示について、詳しくはこちらを御覧ください!

セールス時に「両面提示」をすることで相手から信頼される確率が上昇
※両面提示はセールスにおいて効果的なテクニックです。あなたもぜひ活用してみてください!

 

コピーライティングを学ぶ上で

心理学や脳科学の知識は避けて通ることは出来ません。

 

しかし、その心理学や脳科学の知識というのは、

実はビジネスの様々な面で応用することが出来ます。

つまり、コピーライティングを学ぶというのは

ビジネススキルのレベルを全体的に底上げすることにも繋がります。

 

ぜひあなたも、コピーライティングのスキルを磨いてみましょう!

 

コピーライティングの種類や文章構成の基礎について

 

コピーライティングの基礎について

 

次は、コピーライティングの種類や基礎的な文章構成について

ご紹介していきたいと思います。

 

実は2種類ある?コピーライティングの種類!

 

実は、一口にコピーライティングと言っても、

その種類は1つだけではありません。

 

コピーライティングには大きく分けて2種類の方向性があります。

 

それは

 

  • セールスライティング
  • イメージライティング

 

この2つです。

 

セールスライティングとは?

 

まずはセールスライティングから解説していきます。

 

セールスライティングというのは、一言で言えば

「この広告で売上を上げるぞ!集客するぞ!」

というのを目的としたコピーライティングのこと。

 

先程ご紹介した、心理学や脳科学、

過去のデータやリサーチの結果に則って

「売れる広告」を作るのがこのセールスライティングです。

 

セールスライティングでは、商品を売ったり問合せをしてもらったり、

狙った結果を得るために様々な手法・ノウハウを駆使します。

 

例えば、キャッチコピーは詩的なものではなく、

読み手に得になるような情報が中心で、

先に続く本文を読みたくなるようなものになるよう徹底します。

 

商品のメリットの紹介だけではなく、

商品に対して信頼感を感じてもらうために

他のお客様のご意見・感想などを掲載しますし、

商品の受賞歴なども積極的にアピールします。

 

商品購入までの手順や店舗までの地図などを掲載するのはもちろんのこと、

商品を少しでも安心して手にとってもらえるように返金保証などをつけたり、

購入を促すために限定キャンペーンなどをおこなったり…。

とにかく内容豊富なのがセールスライティングの特徴です。

 

イメージライティングとは?

 

次はイメージライティングについてご紹介します。

もしかしたら、一般的なコピーライティングのイメージは

このイメージライティングの方かもしれません。

 

イメージライティングは商品を販売するのが目的の

セールスライティングとは対照的に、商品を売り込むのではなく

商品や自社を印象づけたり、イメージアップさせるのを目的としています。

 

なので、セールスライティングのように

商品購入に必要な数多くの情報を読み手に提供するのではなく、

詩的なキャッチコピーや商品・企業の印象が良くなるような美しい画像・映像などが中心となります。

 

そのため、このイメージライティングの場合は

例外的にセンスが重要になってくるかもしれません。

 

例えば、セールスライティングの例としては、

牛丼チェーンとしてお馴染みの吉野家のキャッチコピーである

 

はやい、やすい、うまい

 

などが有名ですね。

セールスライティングとイメージライティングの詳細はこちら!

コピーライティングとセールスライティングの違いとは?
※セールスライティングとイメージライティングの内容の違いなどについて、詳しく解説しています!

 

広告の目的に合わせて、適切なライティング手法を選ぶことが

コピーライティングでは重要となってきます。

 

基本的なコピーライティングの文章構成についての解説

 

次は、コピーライティングで使われる基本的な文章構成について解説していきます。

 

と言っても、イメージライティングの場合は先程もご紹介した通り、

ほぼ画像や映像と詩的なフレーズだけで完成してしまうことが多いので、

この項目でご紹介する文章構成はあくまで

セールスライティングをする際のものと考えて下さい。

 

セールスライティングをする際、

主な文章構成は下の図のように、

大きく分けて3つの要素によって構成されます。

 

コピーライティングの文章構成

 

キャッチコピーの役割は読み手の注意を引くこと!

