
コピーライティングを勉強してサイトを作成してみたけど、全くアクセス数が伸びない!とにかく更新すれば大丈夫って聞いたから頑張ったのにー!
という悩みを抱えていませんか?
コピーライティングと言えば、これから先の時代で稼ごうと思ったら「必須スキル」です。覚えておかなければ「淘汰される側」になること間違いなしですね。
しかし、WEBマーケティングでガッツリ稼ごうと思ったら、コピーライティングだけではなくSEOの知識も必要になってきます。
理由は簡単で
- コピーライティングの仕事を受注する際に集客を自動化できるから
- 自社サイトがあれば直接クライアントと繋がれるので中間マージンを取られずに済む
- その他、アフィリエイトに文章力を活かすことができる
などなど、コピーライティングとSEOは組み合わせることが出来れば相性が抜群なんですよね。
効率よく現在の収入を2,3倍にしようと思ったら、コピーライティングだけではなくSEOの知識も覚えておくようにしましょう。
というわけで今回はSEOとコピーライティングの違いについてご紹介したいと思います。
この2つの違いを理解することで、記事を書き続けても全く検索エンジンに表示されないという未来を回避することができます。
ちなみに、今回の記事を書い理由は、僕自身が「過去にSEO対策せずに400記事ほど記事を更新して見事に失敗した経験」があるからです(笑) もうね…自分で言うのもなんですが狂気の沙汰じゃないですよね…。400記事ってマジで辛いですよ(修行レベル)。 でも、実際に失敗したからこそ見えてきたものがあるので、今回は「二度と同じ失敗を繰り返す人を出さないぞ」という精神の元、人柱になるべくシェアします。
コピーライティングとSEOの違いについて
コピーライティングとSEO最適化の違いについて解説していきます。
ただし、全てを紹介してしまうと膨大な量になり、混乱を招いてしまう可能性があるため、
「最低限、これさえ覚えておけば大丈夫」
といった、要点だけ抽出してお話したいと思います。
コピーライティングは「次の文章を読ませる技術」
コピーライティングは「次の文章を読ませる技術」のことを表しています。
※詳しくはこちらのページで解説しています。ここでは、全体の概要について解説していきたいと思います。
これは、アメリカの有名なコピーライターの「ジョセフ・シュガーマン」さんが提唱した言葉なのですが、
「1行目の文章の目的は2行目の文章を読ませること。2行目の文章の目的は3行目の文章を読ませること(以下続く)」
抽象的になりますが、これがコピーライティングの本質になります。ジョセフ・シュガーマンさん本人は「滑り台効果」と呼んでたりするノウハウですね。
1つ簡単な例を出します。
金持ちコピーライターと貧乏コピーライターの違いは脳の〇の構造にあった!?【あなたは大丈夫?】
ちょっと強引な気がしますが、このような文章があった場合、コピーライターの人は「とりあえず見てみようかな」と思うはずです。
これは、わざと「一部を隠す」ことによって、相手の興味を煽るという手法です。ツィガルニク効果などと呼ばれています。
その他にも…
自宅購入の際のよくある失敗パターン8選【知らなきゃ多額の損失の可能性も?】
これも若干強引ですが、ダニエル・カールマンとエイモス・トヴェルスキーによって確立された、プロスペクト理論を応用しています。
プロスペクト理論とは「人間は何かメリットを得ることよりも、何かを失うデメリットの方に敏感に反応する」という心理のことです。
こんな感じのテクニックがコピーライティングの世界にはたくさんあるんですね。僕が紹介したのは「ほんの氷山の一角」にすぎません。
このように、人間の心理を利用して「読者に次の文章を読ませたい」と最後まで思わせ続けるのがコピーライティングの本質(滑り台効果)になります。
※ちなみに、相手に商品を売り込む技術のことを「セールスコピー」と呼んだりもします。
「1行目は2行目を読ませるために」と言われると抽象的で理解しにくいですが、1つ1つ分解していくと、様々なノウハウが集約された「本質的な言葉」だということが分かります。
※ちなみに「難しいことは分からないけど、とりあえずセールスコピーが作りたい!」という方向けに、次のページでテンプレートをご紹介しています。
SEO最適化は検索エンジンやユーザーに優しい文章
SEO最適化を一言で表すなら
「GoogleやYahoo!(や検索ユーザー)などの検索エンジンから『良いサイト(記事)と評価してもらうための仕掛け』」
のことです。
仕掛けの量はとても膨大で、次のサイトで全てを確認することができます。(Googleの公式サイトなので間違いありません)
https://support.google.com/webmasters/answer/7451184?hl=ja
https://support.google.com/webmasters/answer/35769?hl=ja
