リスティング広告で部分一致にしたら、全く関係のないキーワードでアクセスが来てるぞ~!
しっかりと「マッチタイプ」の設定をしなきゃダメよ。せめて部分一致なのか完全一致なのかくらい決めたほうがいいわよ。
ん?マッチタイプってなんだ?
「自分が入札したキーワードに近い言葉が検索されたときに、
どの程度のレベルまで自分の広告を表示させるか」を設定する機能よ。
難しく聞こえるけど、要するに…
「寿司 出前」というキーワードに入札した時に
「寿司 出張」のような微妙に違う単語が検索されても広告を表示させるのか、
「寿司 出前」とピッタリ検索されたときだけ広告を表示させるのかを選ぶ機能のことよ。
なるほどな~!
Googleが提供するサービス「AdWords」を利用して
有料の広告を出してみたのは良いけど、
「水回りのトラブルでキーワードを入札したつもりが、
なぜか『ホースの販売』とか『井戸掘り』とか、
全く関係のないキーワードでアクセス来てるんですけど!」
こんな経験はありませんか?
リスティング広告を利用している人にとっては
もはや「あるあるネタ」の領域になるかもしれません(笑)
そんな僕も、つい最近新しく初めたビジネスでは、
自分が全く狙っていないキーワードでアクセスがきたりしています。
そんなわけで、今回はそのような悩みを持つ方向けに、
「キーワードのマッチタイプの設定方法」
「マッチタイプのそれぞれの特徴」
について解説していきたいと思います。
マッチタイプの特性を理解することで、
無駄なクリックが減ります。
また、自分の予算に合わせた広告管理も可能になるので、
必ず覚えておきたい知識になります。
また、前回ご紹介した
「リスティング広告で除外ワードを設定する方法」にも
そのまま応用することができます。
マッチタイプとは?部分一致や完全一致ってなに?
マッチタイプとは、
「自分が入札したキーワードに近い言葉が検索されたときに、
どの程度のレベルまで自分の広告を表示させるか」
を指定する機能になります。
難しく聞こえますが、要するに…
例えば自分がリスティング広告で
「寿司 出前」
というキーワードを入札したとします。
すると、
部分一致なら
「寿司 注文」
「ちらし寿司 握り方」
「酢飯 販売」
などなど、お客さんが寿司に関係するキーワードを検索した時に
毎回自分のサイトの広告を表示させてしまうことになります。
当然、自分の見込客ではない人がアクセスしてくる可能性があるので
反応率や成約率がガクっと下がります。
逆に完全一致の場合、
「寿司 出前」
「スシ 出前」
「寿司 デマエ」
など、
「自分が仕掛けたキーワードが検索されたときのみ」
自分の広告を表示させることが出来ます。
マッチタイプとは、このように
「仕掛けたキーワードに対して、どの範囲まで自分の広告を表示させるか」を
設定するための機能になります。
マッチタイプの設定方法
では、マッチタイプの設定方法と
その特性について詳しく見ていきましょう。
設定方法についてはシンプルなので、この場で簡単にご紹介します。
キーワードを完全一致にするときはAdWordsの入札画面で、
[寿司 出前]
このように、カッコでキーワードを挟みましょう。
部分一致は、特に何もする必要はありません。
そのまま 寿司 出前 と入力すれば大丈夫です。
では、この先は「部分一致と完全一致」の特性について見ていきましょう。
部分一致
先程も少し触れましたが、部分一致は
・類義語
・関連語
・文字の微妙な違い(イヤリング・イアリング)
このような場合でも自分のサイトが表示されてしまいます。
その為、成約率が低いと言われる
「情報だけを求めている人」も
サイトに呼び込んでしまう可能性があります。
もちろん全く関係の無い人まで広告が届いてしまいます。
その結果、成約率はガクッと下がることでしょう。
余計な広告費も発生してしまいますよね。
部分一致のメリット
しかし、デメリットだけではありません。
部分一致はそのキーワードに関連したワードが全て表示されるので、
新しい需要を発見したり、自分が狙っていなかったキーワードから