 

では、文章構成の3つの要素

それぞれの解説を行っていきたいと思います。

まず最初はキャッチコピーからです。

 

この見出しの役割というのは

 

  • 読み手の注意を引くこと
  • そして下に続くボディコピーやクロージングを読みたいと思わせること

 

この2つです。

 

キャッチコピーというのは

広告の一番上に来る部分で、

一番読み手の目に写りやすい場所です。

 

このキャッチコピーの部分で読み手の注意を引くことが出来ないと、

その下に続くボディコピーやクロージング部分を読んでもらうことは出来ません。

 

そのため、キャッチコピーはコピーライティングにおいて、

最も重要な部分であると言っても過言ではありません。

キャッチコピーを作る際のコツやテンプレはこちら!

キャッチコピーとは?バカ売れ広告を作るための4つのコツ
効果的なキャッチコピーを作るための手順について解説しています!

キャッチコピーの作り方のコツとは?7つの例を元に解説!
すぐに使えるキャッチコピーの型を紹介しています!

 

ボディコピーでは商品のメリットなどを紹介!

 

次はキャッチコピーに続く部分、

ボディコピーについて解説していきます。

 

ボディコピーは言うなれば広告の本文に当たる部分です。

 

ここでは

 

  • 商品の強味やメリット
  • 商品のもたらすベネフィット
  • 商品の持っている実績やお客様の声
  • 商品の価格
  • 商品購入までの詳しい手順

 

などを読み手に伝えていきます。

 

商品を売るためには、まず商品にどんなメリットがあるのか?

というのを知ってもらわなくてはいけませんので、

商品の持つ強味やメリットを紹介するのは基本と言えます。

 

また、ベネフィットという言葉はちょっと耳に馴染みがないかもしれませんが、

これは「商品を使った後の未来の姿」という意味です。

 

例えば、ダイエット器具という商品の場合は

 

  • 余分な脂肪が落ちて痩せる=これはただの商品の機能・メリット
  • スリムな体を手に入れることで自分に自信がつく=これがベネフィット

 

という感じです。

 

読み手が欲しがっている未来の姿をしっかりと広告で書き表すことで、

読み手も商品を購入した後の自分をイメージしやすくなり、

商品購入に対して前向きな感情を持ってもらうことが出来ます。

ベネフィットについての詳細はこちら!

コピーライティング:ベネフィットとは?メリットとの違いや考え方を徹底解説
ベネフィットを考えることは売上アップの必須項目!今すぐお読み下さい!

 

読み手の商品に対する信頼感を高めるためには、

「売上本数◯億本突破!」などの商品の持っている実績や、

実際に商品を使ったお客様の声を掲載するのが効果的です。

これもコピーライティングでは外せない要素の1つと言えます。

 

また、商品の価格や購入手順を分かりやすく紹介するのも、

読み手に商品を購入してもらうためには必要不可欠です。

 

価格が不透明な場合は読み手は不安感を感じてしまいますし、

商品購入までの手順が分かりにくいと、

読み手は商品購入を諦めてしまう場合がありますからね。

 

ボディコピーは読み手に対して商品の知識を伝える、

一番内容が濃い部分と言ってもいいでしょう。

 

クロージングで読み手に商品購入の決断を迫る!

 

では次はコピーライティングの文章構成3つの要素の最後、

クロージング部分について解説していきます。

 

クロージングの役割というのは、

一言で言うと「読み手に商品購入の決断を迫ること」です。

 

商品の良さを十分にアピールし、商品購入までの手順を丁寧に解説しても、

読み手は商品を購入してくれない場合もよくあります。

 

何故かと言うと

 

  • 「やっぱり後にしようかな…」
  • 「もう少し考えてから買おうかな…」

 

などなど、様々な理由で購入を先延ばしにしてしまうからです。

 

そして、読み手が一度広告から目を話してしまった場合、

もう一度のその広告を読んでくれる割合はなんと3割未満。

 

しかもこれはweb広告の場合の数字ですので、

チラシ広告など物理的に失くしてしまう可能性がある広告なら、

その割合はもっと低くなってしまうでしょう。

 

そのような事態を防ぎ、機会損失を少しでも減らすためにも、

読み手に商品を買うかどうかを今すぐ決断させなければいけません。

それがクロージングの役割というわけです。

 

では、一体どうやって商品購入の決断を迫るのか?と言うと、

最も代表的なのが商品の限定性や希少性をアピールすることです。

 

人間には中々手に入らないもの=良い物と考える

「希少性の原理」という心理と、

自由を阻害されると反発したくなる

「心理的リアクタンス」という心理があります。

 

  • 期間限定
  • 数量限定
  • 地域限定

 

など、限定性のある商品というのは

その両方の心理効果を発生させることが出来るため、

読み手に商品購入の決断を迫る上で非常に効果的です。

希少性の原理や心理的リアクタンスについての詳細はこちら!

