どうもこんにちは、

ロボパンビジネス情報部の須田です。

 

今回は、

「ビジネスにおけるコピーライティングの重要性・必要性とは?」

というテーマでお話をさせていただきたいと思います。

 

独立起業などを志す方なら、起業に関する知識を仕入れる段階で

コピーライティングという言葉を耳にしたことも1回や2回ではないと思います。

 

しかし

 

あかパンジー 立ち怒り

コピーライティングなんて

たかだか文章を書くというだけの能力だろ?

改めて学ぶようなものなのか?

きパンジー 困り

そもそも広告を作るのなんて外注すればいいじゃん?

 

と感じる方も多いのではないかと思います。

 

確かに文章を書くというのは誰でも少なからず経験することなので、

「文章を書く能力」と言われてもなんだか専門性が低く、

割と誰でも出来そうなことのように思えてくるので、

改めて学ぶようなスキルなのか?と疑問に感じる方も多いでしょう。

 

また、広告の制作を

外注さんに任せてしまえばいいというのも

確かに1つの結論です。

 

しかし、結論を言うと、

それでもコピーライティングの技術は

ビジネスをおこなっていくなら身に付けておいた方が良い!

…と僕は思います。

 

ということで、今回は

 

  • ビジネスにおけるコピーライティングの重要性
  • コピーライティングを身につけることのメリット

 

などについて解説していきたいと思います。

 

「コピーライティングのスキルって本当に必要なの?」

と懐疑的に考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

 

ビジネスにおけるコピーライティングの必要性とは?

 

ビジネスにコピーライティングは必要?

 

それでは、早速ビジネスにおいて

コピーライティングはどれくらい重要なのか?

というのを解説していきたいと思います。

 

そもそもビジネスは広告と切っても切り離せない

 

まず、基本的な前提ですが、

自社の商品やサービスを売って利益を上げるためには

大抵何らかの広告媒体を使って

自社商品を宣伝する必要があります。

 

どんな人もそうですが、

そもそも見たことも聞いたこともない商品というのは

購入することが出来ません。

(当たり前ですよね。)

 

そのため、商品を売るためにはまず広告を使って

商品を世間に周知する必要があります。

 

そのため、ビジネスと広告というのは

まず切っても切れない関係にあると言えます。

 

そして、その広告を作る技術がコピーライティングですので、

結果的にビジネスにおいて、コピーライティングというのは重要な要素ということになります。

 

コピーライティングの技術は通常の文章作成とは全く違う!

 

広告の文章を作成する技術であるコピーライティングですが、

「文章を書く」というのは誰でも学校などで

少なからず体験してくることです。

 

そのため、「文章を書く技術」と言われても

イマイチピンと来ない…有り体に言えば

「改めて学ばなくてはいけない技術なのか?」

と懐疑的に感じる方も少なくないのではないかと思います。

 

しかし、学校の授業などで書く作文と

広告文章の作りというのはハッキリ言って全くの別物です。

 

例えば、作文というのはそもそも学校の先生だったり

何かしらのコンテストなどに提出するために書くことが多いでしょう。

 

学校の先生は生徒の成績をつけるための基準の1つとして、

コンクールの審査員はどの作文を受賞させるのかを決めるために、

それぞれその作文を「読まなくてはいけません」

 

つまり、僕たちが学校などで書いてきた文章は

「誰かに読んでもらえるのが前提の文章」ということになります。

 

対して広告はと言うと、必ずしも誰かに読んでもらえるとは限りません。

 

あなたも経験があると思いますが、

興味のないチラシなどは読まずにゴミ箱に突っ込まれることもあります。

 

ネットサーフィン中に表示される広告は

「邪魔だな」と思われ、すぐさま消されてしまうこともしょっちゅうです。

 

広告は作文と違って、必ずしも誰かに読んでもらえるわけではない、

むしろ「読んでもらえない」という前提の元、

それでもなんとか読んでもらえるように書くものです

コピーライティングを行う上での前提条件はこちら!

コピーライティングの基礎的な考え方「3つのnot」とその解決法とは?
コピーライティングを行う上での基本となる考え方についてご紹介しています。

 

そのため、心理学や脳科学、過去の広告事例など、

科学的根拠やデータを元に文章を作成しなくてはならなりません。

 

作文など、通常の文章を書くことと、

広告の文章を書くコピーライティングは別物!

