誰かに褒めてもらうというのは、
自信につながるだけではなくやる気も上がり、
場合によっては普段以上の能力を発揮することもあります。
マネジメントやコミュニケーションを取る上で、
褒めるというのはとても大事なことなんです。
今回は相手を褒める時のコツについて
紹介していくよ!どうせなら的確な褒め方をして、
相手に最高に気持ち良くなってもらおう!
以前の記事である
では、どうしても部下を叱らなければならない場合、
部下のやる気を下げずに行動を修正するための叱り方のコツをご紹介しました。
今回は逆に、相手を褒める際の5つコツをご紹介していきたいと思います。
部下や取引相手など、誰かが何か良いことをしてくれた時、
それを褒めることで相手も良い気分になれます。
そして、それがきっかけとなって相手と良好な関係を築くことが出来たり、
相手自身のやる気のアップにもつながります。
また、相手を褒めることによって「ホーソン効果」という
心理効果が働き、人は自分の限界以上の能力を発揮することもあります!
(「相手に限界以上に頑張って欲しい!」と言う方は、是非リンク先の記事をお読み下さい)
「褒める」というのはコミュニケーションを取る上で、
意外と重要な要素なんですよね!
今回は、そんな褒め方のコツをご紹介していきます。
・課長や部長、社長などの人の上に立っている方
・子供がいる方
・塾の講師や学校の先生などをしている方
・これから起業して社長となり、人を雇っていく予定の方
こうした方々には是非とも知っておいて欲しいと思います。
是非最後までお付き合いいただけるよう、よろしくお願いします!
人を褒める時の3つのコツ
「人を褒める時はどんなことに気を付ければいいの?」
と、あなたは気になっていることでしょう!
それでは早速、人を褒める際の注意点をご紹介していきます!
何か良いことをしてもらったら、すぐに褒める!
まず一つ目の褒め方のコツは、
「何か良いことをしてもらったらすぐに相手を褒める」
ということです。
褒めることを先延ばしにして、
結局相手が何か良いことをしたこと自体を
忘れてしまっているようなタイミングで褒めても
「はぁ…?そう言えば俺そんなことしましたっけか…?」
と、良いことをした実感も感じられなくなってしまいます。
また、「機会を見てまとめて褒めよう」という発想もNG。
機会を見て相手がこれまでやってくれたことをまとめて褒めたとしても、
それは結局、回数的には「1回分の褒め言葉」と同じです。
(さらに、前述のとおり相手が忘れてしまっているようなタイミングだと最悪)
人間には、「自分にとって有益な接触を何度も重ねたものを好きになる」という
「ザイオンス効果」という心理効果があります。
(良好な人間関係構築に使えるザイオンス効果について、詳しくはリンク先をお読みください!)
「誰かに褒めてもらえる」というのは好ましい接触です。
そのため、後でまとめて褒めるよりなら、
良いことをしてもらったその都度褒めて、
「相手にとっての好ましい接触」を増やした方が、
あなたへの好感度も上がって良好な人間関係を築くことができるはずです。
相手に何か良いことをしてもらったら、
なるべく早い内に褒めるようにしましょう。
具体的に褒める
次に重要なのが「具体的にどこが良かったのか?」を
明確にして褒めることです。
ただ
・「いや~素晴らしい!」
・「君いいね~!」
・「今のすごかったね!」
と言われても、褒められている側にとっては
「悪い気はしないけど何のこっちゃ???」
となってしまいます。
そもそも「相手を褒める」という行為の目的はどこにあるか?
そう!「相手にその行動を継続して欲しい!」というところですよね。
そのため、具体的な褒め方をしないと、
相手も「何が良かったのか?何を続ければ良いのか?」
というのが分からなくなってしまいます。
相手を褒める時は、具体的に何が良かったのかを
しっかりと明確にしてあげましょう!
