
「コピーライティングを使ってメルマガの成果をあげたいんだけど、『何を』『どのように』書けばいいのか分からない!テンプレートや型って無いの?」
結論→ほとんどがテンプレートで構成されているので真似をするだけでOKです! ぶっちゃけオリジナルティは必要ありません!
いきなり結論からお伝えしました。
上記の通りメルマガは先人たちが既に体系化してくれているので、そのノウハウをなぞるだけでも十分に成果をだすことが出来ます。
というわけで、今回は
- メルマガの目的(押さえておくべき数字)
- 『何を』『どのように』書けば良いのか
この2つに絞って、要点のみ分かりやすく解説していきます。
今回の内容を知っておくだけでも『メルマガの開封率が上昇して、成約率もあがる』可能性がありますし、
送っても「嫌われにくい」文章(内容)が分かるようになるので、酷評が広まりにくくなることでしょう。
また、誰も読んでくれないメルマガをダラダラと書き続けなければいけない無駄な時間を削減できるのも大きなメリットと言えます。
このページの目次です。
メルマガでコピーライティングを使用する目的とは?
まず初めに、メルマガでコピーライティングを使用する目的について確認していきましょう。
メルマガに関するノウハウが世の中にはたくさん溢れていますが、最終的な目的は次の通りです。
- 到達率を上げる
- 開封率を上げる
- 本文を読み進めてもらう
- 商品(サービス)を販売する
メルマガとは、大きく分解すると「この4つの項目」に分けられます。このステップをクリアすることが目的と言えます。
よくダイレクトレスポンスマーケティングで使われやすいのもメルマガの特徴と言えるでしょう。
それでは、詳しく見ていきましょう。
到達率をあげる
到達率とは、
送信したメルマガがインターネット・サービス・プロパイダによってブロックされたり、迷惑メールフォルダに入れられたりせずに、無事に登録者のフォルダの中に入ることができたかどうかを示す数字
のことです。
どんな行動が到達率に影響するのかと言うと、
- メール認証(差出人が誰なのかを特定する証明書)がされているか
- メルマガの内容が評価されているか(レピュテーション)
と言われています。基本的に各プロパイダから評価されます。
また、この他にも、
- スパムメールに使用されていないか
- 読者がいつもで「退会」できる導線を作っているか
- 「DKIM」設定などをして「なりすまし対策」がされているか
- 購入したアドレスではなく「同意したアドレス」にだけ配信しているか
- 登録間違いのアドレスや存在しないアドレスに配信し続けていないか(リストのクリーニングがされているのか?)
など、常に「ホワイトな運営」を心掛けていかなければ、プロパイダやユーザーからの評価が下がり、結果的にメールを配信しても到達率が極端に下がる可能性があります。
どちらかといえばコピーライティングというよりも、初期設定や「心がけ」の方が重要なイメージですね。
ただ、余程酷い運用をしない限りはこの辺は神経質にならなくても良い、といった意見もあります。
ちなみにGoogleの公式の方で「迷惑メールになりにくいガイドライン」が公開されています。
ここまでは「コピーライティング」は一切関係ありませんでしたね。
でも、到達率が遠回し(間接的)に関わっている部分もあります。
それは、次に紹介する「開封率」が関係しています。
「開封率」が高ければ、信頼性があがり到達しやすくなる(という説がある)そうです。※ここはユーザー同士が意見交換した結果導き出された答えなので、鵜呑みにはしないようにしましょう。
開封率をあげる
「到達率」の時点ではコピーライティングが殆ど関係ありませんでしたが、ここから先は全ての工程に関わってきます。
開封率とは、早い話が「メルマガ購読者が送ったメールを読んでくれた割合」です。
開封数÷(配信数-届かなかった数)
で計算することができます。
開封率の平均はこちらのサイト様の方で詳しく解説されています。
最低で5%、高くても30%ほどになるようです。
100人に配信すると5人~30人に読んでもらえる可能性があるということですね。
ここで必要なノウハウはズバリ「キャッチコピー」スキルです。
詳しくは他のページで解説しているので、ここでは「必ず押さえておくべき3つのポイントの要点」のみご紹介します。
タイトルはメリットではなくベネフィットを
メリットとは「お客さんが得をすること」で、ベネフィットとは「想像できる未来の姿」のことを表現しています。
もちろん、後者の方が反応率が高いので出来るだけベネフィットを狙っていきましょう。
具体的な数字はあるのか?
