ロボット

人間には

「誰かに貢献したい、為になりたい」

という心理があるため、寄付と言う言葉に反応してしまうことがあります。

 

あかパンジー(得意げ)

「この商品が一本売れるごとに〇〇の子供たちが〇人救われます!」という広告を見るときがあるが、あれもこの心理を狙ったものだぜ!

 

きぱんじーくん

まあ、マーケティング戦略の1つだったとしても、良いことをしているのは事実だから、積極的に応援したくなるよね~。

 

 

「このお水を購入することで、アフリカの子供たちが〇人救われます」

 

このような宣伝文句を見たときはありませんか?

 

飲料水だけに限らず、様々なジャンルで

「〇〇していただけたら、この収益の一部を〇〇に寄付します」

という動きが見られます。

 

あのような広告を目にすると、

 

・なんだ?偽善っぽいことをしやがって。気に入らないな。

・おっ、誰かの為に動いてるなんて良い会社だな。商品を購入しようかな。

 

と、様々な感想を持つ人がいることでしょう。

 

しかし、基本的には売り上げが伸びる可能性が高いです。

 

なぜなら、効果が無いことを、様々な企業が続ける理由は無いからです。

※マーケットをリサーチするときに、タウンページに乗っかり続けている業種が、
どんなに古い業界でも需要があるかもしれないのと一緒ですね。

 

世の中、そんなに悪い人だらけでは無いのかもしれませんね。

 

 

あの戦術は一体、どんな心理を狙ったものなのでしょうか?

 

というわけで、今回は

「商品に寄付をくっつけることで、売り上げが伸びる理由」

について触れてみたいと思います。

 

 

悪用するのはいけませんが、
誰かと誰かがWIN-WINの関係になるなら
積極的に取り入れても問題ない戦術だと個人的には考えています。

 

なぜ、寄付を「サービスの一部」にすることで売り上げがあがるのか?

商品に寄付をくっつけることで売り上げが伸びる理由

この戦術が効果的であることの理由の1つに

人間の「社会的欲求」の存在があげられます。

 

以前、マズローの5段階欲求説でも解説しましたが、
人間には

 

・誰かに貢献したい

・何かをしてあげたい

 

という欲求があるんですね。

※マズローの5段階欲求説についてはコチラの記事をご覧ください。

 

この欲求は、

「心に余裕がある人」

「経済的に余裕がある人」

「周りに仲間がいる人」

ほど、強い欲求と言われています。

※つまり後に身につける後天的なものかもしれません。

 

このような欲求があるため、

「是非寄付をしたい!」という人が一定数の割合でいらっしゃるわけです。

 

ビジネス的にも効率がいい?

 

変な誤解を与えたら申し訳ないのですが、
寄付をしたがる人間とは

「ある程度、お金を持っていて、心にゆとりのある人」

である可能性が高いんですね。

※マズローの5段階欲求説を参考

 

 

極端な話

「お金が無くて偏屈な人間」

に、たくさん支持されるよりも

 

「お金を持っていて貢献心の強い人」

に好かれたほうが、ビジネス的にはありがたいわけです。

※ビジネスでは最初にモデルを作る際に「好かれたい人間」「好かれなくても構わない人間」を設定することが多いです。

 

なので、そういった人間に効率よくアプローチできるため、
寄付をくっつけた広告は効果的と言えます。

 

 

確かに、あのような広告を見て

「偽善者だな」

と思う人もいるかもしれませんが、

 

企業側からすれば、

「ターゲット層に好かれれば、それで構わない」

のです。

 

最初からそのような人達は、切り捨てられている可能性が高いんですね。

 

このような観点から見ても、寄付をくっつけた広告は効果的であると言えます。

 

企業のイメージもあがる?

握手する男性

人間には連合の原理という心理があります。

 

ざっくりと一言で解説するなら、

 

・印象の悪いモノとくっついているモノは、同じく印象が悪くなりやすい

という心理になります。

※詳しくはこちらの記事で解説しています。

 

また、その逆もしかりで

・印象の良いモノにくっついているモノは、同じく印象が良くなりやすい

という特徴もあります。

 

つまり、

商品に「寄付」という印象の良いものをくっつけることで、
商品自体のブランド力も上昇するワケです。

 

このように、自社のブランド力を強化したり、
イメージを綺麗にする手法としても使うことができます。

 

まとめ

 

「偽善者め!」

と言われるのが怖くて、躊躇している人もいるかもしれませんが、
やり方さえ間違えなければ損をする人はいません。

 

むしろ、WINWINの関係を結びやすいので、
余裕のあるビジネスモデルを運営している人は
積極的に取り入れてみてはいかがでしょうか?

 

ちなみに、僕もなんとなくですが
何か収益があった場合は、何かしらの形で還元するように意識はしています。

 

理由は「夢をかなえるゾウ」に書いていたからですね(笑)

 

というわけで、今回はこの辺で終わりたいと思います!

 

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました!