ロボット

よく「男は察しが悪い」なんて言われますが、

そこには「男女の脳の使い方の違い」が原因としてあります。

 

ロボリンちゃん

私たちも同じように見えて、

脳の使い方は全然違うのよ。

ロボットだけどね。

 

ロボット

今回は「男が察しが悪い理由」と、

それについての対処法について語っていきたいと思います。

 

・「こんなに彼を愛してるのに、気持ちが伝わらない…」

・「彼がこちらの気持ちを全然察してくれない…」

 

世の中には、こんなお悩みをお持ちの女性の方も

多いのではないでしょうか?

 

好きな気持ちが伝わらなかったり、

悲しい時に慰めてもらえなかったりで、

「男ってどうしてこんな鈍感なの!?」

怒りたい気持ちになることも多いと思います。

 

しかし、この「男は察してくれない」の背景には、

男女での脳の仕組みの違いが原因にあると考えられます。

 

今回は「男は察しが悪い理由」と、

それに対する対処法をテーマに

つらつらと書いていきたいと思います。

 

特に男の察しの悪さに日頃から不満をお持ちの女性の方は、

是非読んでおいていただきたいと思います。

 

男が察しが悪いのは脳の使い方が原因

 

男が察しが悪い理由

 

何故男と言うのは察しが悪い生き物なのか?

 

その原因は、男女での脳の使い方に違いがあるからです。

 

まずは男女それぞれの脳の使い方の特徴を解説していきたいと思います。

 

女性の脳の特徴

 

まずは女性の脳の特徴です。

 

女性の脳の特徴は何と言っても

 

・一度に複数のことをこなせること

・一度に複数のことを考えられること

・コミュニケーション能力が高いこと

・洞察力に優れていること

 

などが挙げられます。

 

何故こうした特徴があるのかと言うと、

女性は左右の脳を頻繁に切り替えて考えることができるからです。

 

脳みそって右と左に分かれていますよね?

あれって実は左右で役割が違っていて、それぞれ

 

右脳

・ひらめきや直感

・物事の全体を見る力

・五感からの情報の処理

・同時に情報を処理する

 

左脳

・話す、書くなど言語を司る

・物事の分析

・論理的な思考

・計算

 

…などの役割があります。

(分かりやすくするために少し省略しましたが)

 

そして、女性はこの左右の脳をつなぐ部分である

脳梁(のうりょう)と呼ばれる部分が男性よりも太く、

そのため左右の脳を頻繁に切り替えながら

コミュニケーションを取ることができます。

 

左右の脳を上手く連携させることができるので、

女性は多くのことを同時にこなしたり、考えたりすることができ、

その結果、相手の細かい変化にも敏感に反応することができるので、

相手の気持ちを察してやることができるんです。

 

男性の脳の特徴

 

次は男性脳の特徴です。

 

男性の脳の主な特徴は

 

・一つのことに集中すること

・地図を読んだり車を運転したりなど、空間の把握力が高い

・咄嗟の判断力に優れている

 

などなど。

 

男性の脳は女性の脳に比べて脳梁も細く、

女性のように左右の脳みそを交互に切り替えながらの

コミュニケーションはできません。

 

その代わり、左右どちらかの脳を集中的に使うような傾向があります。

 

悪く言えば不器用、良く言えば一点特化型の使い方ということですね。

 

しかし、女性のように左右の脳を

交互に使い分けるようなことが出来ないため、

相手の細かい変化に中々気づくことができず、

その結果「察しが悪い」と言われることになります。

 

また、何か話しをする際、男性の脳は

「相手に共感する」ということよりも、

「問題を解決する」という方向に話を考える傾向にあります。

 

(リンク先の記事にて、人間関係や恋愛に役立つ脳科学の知識をご紹介しています!是非読んでみてください!)

 

男女の脳で何故考え方が違うのか?

 

仲が良い男女

 

何故男女でこのように物事の考え方、

言ってしまえば脳の使い方が違うのでしょうか?

