あかパンジー(怒り)

せっかく使い慣れたスーパーに来たのに、

いつの間にか商品の配置がガラッと変わっているじゃないか!

 

あかパンジー(驚き)

これじゃどこにどの商品があるか分からん!

店中くまなく歩き回って確認せにゃいかん!

 

ロボリンちゃん

実はその混乱こそがお店の狙いなのよ。

今回はお店が急に商品の配置を変更する理由について、

その真相を公開していくわよ。

 

以前の記事の

「【コンビニから学ぶ】導線を整えて商品の売上をアップさせる方法とは?」

では、お客様に多くの商品を買ってもらい売上を上げるには、

「お客様が店内をなるべく長く歩いてくれるように導線を作ることが大事」

という内容をご紹介させていただきました。

 

今回もその導線に関連したお話をしていこうと思います。

 

皆さんは馴染みのスーパーや本屋さん、CD屋さん等々、

どんなジャンルのお店でも構いませんが

 

「あれ?何だか前来た時と商品の配置が変わってるな?」

 

という状況に出くわしたことはありませんか?

 

馴染みのお店というのはどこにどんな商品があるのかすぐ分かって、

買い物もスムーズに済むのが魅力の一つですが、

時たまこうした商品の配置変更によって困惑してしまう時がありますよね。

 

そしてこういうことがあると

 

  • 「何でわざわざ配置を変更するんだろ…前のままが使いやすかったのに」
  • 「どこにどの商品があるのか分からん!また探し回らなくちゃいけないじゃないか…」

 

と、不満を感じるという方も多いと思います。

 

何故こうした商品の配置変更を行うお店が後を絶たないのでしょうか?

 

実は、これも導線を操作することで

売上をアップさせるためのお店側の作戦の一つなのです。

 

今回は「商品の配置換えを行うメリット」について

ご紹介していきたいと思います。

 

今回も店舗での販売ビジネスを行っている方向けの内容ですので、

当てはまると言う方は是非最後まで読んで、

自店舗で実践してみてほしいと思います。

 

商品の配置を変えることでお客さんを迷子にする!

 

店内の配置を変えるのは売上アップのため

 

結論から言いますと、お店が商品の配置を突然変更するのは

「今の商品配置に慣れたお客さんを混乱させること」というのが目的です。

 

「何でそんなお客さんが困るようなことをわざわざやるんだ!」

と思う方も多いと思いますが、これはひとえに売上アップのためです。

 

以前の記事でもご紹介しましたが、

店舗販売において売上をアップさせる上で、

「お客さんが店内を長く歩き回り、様々な商品を見て回る」

というのは重要なことです。

 

お客さんが店内を歩き回るということは、

それだけ多くの商品がお客さんの目に入るということ。

 

つまりその分商品が売れるチャンスも増えるという事なので、

売上のアップにつながります。

 

しかし、お客さんがある程度お店に慣れてくると、

他の商品は気にも留めず、欲しい商品に真っ直ぐと向かっていって、

売上もその分下がってしまうという可能性もあります。

 

そこでお店の商品の配置を変えると、

当然ながらお客さんは今までの慣れていた配置ではなくなるため、

どこに商品があるのか分からず店内を彷徨うことになります。

 

つまり、それは言い換えれば「店内を長く歩き回る」ということであり、

多くの商品がお客さんの目に入るということにもなります。

 

そのため、間接的に売り上げのアップを狙うことが出来ると言うことですね。

 

ただしやりすぎには注意!

 

商品の配置を変更するというのは、

上記のような理由で導線を長くすることができ、

売上のアップに役立ちます。

 

しかし、かと言って何度も何度も頻繁に配置変更していると、

お客さんも毎度毎度混乱させられるお店に呆れてしまい、

次第に離れて行ってしまう可能性もあります。

 

配置変更でお客さんを迷わせるという方法は、

あくまでお客さんにストレスがかかる方法でもありますので、

頻繁にやりすぎないように注意が必要です。

 

適度な配置変更で売上を高くキープしよう

 

陳列されたパンたち

 

配置変更はお客さんにストレスがかかる方法ではありますが、

お客さんに店内を長く歩いてもらう方法としては有効です。

 

そのため、長めのスパンで定期的に取り入れていくのもいいでしょう。

 

また、店内の導線作りのコツとして

「売れ筋商品を店内の端に置く」というものがあります。

 

なので、配置変更する際はその点を考慮して、

その時の売れ筋商品を端に配置してみるというのが良いかもしれませんね。

 

あなたも各商品の売れ行きを見ながら、

定期的に商品の配置を変更してみましょう!