人格を褒める
以前の叱り方のコツの記事では、
「相手の行動だけを叱り、理不尽な人格否定をしてはいけない!」
という内容をお伝えしました。
何かミスをした時に、仕事とは関係ない普段の生活態度やら
性格などについてグチグチ言われるとうんざりしますよね。
では褒める時も成功した事実だけを褒めればいいのか?
いえいえ、褒める時は相手の性格なども含めて褒めてあげましょう!
叱る時の人格否定というのは、
相手からしてみれば「自分自身を否定されている」
ということになるので当然いい気はしません。
しかし、褒められる時に相手の人格についても褒めることは、
相手からしてみれば「自分を認めてもらっている」ということになります。
このブログでも度々解説していますが、人間には誰しも
・「誰かに認められたい!」
・「自分は特別な存在だと思われたい!」
という「重用感の欲求」というものがあります。
相手の人格を褒めてあげることは、
まさにこの重用感の欲求を
刺激することにもつながります。
是非相手の人格などにも触れて褒めて、
相手に自信を持たせてあげましょう!
男女で褒め方のコツは違う!?
ここまでで3つの褒め方のコツをご紹介してきました。
ここから先は
「男女それぞれに対する褒め方のコツ」
について解説していきたいと思います。
以前の記事である
でもご紹介しましたが、男性と女性とでは脳の使い方が異なります。
そして、その男女の違いというのは当然、
「どういう褒め方をすればより心に響くか?」
という点にも関係してきます。
というわけで、ここからは男性・女性、
それぞれの脳の特性を踏まえた上での
褒め方のコツをご紹介していきます。
男性を褒める時のコツ
まずは男性を褒める時のコツについてです。
結論から言うと、
「男性を褒める時は能力を評価する!」
というのが効果的です。
まず覚えておいて欲しいのは、
「男性は競い合うのが大好き!」ということ。
(正確には「競い合って勝つこと」だと思いますが)
人間のオスというのは昔はメスに選ばれ、
自分の子孫を残すために、
狩りで手柄を立てて自分の優位性を
アピールしなくてはいけませんでした。
その遥か昔の記憶は今でも我々の本能に根付いているため、
男性は競争などに勝って自分の優位性を示すのが好きなのです。
なので、男性を褒める時は
「いや~今回の取引はお前じゃなきゃ無理だったかもな!さすがだな!」
という風に、相手の能力の高さを素直に評価してあげるのが有効です。
(分かりやすくていいですね!)
女性を褒める時のコツ
次は女性を褒める時のコツについてです。
これも結論から言うと
「女性を褒める時は結果までの過程を含めて褒める!」
ということが有効です。
その理由は、女性によく見られる考え方の傾向の一つ、
「拡大思考」というものが原因です。
拡大思考というのは、現在起こっていることを
今までの過去やこれからの未来などにつなげて考える
という考え方で、女性は特にこの拡大思考の方が多いのです。
女性は何か成果を上げると、
拡大思考でその結果に行きつくまでの
過程も思い出します。
なので、褒める時は
「1年間粘り強く、コツコツやってきた成果が出たな!皆も喜んでたよ!」
という風に、先回りして過去の努力も褒めてあげることで、
「この人はちゃんと頑張っていたのを見ててくれたんだな!」と喜んでもらえます。
また、「このままの姿勢で行けば、これからもきっと成果を出せるよ!」など、
未来に関する褒め言葉も添えてあげるといいかもしれませんね。
まとめ
今回のお話は以上となります。
皆さんいかがでしたか?
一概に「褒める」と言っても様々なコツがあり、
どうせ褒めるなら相手が最高に気持ちよくなるような
褒め方をしてあげたいものですね!
そして、その褒められた経験がその人の自信や
次の仕事へのエネルギーになっていくのではないかと思います。
皆さんももし誰かを褒める機会があれば、
是非試して欲しいと思います。
それでは、最後までお付き合いいただき
ありがとうございました!