収益シミュレーションだけではダメ

 

今回の要点まとめコーナー

 

・収益シミュレーションだけをしていきなりビジネスを本格的に開始してはダメ

・まずは小さくテストマーケティングを行うことが大事                 

・テストマーケティングをすることでビジネスが上手くいくかどうかがより正確に分かる

・また、実際のお客様の反応が得られるので、商品や広告の改善にも使える

・自分の頭の中での想定と実際のデータは全然違うことがある

・必ず小さくテストをしてから徐々にビジネスを拡大させていこう

 

それでは詳しい内容が気になった方は本文をお読みください。

 

 

以前の収益シミュレーションの記事では、

ビジネスを始める前にあらかじめ収益を予測して計算しておくことで、

ビジネスに失敗して大損する確率を下げることができる…という内容を紹介しました。

 

今回もそれに引き続いてビジネス失敗のリスクを

抑える方法を紹介していきたいと思います。

 

 

 

 

 

収益シミュレーションに続いてビジネスのリスクを抑えるための重要な知識なので

 

・これから独立して起業を考えている方

・すでに起業していて、新商品などの売り出しを考えている方

 

上記のような方はぜひ覚えておいてほしいと思います!

 

…また

 

CPO

フロントエンド

5段階の顧客心理

 

これらも起業する上で重要な知識ですので、興味がある方はぜひ合わせてお読みください!

 

 収益シミュレーションがよかったからと言って、すぐに起業するのは危険!

 シミュレーションだけを鵜呑みにしてはいけない

ビジネスを始める前にしっかりと収益シミュレーションをしてみて、

その結果十分な収益が見込めるという結果が出たとします。

 

しかしだからと言って

「よし!収益シミュレーションで十分な結果が出たから、早速機材を揃えて起業しよう!」

と言っても、実際やってみると失敗して大損する可能性もあります。

 

何故なら、収益シミュレーションとはあくまで計算の結果にしか過ぎず、

言ってしまえば机上の空論で、実際にビジネスを行って出たデータではないからです。

 

収益シミュレーションを鵜呑みにして、

巨額の費用を投じて店舗を買い、機材を揃えても、

実際やってみたら鳴かず飛ばずで大損をした…というケースも珍しくはありません。

 

そこで重要になってくるのが「テストマーケティング」なのです。

 

 

起業のリスクを抑えるテストマーケティングとは?

 テストマーケティングをして、未来のダメージを防げ

テストマーケティングというのは分かりやすく言うと

 

・新しいビジネスを始める際に、まずは小規模・少額で始めて世の中の反応を見る

・テストしてみて結果が良ければビジネスの規模を広げていく

・結果が悪ければ商品や広告を見直したり、辞めればいい

 

ということです。

 

分かりやすい例を出すと、マクドナルドやケンタッキーなどの新商品も

まずはこのテストマーケティングを経て世の中に出回っています。

 

マクドナルドやケンタッキーが新商品を発表しても、

その商品が一気に全国の全店舗に出回っているかと言えば違います。

 

まずは一部の店舗などで導入され、

その結果を見て全国の店舗でも販売されるようになりますよね。

 

このようにまずは小規模・少額の費用でテストをしてみて、

上手く行っていたら規模を拡大する…という風に段階を踏んでビジネスを行うことで、

失敗した時のリスクを小さくすることができるのです。

 

 

 

 

テストマーケティングのメリット

 

テストマーケティングのメリット

 

テストマーケティングには前述のリスクを抑えることの他にも、

様々なメリットが存在します。

 

例えば

 

・商品のターゲットがより正確に分かる

・お客様の意見を元に、商品をより良く改善できる

・お客様の意見や感想を元に新しい商品を開発することができる

 

などがテストマーケティングを行うメリットと言えます。

 

実際に広告を出してみると、当初想定していたのとは違う客層が商品に食いついた…

というのは、ビジネスを行っているとけっこうよくあります。

 

また、お客様が満足してくれるだろうと思って作った商品やサービスも、

実際にやってみるとお客様にとって不満が残るものだったり…というのもザラです。

 

自分の頭の中でだけ考えたものというのは、

結局実際にデータには敵わないということはよくあります。

 

だからこそ、まずは小さくテストマーケティングをして実際のお客様の反応を見て、

修正を加えていくというのが重要なのです。

 


 

 

僕のテストマーケティング体験談!除雪サービスを依頼するのはどんな人?