人は具体的な情報に反応しやすいと言われています。
なので「〇〇を使用したら▲▲円経費を削減できました」
といった具合に具体性を入れてみましょう。
伝えたいことがごちゃ混ぜになっていないか
できるだけタイトルで伝えたいことは1つに絞りましょう。
単語を3つ厳選して繋げるイメージですね。
ごちゃごちゃと長々しいタイトルだと、イマイチ何を伝えたいのかわかりません。
伝えたいことをスッキリ3語でまとめるようにしましょう。
またこちらのサイト様で、最も開封されやすいタイトルの文字数は英語で28~39文字ほどと言われています。日本語だと20文字前後が良さそうですね。
また、僕が実際に使っているテンプレートもご紹介します。これを組み合わせるだけでも、ある程度反応がとれるタイトルになります。(挑発系は乱用しない方が良いです)
数字を入れる
簡単さをアピール(ハードル下げ)
スタートアップ系(ゼロから始める)
概要が分かる(まとめ)
権威性を打ち出す(実績紹介)
プレミア感を出す(限定)
ターゲットで絞り込む(〇にお住まいで〇の方必見)
強めの言葉(圧倒的な、究極の)
画像や動画を強調(画像あり、動画あり)
ベネフィットや変化
理由
方法
なぜ(疑問)
0円、無料
比較(三社徹底比較します)
失敗(避けたい欲求)
返金保証ワードを入れる
読者を挑発する
読者に質問する
ヒントを入れる(〇〇のやり方は? ヒント▲)
結論を入れる(結論:〇〇をしたら失敗します)
年度版、最新版
断定(〇〇だと断言します)
その他、テンプレだけではなく「人間はどんな時に反応するんだろう」という心理学的な根拠については、次のページにまとめています。
キャッチコピーだけではなく、ボディコピーにも応用できます。
読み進めてもらう
開封されたとしても実際に読んでもらわなければ意味がありませんよね。
というわけで、次は「相手に読み進めてもらう工夫」が必要になってきます。
そこで重要になるのが、コピーライティングの基礎である
not read(読まれない)
not believe(信じてもらえない)
not act(行動してもらえない)
上記の「3つのNOT」と呼ばれる考え方です。
送信したから必ず読まれる、と思うのではなく「基本的にはスルーされるからこそ対策が必要だ」と考えるようにしましょう。
3つのNOTの対策方法については次のページで詳しく解説しています。
また、とりあえず「テンプレートが知りたい」という方は次のページをご覧ください。
このテンプレートに沿って文章を書くだけでも、誰でも簡単に読まれる文章が作れるようになります。
そもそもコピーライティングって何?という場合は、スタートアップ系の記事もご用意してあるので、そちらをご覧ください。
商品(サービス)を販売する
4つ目は「セールスコピー」です。
イメージライティングなどの「読んでもらう」のが目的のものとは違って、売り込むことを目的とした手法ですね。
先ほどご紹介したテンプレートを使うだけでもセールスライティングが書けるようになるのですが、
具体的に「どんなものか」知りたい方は次のページをご覧ください。
メルマガで売り込む際の注意点としては、
- 何度も連続して売り込みすぎない
- 売り込む場合は友達に商品を紹介するイメージ
これらを意識して文章を作るようにしましょう。
よくありがちな失敗としては、手に入れたリストを教育する前にセールスをしてしまうパターンです。
いきなり売り込まれてもお客さんにとっては良い迷惑ですよね。
なので、必ずメルマガの基本の「リスト集め→教育→販売」の手順を踏むようにしましょう。
前置きが長くなってしまいましたが、これらの4つのステップの効果を引き上げるためにコピーライティングが存在していると言えます。
コピーライティングとメルマガのテンプレートを両方使用する
メルマガの目的を確認したところで、次は実際に送るべき内容について確認していきましょう。
ここでは、分かりやすくする為にメルマガを2種類に分解して考えることにします。
- メールアドレスを登録してくれた人に対して自動で複数回のメールを送信してくれるステップメール