ということを覚えておきましょう!

 

コピーライティングの違いによって売上は何倍も変わる

 

ビジネスにおけるコピーライティングの重要性は、

ただ単純に「広告を作るために必要だから」というだけには留まりません。

 

コピーライティングの出来によって、

商品の売上は時に数倍・十数倍も変わってきます。

つまり「コピーライティングは利益に直結するスキルの1つ」なのです。

 

例えば、ある健康食品に関するセールスレターでは、

文頭に「お願いがあります」というフレーズを付け加えただけで

なんと反応率が約2倍に増えたという事例もあります。

 

また、ある広告では読み手に対して訴求するポイントが少し違っただけで、

同じ商品の広告なのになんと19,5倍も売上に差がついた…という事例もあります。

 

しっかりとコピーライティングのノウハウを活かした広告を作ることで、

商品の売上というのは何倍にも膨れ上がります。

 

逆に、広告文を適当に書いてしまうと、

売上は何分の一にも小さくなってしまうでしょう。

(最悪、全く売れないということもありえます。)

 

ビジネスというのは利益を上げるために行うもの。

そして、その利益を大きく左右するコピーライティングは、

まさにビジネスにおいて必要不可欠な要素と言えます。

 

差別化が難しい業界では、コピーライティングで差がつくことも

 

コピーライティングは、

商品やサービスの差別化が難しい業界

売上を高める上でも役に立ちます。

 

むしろ、差別化が難しい業界でこそ

コピーライティングが物を言うと言っても過言ではありません。

 

例えば、差別化が難しい商品として、

「ダイレクト型自動車保険」が挙げられます。

保険の内容というのは企業毎に大きく違うということはあまりありませんよね。

 

このダイレクト型自動車保険の売上について、

大手であるソニー損保とアメリカンホームダイレクトを例に売上と業界順位を比較してみると、

ソニー損保は2000年には売上約75億で業界3位でしたが、

2014年のデータでは順調に売上を伸ばし、売上約815億、業界1位になっています。

 

対してアメリカンホームダイレクトは、

2000年は売上約152億1位でしたが、

2014年には売上約128億9位と業績を下げています。

 

ダイレクト型保険というのは代理店の営業力ではなく、

webサイトや広告によって売り込みます。

 

そして、先述の通り各社のサービス内容に大きな差が生じにくい商品なので、

消去法的にコピーライティングの出来によって売上に差がついているというのが分かります。

 

現代では様々な商品・サービスが存在し、

各業界に競合他社が多数ひしめき合っているため、

差別化するのが難しい時代となっています。

 

そんな中で他社に差をつけ、

利益を上げるためにはコピーライティングの技術が必須です。

 

コピーライティングは、ビジネスを行う上で

生命線の1つと言ってもいいでしょう。

 

コピーライティングのスキルは身につける必要あるの?

 

コピーライティングは身につけるべき?

 

コピーライティングの重要性、必要性については解説しましたが、

それでもまだ「でも外注すればいいんじゃないの?」と感じる方も多いと思います。

 

信頼の出来る外注さんに広告の作成を依頼するというのは、

コピーライティングにおける答えの1つと言えます。

 

しかし、それでもなお、自分自身でコピーライティングの知識を

身に付けておくに越したことはないと思います。

 

次は、ビジネスにおいて

コピーライティングを身につけることの

メリットについてご紹介していきたいと思います。

 

自分自身で広告文を作れるので、経費削減になる

 

まず、基本的なことですが、

自分で広告文を書くことが出来るようになるため、

外注さんに依頼するための費用を削減することが出来ます。

 

コピーライティングの外注費用というのは

およそ1文字0,2円~15円ほどが相場となっており、

実績のある方に頼むとなると結構な額になります。

コピーライティングの費用について、詳しくはこちら!

コピーライティング料金の相場は?費用や価格はどれくらい?【表あり解説】
様々なケースでの費用をご紹介しています!