希少性の原理:商品の売上を5倍に伸ばす心理的リアクタンスとは?
※限定性をアピールする際の注意点などもご紹介しています!

 

また、「うちの商品には別に限定要素はないしな~…」という場合は、

期間限定で無料特典をつけたり、先着数名のみ限定で割引をするというキャンペーンをつけることでも

限定要素を追加することが出来ます。

 

先程も述べましたが、

限定要素は読み手に商品購入の決断を迫る上で非常に効果的ですので、

ぜひ何か追加することは出来ないか検討しましょう。

 

読み手を商品購入に誘導するクロージングは、

コピーライティングの成否を分けるポイントでもありますので、

キャッチコピーと同じくらい重要な部分と言えます。

最後の詰めを誤らないようにしたいですね!

その他のクロージングのテクニックはこちら!

コピーライティングはクロージングが鍵!売上UPのための6つの方法!
※クロージングをしっかりと行うことで広告の成果は何倍も上がります!しっかり把握しておきましょう!

 

実際に書く前に、しっかりとリサーチを行うことが重要

 

文章構成だけではなく、

コピーライティングをする上でしっかりと

知っておいてほしいことがあります。

 

それは、実際に広告文を書く前に

 

  • 自社商品
  • 他社商品
  • ターゲットなる客層
  • ターゲットの抱えている悩みや欲求

 

などをしっかりとリサーチする必要があるということです。

 

例えば、自社商品に対しての知識が不十分だった場合、

そもそも広告でどんな点をアピールすればいいのか分からなくなってしまいます。

 

また、自社商品の強味を把握していて、広告を書いたとしても、

その強味が他社の商品と丸かぶりしていたら…。

言ってしまえば同じ客層のお客様を取り合うことになるため、

効果的に集客することは出来ませんよね。

 

また、「自社商品はどんな人に需要があるのか?」という、

いわゆる商品のターゲットを把握しておくことも重要です。

 

もしターゲットの人物像がハッキリしていない場合、

見当違いな客層に対して広告を出してしまって、

広告費を無駄に浪費してしまう可能性があります。

 

さらに、ターゲットの抱えている悩みや欲求も把握しておく必要があります。

これは、効果的なキャッチコピーやベネフィットを考える際の材料になるからです。

 

よく「仕事は段取り八割」と言われますが、

コピーライティングにおける段取りというのは

このリサーチの段階です。

 

リサーチでより正確な情報をより多く用意することが出来れば、

効果的な広告文を書くことはそう難しいことではありません。

 

逆に、情報が不足している状態ではどんな名コピーライターでも、

効果的な広告文を作ることは難しいでしょう。

どんな名コックでも玉ねぎしかない状態でカレーを作るのは不可能なのと同じです。

 

コピーライティングは文章を書く本人の知識や経験もそうですが、

事前のリサーチによって大きく出来が変わるというのを念頭に入れておきましょう。

コピーライティング前のリサーチの方法についてはこちらをご覧ください!

コピーライティングはリサーチが重要!4つの調査方法を公開!
「リサーチってどうやればいいの?」というあなたに打って付けのリサーチ法を紹介しています!

 

コピーライティングを学ぶにはどうすればいいのか?

 

コピーライティングを身につけるための3つの手順

 

ここまではコピーライティングの意味やその歴史、

文章構成などの基礎的な知識をご紹介してきました。

 

最後は、実際にコピーライティングのスキルを身につけるのはどうすればいいか?