 

その原因は、昔からの生活習慣にあると言われています。

 

その昔、女性は主に集落で仲間たちと連携して仕事をしたり、

まだ言葉も分からず、身振り手振りもままならない赤ちゃんの

お世話をすることが仕事でした。

 

そのため、相手の微妙な変化などを見抜き、

共感することで集団の和を保つために、

「相手を察する」という能力が発達したわけです。

 

しかし一方男性は、主に狩りに出て獣と戦うのが仕事でした。

 

戦いというのは危険がつきもので、

自分や仲間がケガをしてしまう場合も多かったでしょう。

 

しかし、そんな誰かがケガをする度に

「うわ!大丈夫!?痛そ~…」と

仲間の下に駆け寄って共感していたら、

その隙に獲物に逃げられたり、逆にやられたりしてしまいます。

 

そのため男性は相手に共感するよりも、

一つの物事に集中して、物事の解決を優先するような

脳みそに進化したということです。

 

察しが悪い男への対処法

 

グッド女性

 

ここまでのお話で、

そもそも男というのは「生まれ持って察しが悪い」

ということがご理解いただけたかと思います。

 

男性に対して「気持ちを察して欲しい!」と言うのは、

洗濯機に対して「この料理をレンジでチンしといて!」と言うのと同じこと!

そもそも向いてないことなのです!

 

まあ、だからと言って男性は女性の気持ちを

察する努力をしなくても良いということにはならないわけですが。

僕を含む世の中の「察しが悪い男子」は大いに反省しつつ、

今後も女心の理解に尽力するべきだと思います。

 

察しが悪い男性に対しての対処法として、

まず一つ考えられることは

「そもそも察してもらうことを期待しない」ということ。

 

期待をするからこそ、

その期待が裏切られた時のショックも大きい物です。

 

そして、男性というのはそもそも気持ちを察するのが苦手なので、

気持ちを察して欲しいと期待していても裏切られて傷つく確率も高いです。

 

そのため、「洗濯機にレンジでチンを求めない」ように、

男性に気持ちを察してもらうということ自体をスッパリと

切り捨てて考えるというのも一つの対処法だと思います。

 

そして、もう一つは直接言葉に表して気持ちを表現することです。

察してもらえないなら言葉に表して分かりやすくしてあげましょう。

 

ただしこの方法を取る場合、あまりにも頻繁に悩みや悲しみなどの

負の感情を伝えすぎると、ザイオンス効果が悪い方向に働き、

「面倒臭い女だな…」と思われてしまう可能性もあるので注意が必要です。

 

※ザイオンス効果とは、単純接触効果とも言われる心理効果で、

接触した回数が多いほど相手に好かれやすいというものですが、

相手にとって不快な接触が続いた場合は逆に働いてしまい、

嫌われてしまう可能性もあります。

 

(ザイオンス効果を正しく活用し、相手に好かれるためにはリンク先の記事をお読みください)

 

…しかし、逆に正直な気持ちを伝えて、

それで嫌われるようならばそもそもその相手とは

その程度の仲だったと判断することもできます。

 

そうした割り切った考えで、

「ダメだったら別の出会いを見つけよう!」

というのも前向きで素敵な考え方だと思います。

 

今回のお話は以上になります。

少しでもあなたの役に立てたなら幸いです。

 

孫子の言葉に

「彼を知り己を知れば百戦して危うからず」

というお言葉があります。

 

相手を知り、自分を知っていれば、

物事は上手く行く…というニュアンスの言葉です

 

男女関係も

 

女性は「男は察しないもの」と知り、

自分の「察してほしい」という態度を変える。

 

男性は「女性は察して欲しいもの」と知り、

自分の洞察力の無さを自覚して、

意識して相手を見る。

 

こうしたお互いの配慮が、

結局のところ上手く行くための

秘訣なのかもしれませんね。

 

それでは今回も、

最後までお付き合いいただきありがとうございました!