 

そのため、起業したばかりなどで資金に余裕がない時などは

自分で広告文を作成する必要に迫られる場合もあると思います。

 

そうした際にコピーライティングの知識なしに

適当に広告文を書いてしまうと、

先述した通り成果を上げることが出来ず、

労力と時間、経費を無駄にしてしまう可能性があります。

 

しかし、逆にコピーライティングの知識があれば

成果を上げることができ、資金も増え、

ビジネスをより発展させることが出来るかもしれません。

 

ビジネスを始めたばかりの人なら、

コピーライティングのノウハウは学んでおいて損はないでしょう。

 

外注に依頼する際もやり取りがスムーズになる

 

コピーライティングのノウハウを学んでおくと、

いざ外注さんに広告文の作成を依頼する際も、

知識に基づいた具体的な注文をすることが出来ます。

 

そうすると、外注さん自身もあなたの要望通りの広告を作りやすくなるので、

作業自体もスムーズに進みますし、無駄なリテイクなどもせずに済みます。

 

また、完成した広告に何か不備があった場合も、

知識があれば指摘することが出来るため、

リスク回避的な意味でも効果があると言えます。

 

逆にコピーライティングの知識がない状態で外注しようとすると、

知識がないので具体的な注文をすることが出来ず

 

  • 格好良い広告にしてくれ
  • 女性が喜ぶような広告にしてくれ

 

など、抽象的な注文しか出来なくなってしまいます。

 

そして、抽象的な概念というのは人によって解釈が違うので、

例えばあなたが考えている「格好良い」と外注さんが考えている「格好良い」に差があり、

あなた自身が想定していたものとは違ったものが出来上がってしまう可能性もあります。

 

そうなると、余計なリテイクを挟まなければならないので、

完成まで時間がかかるし、費用も余計にかかってしまうでしょう。

 

また、出来上がった広告に何か不備があっても、

知識がなければそれを指摘することが出来ません。

 

それどころか、外注さんが必要だと判断して入れた要素に対し、

感覚だけで「気に入らないから」と文句を言ってしまうかもしれません。

 

コピーライティングの知識というのは、

自分で広告文を書く際だけではなく、

外注する際にも役に立つのでぜひ身に付けておいてほしいと思います。

 

コピーライティングのスキルは他の分野でも応用可能

 

コピーライティングのテクニックというのは、

過去の広告事例による検証データや、

心理学・脳科学などの知識を応用したものがほとんどです。

 

そして、その心理学や脳科学の知識というのは、

コピーライティングだけではなく

ビジネスの様々な面で応用することが出来ます。

 

例えば、コピーライティングでは文章の書き出しを

「読み手の悩んでいること+あなたはこんなお悩みをお持ちではありませんか?」

という問いかけのような形するパターンがあります。

 

これは何故かと言うと、

人間には一度自分の意見や立場を決めてしまったら、

その立場や意見に一貫的な態度を取ってしまいやすいという

「コミットメントと一貫性の原理」という心理があり、それを働かせるためです。

コミットメントと一貫性の原理の詳細はこちら!

売上アップの秘訣!コミットメントと一貫性の原理とは?
※コミットメントと一貫性の原理をビジネスに応用した事例をご紹介しています!

 

最初に「こんなことで悩んでいますよね?」と問いかけ、

それに対して読み手が心の中で「YES」と感じてしまうと、

その後に続く広告の内容全般に対しても肯定的な感情を持ってしまいやすい…ということですね。

 

そして、このコミットメントと一貫性の原理というのは、

何もコピーライティングにしか応用出来ないわけではありません。

 

例えば、営業職の方なら知っている方も多いと思いますが、

営業テクニックには「フットインザドア」というものがあります。

 

これは、

「最初に小さなお願いをして、その後少しずつ大きなお願いをしていく」

というものです。

 

簡単な例を挙げるなら

 

  • 最初は「3分だけでもいいのでお話を聞いていただけませんか?」と小さいお願いをする
  • その後、最終的に「商品を買ってはくれませんか?」に持っていく

 

という感じです。

フットインザドアについての詳細はこちら!

【営業テク】小さいお願いから成約に繋げるフットインザドア法とは?
※フットインザドアの使い方についてご紹介しています!