という点について解説していきたいと思います。

 

コピーライティングのスキルを身につけるには、

大きく分けて3つのステップで学んでいくのがおすすめです。

 

その3つのステップとは以下の通りです。

 

  • 本などで心理学やコピーライティングのテクニックなどを学ぶ
  • 効果のあった広告を写経してみる
  • 実際に広告文を書いてみる

 

本などでコピーライティング関係の知識を学ぶ

 

それでは、3つのステップそれぞれについて解説していきたいと思います。

 

まずは最初のステップ、

「本などでコピーライティングの知識を学ぶ」です。

 

いきなり「広告文を書け!」と言われても無理な話です。

まずはしっかりとコピーライティングに関する知識をつけるのが先決です。

 

なので、最初はコピーライティング関係の本や情報サイトなどを見て、

知識を吸収していくのが良いでしょう。

 

本や情報サイトなどを見て知識を吸収する際のポイントは

 

  • 具体的な広告の例文などが載っている資料を見ること
  • 心理学や脳科学など、科学的根拠もチェックすること
  • 書き方のテンプレートなどが載っているものを参考にすること

 

などです。

 

具体的な例文つきの資料を見る

 

具体的な例文つきでノウハウを解説している本などを読むことで、

「どんな書き方をすれば効果が出るのか?」というのを

素早く理解することが出来ます。

 

もっと言えば、実際に世に出た広告を例にして

ノウハウを紹介している本なら

そのノウハウの信憑性も高くなるので最高です!

 

科学的根拠もチェックする

 

例えば参考書などに「こんな書き方がおすすめ!」と書かれていても、

人によっては科学的根拠などがないと納得出来ないという方もいると思います。

 

そうした方は、心理学や脳科学などの

科学的根拠が書いてあるものを資料にすると

より理解が早まるでしょう。

 

加えて、心理学などの根本的な知識を覚えておくと、

「こんな書き方も効果的なのでは?」という

アイディアを閃くことも少なくありません。

そうした意味でも、心理学や脳科学を覚えておくことは重要です。

 

書き方のテンプレートが載っている資料を参考にする

 

コピーライティングというのは、

一つ一つの文章が全くの別物のように見えても、

実は共通のパターンの元で作られているということがよくあります。

 

そして、そうしたパターンやテンプレートが載っている本などを読むことで、

「どんなキャッチコピーや文章を書けばいいのか?」というのがすぐに理解出来ます。

 

それだけではなく、そうした本を持っておくと、

実際に広告文を書いていて行き詰まった時に参考にすることも出来るのでおすすめです。

 

実際にこれらの要素を全て兼ねている本は少ない

 

  • 具体的な例文
  • 科学的根拠
  • テンプレート

 

コピーライティングの知識を学ぶ際は、

これらの要素を持った本などを選ぶのが効率的です。

 

しかし、実際に本を探してみると、

これらの要素全てを兼ね備えたものというのは

中々見つからないというのが現状です。

 

そのため、コピーライティングに関する本を購入する際は、

これらの要素のどれかを持っている本を選ぶようにするのがいいでしょう。

コピーライティングを学ぶのに打って付けの本はこちら!

【勉強に最適】コピーライティング初心者におすすめの本7選
※具体例や科学的根拠、テンプレートなど、上記でお伝えした特徴を持った本を中心に紹介しています!

 

効果のあった広告を写経する

 

コピーライティングや心理学の知識を一通り頭に入れたら、

次にチャレンジするべきトレーニングは「写経」です。

 

写経と言うと、お経などを手書きしていくアレを想像されると思いますが、

この場合の写経はお経ではなく、効果があった広告を写経していきます。

 

実際に世に出て、高い成果を上げた広告を写経することで、

具体的な書き方のコツなどを感覚的に覚えることが出来ます。

 

写経をするための広告はどうやって選べばいいのか?

 

写経をする上で悩むのが、

「一体どれが成果の出た広告なのか分からない」

という点ですよね。

 

そこで、写経の教材にすべき広告の判断基準についても

お伝えしていきたいと思います。

 

教材にすべき広告の基準というのは大きく分けて2つです

 

  • 1:ずっと掲載されている広告
  • 2:あなた自身が興味を引かれた広告

 

まず1つ目の「ずっと掲載されている広告」についてですが、

広告というのは基本的にタダではありません。

広告を出すには当たり前ですが広告費がかかります。

 

そんな中で雑誌や新聞などにずっと掲載されている広告というのは、

「掲載していても成果が出ている広告」ということなので、

写経の教材として打って付けということになります。

 