ざっくり解説すると、
「いかにユーザーにストレスが無く、必要な情報が分かりやすくまとまっているか。また、サイト内で必要な情報にたどり着きやすいのか」
といった感じですね。
感情的というよりも機械的に判断されます。例えば「キーワードはどれくらい含まれているか」「サイトの見出しにはキーワードが入っているか」などなど。
SEO最適化が見事に機能すれば、
検索エンジンで特定のキーワードで検索した際に上位表示される
ことが可能になります。
ただし、評価の基準が、
「いかに詩的で美しい文章で書かれているか」ではなく、(はやい、やすい、うまい! など)
「検索キーワードに対する答えがどれくらい分かりやすく説明されているか」(逆にいかに余計なことが書かれていないか)
という点にも注意が必要です。
例えば、コピーライティングでは相手の購買欲求を高めるために、
「答えを先延ばしにして、商品の付加価値を高めつつ、最後に値段を発表」
といった文章構成で作るときがありますが、
※もちろん、結論から伝える手法もあります
SEO最適化の場合は、とにかく一番最初に答えを持ってくる文章の方が好かれやすいです。
なぜなら、最近ユーザーは「自分に必要な情報が無い」と判断した場合、すぐにサイトを離脱して他へ行ってしまう傾向があるからです。(約2秒で離脱するという統計があります)
その為、記事の最後に答えが書いてあるよりも「一番最初に結論が書かれている」方が、検索エンジンを使用するユーザーにとって優しい文章になります。
※ちなみに、一番最初に結論を持ってくる文章構成のことを「PREP法」と呼びます。SEO最適化と相性がいいので、ぜひ覚えておくようにしましょう。
※お客さんが2秒以内に必要な情報を見つけられなければ離脱してしまう根拠については、F字レイアウトについて解説したページをご覧ください。
その他にも、コピーライティングには言葉の一部を隠す手法があったりしますが、圧倒的にSEO最適化との相性が悪いです。
- 〇〇を毎日続けることで代謝がアップ!?(コピーライティング風)
- 筋トレを続けることで代謝がアップ!?(SEO最適化)
確かに人の気持ちを動かしたり、行動してもらえる文章は前者かもしれません。
しかし、SEO最適化の場合は「検索キーワード(ここでは筋トレ)が、どれくらい含まれているのか」というところも評価基準になる為、前者のような文章を多用してしまうと、
Googleから「筋トレ」のサイトだと認識されない可能性があるんです。
※ちなみにSEO対策するキーワードの5%前後が本文に含まれていれば良しとされています。こちらのサイトでキーワードの出現率をチェックすることができます。
SEO最適化の条件の中に「SEOキーワードを記事タイトルに含める」というものがありますが、〇〇という伏字を使ってしまうと検索エンジンに見つけてもらうことすら困難になりますよね。
更にコピーライティングでは、
- 「気になりませんか?」
- 「実はすごい秘密があったんです」
- 「今日はいい天気でしたね。実は先日〇〇があった時に~(いわゆるツカミ)
のように、ぶっちゃけてしまえば「付加価値をつけるために大袈裟な言葉を追加する」ことも珍しくありません。
もう勘のいい方はお分かりかと思いますが「余計なことを書きすぎない」のもSEO最適化のコツなので、コピーライティングの力を最大限に発揮することは難しいのです。
このように様々な角度から分析してみても、SEO最適化とコピーライティングの相性はそんなに良くないことが分かります。
コピーライティングとSEOを上手に混ぜ合わせる方法
次にSEOとコピーライティングを上手に共存させる方法についてご紹介したいと思います。
部分的にコピーライティングを使用する
基本的にはSEO最適化を意識して文章を作り、部分的にコピーライティングのノウハウを適用させる手法です。
例えば、
SEO最適化(Search Engine Optimization)とは自サイトを検索エンジンで上位表示させるための仕組み作りのことを表します。(事実、キーワードに対する答え)
つまりSEO最適化をすることで、最終的には自分は何もせずに「新しいお客さんを獲得」することができます。その結果、収入が増えて時間も浮くので新しいことにチャレンジできますよね(コピーライティング:ベネフィット&抽象的な言葉で都合よく想像してもらう)
こうすることで、検索エンジンに「事実を書いてますよ!」とSEO最適化アピールをしつつ、読み手に対しても「次が気になる」文章を提供することができればOKです。
イメージとしては、
事実→繋ぎ→事実→繋ぎ といったように、事実をベースにして、間にコピーライティングのノウハウを適用させる形になります。
また、セールスコピーでも似たようなことが可能です。例えば次のような広告文があったとします。
1・無料で診断!あなたの車の価格を調査!