 

除雪ビジネスをしたときに、実際に経験したこと

 

僕は以前長野にいた頃、雪国である秋田育ちであることを活かして、

除雪サービスを始めたことがあります。

 

その時はまずテストマーケティングとして道具は手持ちの物を使い、

広告もまずは近隣の小規模な範囲に少額の広告費を投じて出すことにしました。

 

そして何件か実際に仕事をやってみて、広告費や客単価などのデータを見て

利益が出ると確信してから専門的な道具を買いそろえる…という段階を踏んで

除雪ビジネスを行っていきました。

 

僕は当初「毎日の雪かきでお疲れの方へ」という感じに

一般家庭の方をターゲットに除雪サービスの広告を作りました。

 

しかし、実際に来たお客さんというのは僕の想定していたものとは違ったものでした。

 

実際に除雪サービスを依頼してきたお客さんというのは

 

・ペンションのオーナー

・スノーボード店

・個人所有のホテル

 

などなど何かしらのビジネスをしている方が多かったです。

 

除雪ビジネスの顧客

 

また、たまに一般家庭からの依頼があっても

「長野に引っ越してきたばかりで除雪の仕方が分からない」

という想定していたのとは違ったお客様でした。

 

 

実際のデータと自分の考えのギャップ

 

実際に得たデータこそが本物

 

お客さんが来たのはいいものの、

当初想定していたターゲットとの違いに僕は少し悩みました

 

しかし結果は考えるまでもなくシンプルなことで

 

・普段から除雪を自分でやっているような家庭はそもそも除雪サービスに興味がない

・また、除雪サービスにお金を払うほどの価値を感じていない

・お金を払ってでも自分の時間を作り、他の作業をしなくてはならない企業や店舗が本命

・また、そもそも除雪の仕方が分からない人は除雪サービスに頼らざるを得ない

 

という実際にお客様の反応から得たデータが全てでした。

 

なので当初出していた広告も、

実際に得たデータを元に改良を加えていきました。

 

このように、自分が頭の中だけで考えていた想定と実際の世の中の反応というのは

食い違いが起こることがよくあります。

 

というか、僕自身雪国生まれで毎日家族総出で除雪をしていて、

除雪業者に頼ったことなんて一度もありませんでした。

 

つまり「毎日自分で除雪している人間はターゲットにならない」ということは

自分の過去を振り返るだけで考え付いたんですよね…。

 

いざビジネスを始めるとなると、少し考えれば分かるようなことにも気づけずに

盲目的になってしまうことも少なくありません。

 

だからこそ!頭の中の想定だけで見切り発車せず、

まずはしっかりとテストマーケティングを行って現実を知ることが大事なのです!

 

 

テストマーケティングについてのまとめ

 

・収益シミュレーションだけをしていきなりビジネスを本格的に開始してはダメ

・まずは小さくテストマーケティングを行うことが大事

・テストマーケティングをすることでビジネスが上手くいくかどうかがより正確に分かる

・また、実際のお客様の反応が得られるので、商品や広告の改善にも使える

・自分の頭の中での想定と実際のデータは全然違うことがある

・必ず小さくテストをしてから徐々にビジネスを拡大させていこう

 

テストマーケティングをしっかりと行うことで、

ビジネス失敗のリスクを抑えるだけではなく、

様々な「生の情報」が手に入り、その後のビジネスを飛躍させるための材料にもなります。

 

例えばラーメン屋をやりたいなら、いきなり店舗を持たずまずは屋台から始めたり…。

少しずつテストして行くのがビジネス成功の秘訣です。

 

あなたもいきなり巨額の費用を投じてしまう前に、

まずは小さくテストしてみましょう。