- 自分がリストに対して送りたい時に送るメルマガ(更新報告や新商品の紹介など)
この2つに分けて考えることで理解しやすくなります。
ステップメールの内容について
ステップメールとはメルマガに登録してくれたアドレスに対して、自動的に複数回に分けてメールを送信してくれるサービスのことです。
これを上手に設定することで「教育→販売」が自動で行われます。24時間働いてくれる営業マンの完成というわけです。
「複数回分の内容を考えなきゃいけないのかあ…」
と、躊躇してしまうかもしれません。
しかし、これも先人たちの作ったテンプレートを使用することで、簡単にメルマガの内容を考えることができます。
まず、QUESTの法則やPASONAの法則といった有名なテンプレートを用意します。
テンプレの存在自体が分からない場合は下記のページでご紹介していますので、あわせてご確認ください。
次に「法則」を組み立てている要素をバラバラにしましょう。
PASONAの場合はこんな感じになります。
ターゲットの問題点を明確にする
問題点を炙り出す(最近は共感の方にシフトしているので様子を見ながら)
問題の解決策を紹介する
購買意欲を高める(商品紹介やリスク排除など)
行動を促す(セールス)
ここまで来たら勘のいい方は気づいたかもしれませんね(笑)
あとは、分解した要素に特化した文章を用意するだけです。
これらの要素に「オープニングのツカミ」や「題名(キャッチコピー)」などをくっつければ、あっと言う間にステップメールの内容が完成します。
また、ステップメールの数が足りないな…と思う場合は、一番最初に「自己紹介」を追加してみるのも良いでしょう。
※メルマガ登録をしてくれた方に、初回は無料特典をプレゼントするパターンもあります。
※それぞれの項目で何を書けばいいのか分からない!という方は、先ほどのPASONAの法則を解説しているページを参考にしてみてください。
PASONAの法則やQUESTの法則に比べて権威性は落ちますが、世間でよく使われているテンプレもザックリご紹介します。
プレゼント→特典の補足説明→問題提起→プレゼントの感想のアンケート→セールスの予告や告知→商品の紹介(名前は出さない)→苦労話、開発者の声→お客様の声→発売期間や時間の予告→限定性や特典の紹介→手に入れた人の感想→Q&A(質問に答える)→お礼のメッセージ→今後不定期にメール送信することを伝える
もはやテンプレなので「ああ、これか!!」と思った人も多いはずです(笑)
でも、残り続けているということは効果があるということでもあるので、まずはコチラを試してみるのも良いでしょう。
慣れてきたら「自分が考えたオリジナルの構成」で勝負してみるのもアリかもしれません。
ただ、最初のうちは先人たちの汗と涙と努力で作り上げられた財産を使わせてもらった方が圧倒的に効率が良いです。
ステップメール以外の場合
メルマガを運用していると、ふと思いついた時にメッセージを送信するタイミングがあるはずです。
- 新商品を紹介したい
- イベントを開催するのでその告知をしたい
- 近況報告をしたい
などなど、理由はさまざまです。
そんな場合は次の4つのパターンを意識するようにしましょう。
殆どのメルマガは「この4つのパターンのうちのどれか」で成り立っているといっても大袈裟ではありません。
ここでは「アフィリエイター初心者にオススメの書籍」である
アフィリエイト 報酬アップの絶対法則61(河井大志)
を参考しています。
最新情報、または更新報告など
メルマガの読者の中には
- 新しい情報が知りたい
- 更新報告が知りたい
といった人達がいます。
ビジネスだと若干分かりにくいので、動画を配信している人気ユーチューバーに例えてみましょう。
誰でもファンになった人の最新情報は気になるものです。
そういった方に向けて、新しい情報の提供を伝えて「情報にたどり着くまでの道をショートカットを用意してあげるイメージ」です。
人は「便利なもの」に惹かれやすいので、お得な情報をいち早く知らせてくれるメルマガに惹かれるんですね。
少しずつ勉強したい
- 特定の情報を少しずつ勉強したい
- 一度に勉強するのは疲れる
こういった層も存在します。
