あかパンジー(怒り)

コンビニに行くとついつい

色んな商品を見て回ってるような気がする…。

なんでだろう?

 

ロボット

それはコンビニの商品の配置のせいです。

売れ筋商品を端っこの方に置くことで、

お客様が歩く距離を長くするように「導線」を作ってるんですよ。

 

ロボリンちゃん

お客様が店内を歩き回るということは、

それだけ多くの商品を目にするということだから、

商品が売れるチャンスも増えて、売上も増加するのよ。

 

最近の記事である

「売上アップは入り口から!スーパーの入り口付近に青果コーナーが多い理由とは?」

「【売上アップ】店内音楽を使い分けることで購買率が上がるって本当?」

などでは、共に売上をアップさせるための店舗内で出来る工夫をご紹介してきました。

 

今回もその延長として、店内の内装の工夫で

売上をアップさせるための方法をご紹介していきたいと思います。

 

今回は僕たちが日頃買い物から各種決済、

お金の出し入れ等々様々な場面でお世話になっている

「コンビニ」の内装をテーマに売上アップの方法をご紹介していきます。

 

普段何気なく利用しているコンビニですが、

実は来店してくれたお客さんに商品を効果的にアピールするための仕組みがあるんです!

 

店舗を使った販売ビジネスをしている方には特にオススメの内容ですので、

ぜひ最後まで読んで、売上アップに役立ててほしいと思います。

 

実は上手く歩かされていた!?コンビニの内装の秘密

 

店舗販売で売り上げをアップさせるにはどうすればいいか?

一口には表せないほど様々な要素がありますが、

「お客様が多くの商品を目にする」というのもその中の一つですよね。

 

お客様が商品を目にする機会が増えるという事は、

商品がお客様の興味を引く可能性も高まるので、

平たく言うなら商品が売れる可能性もアップすることにつながります。

 

しかし、お客様と言うのはいちいち店内をくまなく巡って

商品の一つ一つを見て回ってくれるわけではありませんよね。

 

というわけで、お客様がなるべく多くの商品を見てくれるように、

お客様が動く道「導線」を考えて内装を整える必要があります。

 

そこで参考になるのがコンビニの商品配置です。

 

コンビニは大体、下図のような配置になっていることが多いと思います。

 

ロボパンコンビニ2

(雑な図で大変申し訳ありません)

 

さて、あなたがコンビニにふらっと立ち寄った時のことを思い浮かべてみてください。

 

1:まず入って右手の雑誌のコーナーに行く

2:次に飲み物のコーナーを見る

3:その後、お弁当棚やお菓子・インスタント食品などの棚を通る

4:レジで会計をして店を出る

 

つまり、下図の赤パンジー君のように動いてしまうことが度々あると思います。

 

ロボパンコンビニ

 

店の中をグルっと一周するようなこの動きなら、

結果的に様々な商品を見ながらレジに向かうことになるので、

自然と「これも買っておこう」となってしまうことが多々ありますよね。

 

実はこの動きは単なる偶然ではなく、

しっかりとお客様の導線を意識した商品配置がなせる技なんです。

 

ポイントは「よく売れる商品を端っこに配置する」という点です。

 

まず雑誌類をお店の外側から見える位置に配置することで、

店外にいる方の興味を引き、店内に誘導します。

(僕もよく立ち読みとかします)

 

そして、その奥には気軽に手に取れて、

購入する方も多い飲み物類の棚があります。

自然と足を運んでしまうと言う方も多いはずです。

 

そして、そのさらに奥にはコンビニの主力商品である

お弁当やおにぎりなどの棚、

そしてデザートなどの棚があります。

 

売れ筋の商品をお店の端に配置することで自然とお客様が歩く距離を長くし、

その結果様々な商品を見て回るような作りにしているわけです。

 

スーパーの作りも実は同じような考え方

 

こうした売れ筋商品を端っこの方に配置するというのは、

コンビニだけではなく例えばスーパーなどでも

取り入れられている手法の一つです。

 

例えば、スーパーでは主力商品である

お肉やお魚は奥の方に配置することが多いそうです。

 

食卓のメインを飾るお肉・お魚を奥に配置すれば、

そのコーナーにたどり着くまでの過程で

自然と他の商品も目にすることになりますからね。

 

余談ですが、お惣菜も奥のコーナーに配置されることが多いですが、これは

「お惣菜を手前に配置すると、それだけで買い物が完結してしまう可能性があるから」

という理由の場合もあるそうです。

 

既に調理されているお惣菜はお手軽に食事を完結するパワーがありますので、

他の商品を買う必要が無くなってしまいますからね。

 

セルフ式の飲食店も同じ?

 

この記事を書いている時にふと思ったのですが、

「はなまるうどん」などに代表される

セルフ式で商品を取っていき、最終的にお会計する…

というスタイルの飲食店も同じ発想かもしれませんね。

 

順路を通ってお会計まで行くというシステム上、

順路上にある天ぷらなどの商品は全て目に入ってしまいます。

 

そうなると自然と「どれか食べようかな…」

という欲求が湧いてきてしまいますよね

 

そう考えると、セルフ式にすることで従業員の負担を減らすだけではなく、

売上を上昇させる上でも効果的なシステムなように思えます。

うどん食べたくなってきました。

 

導線を意識して売上アップを目指そう

 

スーパーのレジ

 

お客様の目に触れる機会がない商品と言うのは、

言ってしまえば存在しないのと同じことになってしまいます。

 

そのため、なるべく多くの商品をお客様に見てもらうために、

しっかりと導線を考えて商品を配置するのは大変重要です。

 

あなたも今すぐ、お店の配置について考え直してみませんか?