もしあなたがいつも買っている雑誌や新聞などで

「この広告いつも見るなぁ」というのがあれば、

写経の教材として確保しておくのがいいでしょう。

(雑誌・新聞に限らず、広告媒体は何でもOKです。)

 

次に2つ目の「あなた自身が興味を引かれた広告」についてです。

 

これは何故かと言うと、

「少なくともあなたという人間の興味を引いた」

という実績がある広告だからです。

 

あなたが興味を引かれたということは、

興味を引く要因が何かしら隠れているということですので、

写経をしながら「何故自分は興味を引かれたのか?」と考えることで、

何か閃きが生まれる可能性があります。

 

上記2点の広告は、見つけたら写経の教材としてチェックしておきましょう。

写経をする際のポイントのまとめはこちら!

コピーライティングは写経で上達!ただし知識がないと意味ナシ!
写経を行う際の注意点についてもご紹介しています。写経をやる前にぜひ読んでみて下さい!

 

実際に広告文を作成してみる

 

最後のステップは「実際に広告文を書いてみる」です。

 

コピーライティングの知識をいくら学んだとしても、

実際にその知識を活かして広告文を書かないことには

ただの頭でっかちで終わってしまいます。

 

実際に広告文を書くことで、

これまでの知識がしっかりと身につくので、

コピーライティングを身につける上でこの最終ステップは

避けては通れない道と言ってもいいでしょう。

 

ここでの問題は、

「どうやって広告文作成の仕事を受けるか?」

という部分ですが、この方法も

 

  • クラウドソーシングサイトでコピーライティングの仕事を請負う
  • 知り合いや友人で事業を行っている方に交渉し、広告を作らせてもらう
  • 自分で起業して、自分の商品・サービスの広告文を書く

 

など様々な手段があります。

要は行動力の問題ですね。

 

実際に広告文を作成することで

 

  • 実際にクライアントとやり取りをする経験
  • 実際にリサーチをする経験
  • 「自分の好きなように書くことが出来ない」という経験

 

などなど、様々な経験をすることが出来ます。

 

どれもコピーライティングの上達を図る上で必要な経験ですので、

しっかりと体験しておきたいですね。

 

コピーライティングとは何か?まとめ

 

コピーライティングとは?まとめ

 

今回の記事の内容まとめ

1:コピーライティングとは

  • 広告宣伝のための文章を書くこと
  • またはそのための技術

という意味!

 

2:コピーライティングの始まりは1904年のアメリカから!

 

3:コピーライティングは個人のセンスではなく

  • 心理学
  • 脳科学
  • 過去の広告の検証データ
  • 顧客リサーチ

などの情報の応用が本質!

 

4:コピーライティングはあくまでマーケティングの一部!

これだけを覚えれば良いというものではない!

 

5:コピーライティングを身につけることで

  • 自分で広告文を書けるようになる
  • 広告作成を外注する際のトラブルを減らすことが出来る
  • ブログ作成など、文章を書く行為全般にテクニックを応用することが出来る
  • コピーライティングを学ぶ上で得る心理学や脳科学の知識を、営業などに応用することが出来る

などのメリットを得ることが出来る!

 

6:コピーライティングには

  • 商品を売るための広告「セールスライティング」
  • 商品や自社のイメージアップが目的の「イメージライティング」

という2つの種類がある!

 

7:コピーライティングの文章構成は大きく分けて

  • 読み手の興味を引き、続きを読ませるための「キャッチコピー」
  • 商品のメリットやベネフィット、実績などを紹介する「ボディコピー」
  • 読み手に商品購入の決断を迫るための「クロージング」

という3つの要素によって成り立っている!

 

8:実際に広告を書く際は、事前のリサーチが重要!

 

9:コピーライティングのスキルを身につけるには

  • 本や情報サイトで知識を得る
  • 成果が出た広告を写経する
  • 実際に広告文を書いてみる

という3つのステップを踏むのが効果的!

 

今回はコピーライティングの意味や歴史、

基本的な文章構成などなど、

コピーライティングに関する基礎知識について

ご紹介させていただきました。

 

コピーライティングの技術は文章を書く

という行為全般に応用出来る場合があるので、

広告作成以外のお仕事に携わっている人にもおすすめです。

 

あなたもぜひ、コピーライティングの技術を学んでみて下さい!

 

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