そういった方に向けて「21日間で〇が□%アップする▲塾【無料】」といった告知をすることで需要を満たすことができます。
また、
「メルマガ用の文章を1から考えるのがダルそうだなぁ」
と思うかもしれません。
しかし、0から考える必要は無くて
「サイト内にある情報を分かりやすくメルマガでまとめてあげる」
だけでも、このパターンは成立します。
読者にとって
「サイトの中にある記事を自力で探す」よりも、順序ごとにまとめてくれた方が楽なんですよね。
もちろん、メルマガにしかない極秘の情報などがあれば素晴らしいことです。
しかし、既にブログ内にある情報をまとめるだけでも十分なので、まずはそこから始めてみるようにしましょう。
身の回りで起こったことやプライベートなことが知りたい
読者の中には「仕事の話だけではなく、あなたの存在自体に興味がある」といった方もいることでしょう。
そういった方々に向けて、
- 最近の出来事(家庭や子供の話題など)
- 身の回りで起こった面白いこと
- プライベートで感じたこと
- 哲学的な思想
などを発信します。
自分と似ている人に好感を持つという心理があります。
このような情報を発信するたびに、自分に近い人に向けてアピールすることができます。
また、だけではなく、ちょっとした弱みを見せたほうが効果は高まることでしょう。
心理学では自己開示と呼ばれるテクニックですね。
売り込むというよりも、どちらかといえばファンとの絆を強めるためのメルマガと言えます。
お客さんの為になるような商品の紹介(他社でもOK)
最後は売り込み(セールス)です。
お客さんの為になる商品やサービスを紹介するような情報を発信します。
また、お客さんの生活が豊かになるなら、他社の商品でも構いません。
マーケティングのノウハウにも「他社を紹介して信頼を勝ち取る」というテクニックがあるように、他社を紹介することで「誠実な人」といった印象も与えることができます。
ただ、注意点が3ほどあって、
- 粗悪な商品やサービスは絶対に紹介しない
- 連続で売り込みしない
- 「親近感重視」のメルマガと「売り込み」は一緒にしてはいけない
といった感じです。
粗悪な商品を紹介してしまうと自分の評価が下がるだけですし、連続で売り込みばかりしているとお客さんが離れてしまいます。
更に親近感を感じたい、と思っていたお客さんに売り込んでしまうと「コントラスト効果」が発動してしまいイメージが最悪になります。
※普段、のび太をイジメているジャイアンが、映画になった途端に良いやつになり、余計にかっこよく見える心理効果ですね。
それくらいギャップの力は恐ろしいので、できるだけテーマは一貫させるようにしましょう。
「今回は親近感を与えるぞ!」
「今回は売り込むぞ!!」
といったように、メルマガを作成する前に「必ず方向性を決めてから」にした方が不満に思われることも少なくなるはずです。
また商品を選ぶのはお客さんなので「オススメ」や「お得」といった言葉は使いすぎない方が良いです。
以上、この4つのメルマガの内容を上手にローテンションさせながら運用していきましょう。
メルマガの4分の3はコピーライティングだった
今回の内容はこれで終わりです。
ご覧のようにメルマガを攻略するにはコピーライティングの知識が必須となります。
更に「集客」も視野に入れるならSEO最適化にも手をつけなければなりません。
確かに覚えることが多くて大変かもしれませんが、全てを攻略することができれば収益を自動化することも可能です。
- 不労所得が欲しいライターさん
- 現状「記事作成代行」「ランディングページ作成代行」といった労働収入がメインのライターさん
- 今よりももっと収益を伸ばしたい方
これらに当てはまる方は是非メルマガに挑戦してみてください。
最近はSNS攻略の方が注目され始めていますが、メルマガもlineなどに形を変えて生き残っています。
なので、今回得た知識は「またどこかで使いまわすことができる」かもしれないので無駄にはなりません!
というわけで、興味を持った方は是非メルマガを検討してみてはいかがでしょうか。
まずはブログ記事を追加してサイトの集客数を増やすところから始めてみましょう!