2・あなたの車の価格を無料で調査します!
この場合、「無料という文字が左詰めになっている「1」の広告の方が反応率が高いという統計もあるんですね。(メリットはできるだけ左側に持って行った方が人の心をキャッチしやすい)
このように、
「たった1行」
でも、相手を行動させるノウハウがコピーライティングの世界には溢れています。
なので、これらを研究して「1行で相手を動かす言葉」が分かれば、
その言葉をSEO最適化された文章の中に適度に含めることで、
見事に検索エンジンの評価を落とさずに共存させることが可能になります。
※余計な言葉を書かない、というSEOのルールに触れにくくなりますよね。
ランディングページでコピーライティングの力を100%発揮する
WEBマーケティングの世界には「ランディングページ」と呼ばれるものがあります。
SEO最適化されたブログ記事やWEBサイトのコンテンツと違って、
「相手に行動してもらう」
為だけに作られたページのことを表しています。
※ちなみにランディングページの反応率を追及する行為をLPO最適化と呼びます。
まさにコピーライティングの力をフルに活用できる場なんですね。
例えば、うちのサイトだとこんな感じです。
「SEO最適化されてないのにどうやってアクセス数を稼ぐの!?」
と思うかもしれません。
手段は大きく分けて3つほどあります。
1・ブログ記事から誘導する
先ほど僕がランディングページへのリンクを貼ったように、ブログ記事から売り込みページにリンクを貼ります。こうすることで、売り込みページ自体にSEO最適化が施されていなくてもアクセス数を集めることができます。
2・リスティング広告を使用する
検索エンジンの検索結果に「広告」と表示されているものがありますよね。あれは、企業がお金を払って検索結果の上位に表示させています。
このような広告をリスティング広告と呼びます。
つまり、お金を払うことで「検索エンジンに引っかかる力の無いページ(SEO最適化されていないページ)でも、検索結果の上位に表示することが可能です。
3・SNSやメルマガなどから誘導する
SNSやメルマガなどからランディングページにアクセスしてもらい、そこから購入してもらう方法です。ネットビジネスではよくある動きですね。
このように
「コピーライティングの力を100%発揮」
する仕組み作りも可能なので、最初に紹介した「部分的にコピーライティングを適用させる」手法と一緒に併用してみてください。
正にコピーライターの腕の見せ所がランディングページになります。
SEOコピーライティングの簡易チェックリスト
最後にSEO最適化の簡易的なチェックリストをご紹介したいと思います。
コピーライティング専門から、SEOに入っていきたい人の為に要点だけ抽出してみました。
本格的なものに比べて項目は少ないですが、ここだけ抑えておけば十分に上位表示が可能です。
そもそも検索されているキーワードなのか
これは僕が以前「やらかしてしまった」ところですね。
SEO対策をする場合は「検索数が最低でも10以上」あるキーワードについて書いていきましょう。
また、一般的には「検索数1000~3000を狙いましょう」という声もありますが、あまり気にせず10以上なら手を付けるべきです。
※ただし、自分のサイトに関係のあるキーワードのみにしてください。
検索数に関してはキーワードプランナーで確認することができます。
関連キーワードがサイト内にどれくらいあるか
これも結構重要です。ページ単位のSEO対策の知識はそこら中にあるのですが、これについて触れているところは少ない気がします。
例えばサイトAには「コピーライティング」関係の記事が10個あり、
サイトBには「コピーライティング」関係の記事が30個あるとします。
どちらの記事の品質も同じだった場合、後者の方が上位表示される傾向があるんですね。
つまり、バラバラなキーワードを使用するよりも、関連語を1つ1つ潰していった方が最終的には結果に繋がりやすいです。
(例)
車 新車
車 中古
車 修理代金
関連語に関してはこのサイトで確認することができます。
このサイトにSEO対策したいキーワードを入力して、検索結果の中から「全キーワードリスト」をコピーします。
それをキーワードプランナーに貼り付けることで、全ての検索数を把握することが可能です。
※検索のボリュームと予測のデータを確認する→コピーしたものを貼り付け→過去の指標
競合サイトはどれくらいの強さなのか
正直競合をあまり気にし過ぎるのも良くないと思ってます。しかし、明らかに勝てない相手は避けるようにしましょう。
例えば、
