あかパンジー キレる

いいか!? 絶対に押すなよ! いいな!?

 

ロボリンちゃん

ドン(押す音)

 

あかパンジー(驚き)

あれ~!

 

ロボリンちゃん

「〇〇したらいけない」と言われたら、ついついやってしまいたくなるものね。

ちなみに、このような心理になってしまうことを「カリギュラ効果」と呼んだりするわ。

 

あかパンジー(驚き)

説明するために突き落としたのかよ!!

 

 

 

最近ネットサーフィンをしていると、

 

「気の弱い方は見ないでください」

 

「数に限りがあるので、本気でない人は買わないでください」

 

「【閲覧注意!】世界の珍獣図鑑」

 

のような宣伝文句を見かけることが多くなりました。

 

 

ネットサーフィンに限らず

・映画の広告文

・高級料理店のお客さんの絞り込み

など、現実世界でも使われている言い回しですよね。

 

 

あのような方々はなぜ、

「商品を売りたい、もしくは見て欲しいのに『ダメ』と言っているのか」

不思議に思ったこともあるかもしれません。

 

そんなわけで、今回は

「なぜ、人間はダメと言われると逆に行動したくなるのか?」

について簡単に見ていきたいと思います。

 

今回の心理を身に着つけておくことで

 

・人間はなぜ「ダメ」と言われたものほど気になってしまうのかが分かる

・ビジネスの広告文の反応率が上がる

 

と言ったメリットがあります。

 

特に、何かビジネスをしている人とっては
利益を増やすためにも是非覚えておきたい知識になります。

 

なぜ「〇〇しないでください」と言っているのか?カリギュラ効果について

ダメと言われると逆に気になる

 

「絶対に見ちゃダメ!」

と言われたものを逆に見たくなる心理を
カリギュラ効果と言います。

 

 

1980年にアメリカとイタリアの合作映画「カリギュラ」を公開した際に、あまりにも過激すぎたので上映禁止になった。しかし、「禁止」になったことが逆に世間の話題を惹いたことから、禁止されると逆に興味が沸いてしまう心理を「カリギュラ効果」と呼ぶようになった。

 

このような事例があり、生まれたのがカリギュラ効果という法則になります。

 

人間は自由を阻害されるのが嫌な生き物?

 

人間は基本的に

「〇〇されるのを邪魔されるのが嫌」

という心理があります。

 

これを、心理的リアクタンスと呼びます。

※心理的リアクタンスについての記事はコチラをご覧ください。

 

例えば、

 

「数量限定!」

「希少価値あり!」

 

と言われると「モノが手に入らないかもしれない」と錯覚して
行動に移ってしまうんですね。

 

つまり

「モノを手に入れることができる自由が阻害される」

ために、リアクタンスが発生してしまいます。

 

他にも、

 

「子供に〇〇をやりなさい、と言ったら意地でもやらなくなってしまった」

「雑誌の袋とじの中身が気になって仕方がない」

「好きな俳優(ネットの有名人など)の有料チャンネルが気になる」

「手に入らない、実らないと思っている恋愛ほど燃える」

 

これらの行動や思い込みも、リアクタンスが働いている可能性があります。

 

 

広告ノウハウでは当たり前の戦術に?

冒頭でも少しだけ触れましたが、
ビジネスの世界では頻繁に使われているノウハウです。

 

基本的には

「〇〇はダメ」

「禁断の〇〇」

のように、説明するだけでもカリギュラ効果が発動しますが、
もっと効果的に使う方法があります。

 

しっかりと条件を説明すること

 

カリギュラ効果は、しっかりと

「禁止が解かれる条件」←かなり重要です。

を設定しなければいけません。

 

ただ単純に

「〇〇は禁止です」

と言ってしまうと、理由が無いので胡散臭く感じてしまいます。

 

なので、しっかりと理由をつけるようにしましょう。

 

例えば、

 

「数量限定! 本当に必要な人に届いてほしいので困っている人だけ応募してください」

「インストラクターが1人1人につきっきりで教えているので、一度にたくさんの人を相手にすることはできません。」

「食べ残しをされると処分費が掛かってしまうので、中途半端な大食い気取りの方はご遠慮ください(これは挑戦的かもしれませんね笑)

 

などなど、

〇〇のため、禁止します

という条件を付けてあげましょう。

 

その気になれば乗り越えられる条件にすること

 

更に、

(気持ち的に)頑張れば、乗り越えられる条件

を指定すると良いです。

 

例えば

 

「〇〇(有名)大学卒業者以外は理解不能の内容になります。それ以外の方は買っても無駄になるのでお断りします。」

 

「熊を素手で倒したいと思っている人だけ応募してください(これは意外に人が来るかも?笑)」

 

このように、

「物理的にも乗り越えるのが難しい条件」

は指定しないほうがいいでしょう。

 

 

なので、分かりやすくストレートに言ってしまうと

 

「思い切ってお金を出せば、素晴らしい未来が得られますよ」

 

といったように、気持ち的に頑張れば(お金を払うだけでも)
なんとかなりそうな条件にしましょう。

 

最後にまとめておきますと、

・禁止の条件を指定する

・乗り越えられる条件にする

この2つを強く意識して広告文を作ることで
簡単にカリギュラ効果を生み出すことができます。

 

いま、広告文に悩んでいたり
店舗の集客に悩んでいる人は是非実践してみましょう。

 

営業に使える心理テクニック