あかパンジー(怒り)

昔はパチンコやスロットで勝ててたのに、

最近はあんまり勝てなくなってきたな~。

やっぱり時代の流れでパチンコ屋も当たりが出ないように

確率を下げてきてるのかなぁ…。

 

ロボリンちゃん

そもそもパチンコなんて

客が負けるように出来てるんだから、

これまで勝っていたことがただの偶然なのよ。

試行回数が増えたことによって勝率が

本来の数値に近づいただけとも言えるわ。

 

あかパンジー(驚き)

何いいいいい!!

そうなのか!!?

 

ロボリンちゃん

世の中には「大数の法則」というのがあるわ。

最初は偶然勝ちが重なったとしても、

何度も何度も繰り返していくうちに本来の確率に近づいていくのよ。

 

「昔はパチンコでけっこう稼げたのに、今は全然勝てなくなったなぁ…」

 

パチンコなどのギャンブルをしている方の中には、

こんなことを感じているという方も少なくないのではないでしょうか?

 

パチンコなどが好きな方の話を聞くと、

今は昔と違って玉が出なくなった…

というような話もよく聞きます。

 

時代の流れに乗って、

パチンコの仕様も昔と変わってきたのかもしれません。

 

しかし、一つだけ変わっていないものがあります。

 

それは

 

「パチンコっていうのはそもそもやればやるだけ負ける物」

 

という仕様です。

 

別にこれはパチンコに限らず、

ギャンブル系の商品や、

その他にも最近主流のソーシャルゲームの

「ガチャ」なども同じようなものです。

 

ギャンブルはやればやるだけ結局負けるのは何故か?

というのを、今回は「大数の法則」という法則を使って

説明していきたいと思います。

 

「最近パチンコで全然勝てないなぁ」と感じている方は、

今回の記事を読んでスパッとやめてしまいましょう!

 

大数の法則とは何か?

 

大数の法則とは?

 

まずは大数の法則とは何か?

というところからご紹介していきたいと思います。

 

過去記事の

「【少数の法則】人間は物事の一部だけを見て勝手な思い込みをする!?」

では、人間は少ない事例や検証データなどをみただけで、

あたかもそれが物事全体に当てはまることのように錯覚してしまう…

という内容をご紹介させていただきました。

 

つまり、例えばコインを10回投げて、

表が2回・裏が8回出たとすると

「このコインは裏が出やすいコインだ!」

…という風に考えてしまいがち、ということです。

(普通に考えれば表・裏が出る確率というのは半々です。)

 

この少数の法則に対して、大数の法則というのは

「結局回数を重ねていくとちゃんとした確率通りの結果に落ち着くよ」

という意味の法則です。

 

例えば先ほどのコインの例では、

10回投げたら8回裏が出た!という風に、

本来は表・裏が出る確率は共に50%なのに

結果に偏りが出たとします。

 

しかし、これを100回、1000回と繰り返していくと、

結果は段々と「表・裏共に出る確率50%」という

本来の確率に沿ったものとなっていく…ということです。

 

試行回数が少ないうちは結果にばらつきが出る場合が多いですが、

結局何回も何回も繰り返していくと本来の確率に落ち着く。

 

逆に言えば、本来の確率というのは何千回・何万回と

試してみないと分からないということでもありますね。

 

「昔はパチンコで稼げてた」は試行回数が少ないから?

 

この大数の法則に則って考えると、

「昔はパチンコで儲けてたのに…」というのは、

単に試行回数がまだ少ないうちに良い結果が

偏っただけという風に考えられます。

 

「昔と今とではパチンコの仕様が変わったから」

という要素も、もちろんあるとは思います。

 

ですが、そもそもパチンコというのは

今も昔も店側が勝ちやすく、

お客さん側が負けやすいように出来ています。

 

例えば7:3でお客さんが

勝ちやすい設定にしてしまった場合

お店はどうなるか?

 

当然、お客さん側に出ていくお金の方が多いのだから、

お店はあっという間にお金を吸い上げられて潰れてしまいます。

 

では5:5のトントンならどうか?

利益が出ない上にお店を維持するのにも別途お金がかかるので、

結局潰れてしまいますよね?

 

そうなると、お客さんがお店に対して勝つ割合が5:5以上

というのは普通に考えて絶対にありえません。

 

つまりパチンコというビジネス自体が

「お客さんが負ける前提」で作られているということです。

 

そのため、昔は運良く良い結果が偏って勝っていたという人も、

何度も何度もパチンコ店に足を運ぶことによって

勝率が本来の確率に合うようになっていきます。

(つまり負けるようになります)

 

「昔は勝ててたのに今は勝てない!」というのは、

こうした大数の法則による確率の収束が起こっているからと

説明することが出来ると言うわけですね。

 

余談:大数の法則を使っている商品にはどんなものがあるか?

 

また、余談にはなりますが、

この大数の法則を使って作られているビジネスと言うのは

何もパチンコなどのギャンブルだけではありません。

 

例えば「保険」というのもこの大数の法則を元に

作られている商品・サービスの一つですね。

 

保険商品というのは、事故の起こる確率や

病気が発症する確率などを調査した上で、

大数の法則に則ってお店側が勝つように作られています。

 

「お店側が勝つように」と言う言い方をすると

何だか保険屋さんが悪者のように見えてしまいますが、

保険というのも商売、つまり利益を出すためにやっているものであり、

「何かあった時でもリカバリーが効く安心感」というのも

保険という商品が提供している価値の一つですので、

そう考えるとちゃんとした真っ当な商売ですよね。

 

パチンコやるなら「稼ごうとするな!」

 

お金を食べる人

 

今回は大数の法則を元にして、

パチンコなどのギャンブルビジネスというのは

結局お客さん側が負けるように出来ているということを

説明させていただきました。

 

パチンコというのが慈善事業ではなく、

利益を出すためのビジネスだという時点で、

お客様側が最終的にお金が稼げる仕様というのは

まずありえません。

 

なので、「お金を増やす」という目的でパチンコに行っている方は、

結局はお金を吸われて終わるのでやめた方がいいでしょう。

 

逆にどうしてもパチンコをやりたいのであれば、

「パチンコで勝つ」という発想は捨てましょう。

その方が心の健康を保つ上で賢い選択と言えます。

 

それでは、今回はこれにて終了です!

最後までお付き合いいただきありがとうございました!