集客することが出来るかもしれません。
「寿司 出前」
と、完全一致で入札している場合、
その他のキーワードは全て無かったことになります。
しかし、部分一致で設定しておくことによって、
「寿司 運んでくれる店」
「寿司 出張」
などなど、自分が入札していなかったキーワードで
自分のサイトにアクセスを集めることができます。
予算はかかってしまいますが、
現場のリアルなデータを参考にできるので
あとは改善していくだけで結果がでます。
僕の場合はテストマーケティングの段階では、
下手に「完全一致」を使わずに部分一致で
需要を探したりすることがあります。
その辺は自分の予算に合わせて上手に立ち回りましょう。
完全一致
自分が入札したキーワードが検索された時のみ、
自分の広告を表示させるというものです。
デメリットとしては自分が想定していなかった
お客さんを逃してしまう可能性があります。
※詳しくは少し↑に書いた部分一致をご覧ください。
メリットはもちろん
「余計なアクセスが無いので広告費を節約できる」
ことでしょう。
少ない予算で確実に広告を出稿したいときに、
完全一致を使うのが良いでしょう。
また、完全一致とはいえ
・カタカナやひらがなの違い
・入力間違い
・ローマ字で入力されていた場合
このように微妙に似ている、
もしくはひらがなとカタカナの違いだけの場合でも、
自分の広告が表示される場合があります。
具体的には…
寿司 出前
スシ デマエ
すし 出前
「寿司 出前」で入札していたとしても、
それらが「ひらがな」や「かたかな」になっても
自分の広告が表示されるということです。
つまりマッチタイプはどういう風に使い分ければいいの?
「つまり、どのマッチタイプを使えばいいの!?」
その答えは
「自分の戦術や予算次第」
と言えます。
とにかく広告費をガンガン消費してでもお客さんをゲットしたい!
このような場合は部分一致の方が向いています。
また、
「お金がかかってもいいから、どんなキーワードで検索されているのか知りたい」
という、情報収集が目的の方も部分一致が良いと思います。
「いつまでの部分一致で広告費を垂れ流してられないよ~」
と思うかもしれませんが、ご安心ください。
部分一致とは言え、関係の無さそうなキーワードは後から
「除外キーワード」に指定することができます。
除外ワードを毎日コツコツ指定していくことで、
自分の思いがけないキーワードを見つけつつ、
関係のないキーワードを除外することができます。
最初は少し広告費がかかってしまいますが、
後々軽減されてくるので大丈夫です。
「このキーワードはいけるだろう」
「無理かもしれない」
このように結果が分からないうちに悩むよりは、
一度リリースしてみて結果を元に改善したほうが
初心者にも取っ付きやすいし効果があるのでオススメです。
広告の予算が殆どない状態で無駄遣い出来ない場合は、
「完全一致」で勝負すると言いでしょう。
ここは起業家の性格次第で立ち回りが変わりそうですね。
では、今回も少し長くなってしまったので、
他のマッチングタイプの
・絞込部分一致
・フレーズ一致
については、次回解説していきたいと思います。
ちなみに余談ですが、僕は今回の記事でご紹介した
・部分一致
・完全一致
だけを使って、3万円のテスト費用から250万円以上の売上を作ることが出来たので、
あまり難しいことは考えずに、結果を元に改善していったほうが上手くいきやすいかもしれません。
細かいノウハウはかっこよく見えますが、
今の自分の必要のないことをしている場合があったりします。
なので、次のページでご紹介するマッチングタイプは、
一度リリースして得た結果を改善するときに使っていただければな~と思います。
もちろん、これは僕の考え方なので
どんな方法でも「結果」が出れば問題ありません。
あとはそれを元に改善していきましょう。
遠回りになるか近道になるかは分かりませんが、
結果→改善を繰り返していけば必ずいい方向に向かっていきます。
では、一旦休憩にしましょう。
お疲れ様でした!
キードマッチタイプの「フレーズ一致」と「絞り込み部分一致」についてはこちら!