 

まず相手が承諾してくれやすい小さなお願いをして「YES」を引き出すことで、

その後のお願いも承諾してもらいやすくするというフットインザドア…。

使われている心理効果は先程ご紹介したコミットメントと一貫性の原理と全く同じです。

 

これはコピーライティングとビジネスの他の分野で

同じ心理効果を活用している事例のほんの一部で、

これ以外にも共通して使える心理効果・脳科学の研究結果はたくさんあります。

 

コピーライティングを身につけるということは、

その過程で心理学や脳科学の知識も同時に身につけるということ。

そして、それらの知識はビジネスの様々な分野で応用可能です。

 

したがって、コピーライティングを学ぶことは

間接的に様々なビジネススキルを強化することに繋がります。

学んでおいて損することはないでしょう。

コピーライティングを学ぶのにおすすめの本はこちら!

【勉強に最適!】コピーライティング初心者におすすめの本7選
初心者でも分かりやすい!コピーライティングのおすすめ本を紹介しています!

 

ただし、最終的には自分で使う機会は減る可能性がある

 

コピーライティングを学ぶことのメリットについてご紹介しましたが、

同時にデメリットについてもお伝えしておこうと思います。

 

というのも、コピーライティングのテクニックというのは

「ビジネスが順調に進めば、自ら使う機会は減る」ということです。

 

ビジネスが順調に回り出して、

商品も売れ、利益も増え、会社も大きくなってきた…となると、

自分で広告文を作成するよりも大事な業務も増えてきます。

 

そのため、広告の作成は自社社員の誰か、

あるいは外注さんに任せることになるでしょう。

 

コピーライティングはビジネスの重要なスキルではありますが、

自分で使う機会が少なくなる可能性があるということは覚えておきましょう。

 

コピーライティングが出来ればビジネスは上手くいくのか?

 

コピーライティングが出来れば万事上手くいくの?

 

最後に、

「じゃあコピーライティングが出来ればビジネスは上手くいくのか?」

という点についてお話していきたいと思います。

 

結論からいうと、

コピーライティングがいくら上手くても、

それだけでビジネスが上手くいくというわけではありません。

 

「商品が良くても広告が悪いと売れない」と先にお伝えしましたが、

逆に広告が良くても商品がダメなら

売れないor売れてもクレームや返品が相次ぐことになるでしょう。

 

コピーライティングというのは、

あくまでマーケティングの1つであり、

これだけで全てが上手くいくというものではありません。

コピーライティングとマーケティングの関係性はこちら!

マーケティングの中でコピーライティングのちからを120%発揮する3つの考え方
※マーケティングの中でのコピーライティングの活用例をご紹介しています!

 

コピーライティングを習得する際は、

この点は覚えておきましょう。

 

ビジネスとコピーライティングの関係性まとめ

 

ビジネスにおけるコピーライティングの必要性まとめ

 

今回の内容まとめ

1:ビジネスと広告は切っても切れない関係にある!

 

2:コピーライティングによって、売上が何倍にも上昇する!

 

3:商品の差別化が難しい業界でも、コピーライティングによって売上を高めることが出来る!

 

4:コピーライティングを身に付けておくと

  • 自分で広告文を作り、経費を抑えることが出来る
  • 広告を外注する際もスムーズにやり取りが進む
  • ビジネスの他の分野にノウハウを応用出来る

などのメリットがある!

 

5:コピーライティングのスキルはビジネスが順調に進むと自分で使う機会は減る

 

6:コピーライティングはあくまでビジネススキルの1つ。

これだけで全てが上手くいくという万能なものではない!

 

今回はビジネスにおけるコピーライティングの

重要性や必要性についてご紹介させていただきました。

 

コピーライティングはビジネスが順調に進めば

いずれは外注さんに任せることになる可能性もあり、

それ単体でビジネスを成功させることが出来るというものではありません。

 

しかし、コピーライティングはその出来によっては

売上を何倍にも高めることの出来る上に、

営業などの他の分野にも応用することが出来るので、

ビジネスを行う上で切り離すことの出来ないスキルでと言えます。

 

これからビジネスを始めていくという方なら、

習得しておいて損をするということはないでしょう。

あなたもぜひ、コピーライティングのスキルを身に付けてみましょう!

 

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