- 検索したら既にグーグルさんが答えを表示しちゃってるキーワード「株価 などなど」
- 医療関係のサイトは権威のある人のサイトじゃないと上位表示されなくなった(地名+整体院 程度ならまだいける)
これらのキーワードは、どうあがいても不利です。
その他にも、頑張れば勝てるけど厳しい相手として
- トップドメインが多い場合は競合が強い可能性がある
- 狙ったキーワードが検索結果のタイトルの左側に詰まっている
- リスティング広告が多いキーワードは煮詰まっている可能性あり(上位表示されたら売れるキーワードである可能性も大)
- 専門サイト(例えばサプリメント専門)が多いと敵が強い可能性がある
このような競合も強い傾向にあります。
また、競合を一括で把握したい場合はezorisu-seoというツールがお勧めです。キーワード単位で勝手に分析してくれます。
SEO対策キーワードのニーズは何なのか
キーワードからお客さんの悩みを読み取ろう!と思っても、想像だけだと限界があります。
そこでもっとも簡単なやり方としては、検索エンジンにSEOキーワードを入力してみることです。
試しに コピーライティング と入力してみると
コピーライティング
コピーライティング 本
コピーライティング コツ
コピーライティング 講座
といった言葉がサジェストにでてきます。
このサジェストは実際にユーザーが検索している事実なので、後はこのキーワードから悩みを推測するだけでOKです。
こうすることで「コピーライティング」というぼんやりとしたキーワードから想像するよりも、より具体的にイメージできるようになります。
また、もう1つの手法としては一度キーワードで検索してみて上位1~20ページくらいの傾向を見ることです。
なぜならグーグルが「このページが今回のキーワードと関連性が深い」と判断した結果なので、それを参考にするだけで正解が見えてきます。
読者のペルソナは?
文章を書く前に必ず「読者のイメージ」を固めておきましょう。
ザックリで大丈夫です。
性別
職業と年収
所属団体・趣味
年齢・家族構成
悩み・欲求(憧れ)
伝えたいこと
行動のゴール
僕はこんな感じで設定しています。
理由としては、例えば文章を届ける相手によって表現が変わる場合があるからです。
女子高生にスマホを紹介する場合は「今どきは当たり前ですよね」と話しかけるでしょうし、
相手がご老人の方なら「スマホに挑戦するご高齢の方が増えています」と伝えるでしょう。
つまり、相手のイメージがブレてしまうと文章に一貫性がなくなるので説得力がなくなるんですね。
また、コピーライティングの鉄則として「ターゲットは絞り込め」と言うものがあります。
その考え方に則った動きでもあります。
記事単位でもSEOチェックはされているのか
ここにきてようやく記事単位のSEOになります。
・しっかりと「型」や「テンプレート」を使用して記事を作成したか
・仕掛けるキーワードの比率が全体の5%前後に収まっているか
・「権威性」「専門性」「信頼性」 はあるか
・情報はわかりやすいか。一般的ではない言い回しやたとえ話を使用していないか
・見出しの構造は適切か。順序がおかしくないか
・過去の実績は公開されているか、または客観的なデータが並んでいるか。主観でものを語っていないか
・情報が細かいのか。また、全体的に内容を把握できるのか(最近のSEOは情報が網羅的だと有利な傾向
・リンクは貼られているか
・情報が分かりやすくまとまっているか
・最初に結論を伝えているか
・タイトルにキーワードが入っているか 文字数は32文字以内か
・h2 h3 の見出しにキーワードが入っているか
・序文で読者の心を掴んでいるか
・本文内で関連ワードが網羅されているか 類義語辞典が便利 https://thesaurus.weblio.jp/
・文字数が3000~5000ほどか
・画像で説明したほうが早いものを長々と文字で説明していないか その説明が分かりやすいのは自分だけではないのか
・ディスクリプションは設定したか
・記事中で「自分の経験」が書かれているか。似たような人達に共感されやすくなる。 (記事中には「自分が実際に感じた悩み」を入れると共感されやすい )
・解決策は「目先」と「未来」の両方を提示しているか
・見出しの下に画像が貼り付けてあるのか。また、手順を説明する際には画像を使用しているのか
ちょっと数が多くて疲れちゃいそうですね。
もし「多すぎるな」と思った場合は、赤字のところだけでも満たすようにしてください。
長くなってしまいましたが、今回はこの辺で終わりたいと思います。
最後にコピーライティングの基礎が書かれたページへのリンクを貼っておきますね。