あかパンジー(得意げ)

ビュリダンのロバとは

2つの食べ物をロバから同じ距離にそれぞれ配置することで、

ロバはどちらを食べたらいいのか分からずに、そのまま餓死してしまう。

というたとえ話のことだぜ!

 

ロボット

なんともアホらしい話ですが、現代人は知らないうちにこの心理が当てはまっていたりするものです。

例えば、

・休日に何をしたらいいのか分からずに悩む

・仕事がたくさんあり、何を消化していいのかが分からない

といった例が挙げられます。

 

ロボリンちゃん

この場合は

・目標を1,2個に絞って実践する。

・自分の近くに「やるべきこと」を持ってくる。

ことで、改善することが出来るわ。

 

ロボット

また、広告の反応率を上げたいと思ったなら、

「できるだけお客さんが行動しやすいように、具体的な指示を出す」ことが重要です。

そうすることで、悩んでいるお客さんが行動してくれるようになります。

 

ビジネスでの成約率を上げるためには、

「相手に行動してもらえるような言い回し」

をしなければなりません。

 

「わざわざ、こんなこと言わなくても分かるんじゃないの?」

自分では思うことでも、しっかりと伝えたほうが成約率は上がります。

 

 

例えば、ホームページやチラシなどの広告媒体でも

 

【詳しくはコチラ】

とボタンに一言入れるだけではなく

 

【コチラをクリックすることで〇〇します】

とはっきり伝えることで、
成約率が2倍以上に跳ね上がるケースも報告されています。

※他サイトでは最大で4倍になったという記録もあるそうです。

 

 

そんなわけで、今回は

・なぜこのようなことが言えるのか

・実際にどんなふうに使われているのか

の2つのポイントに絞って、簡単に見ていきたいと思います。

 

この知識は

・商品が売りやすくなる

・他人に動いてもらいやすくなる

だけではなく、

 

「自分自身が動きやすくなる」というメリットを得ることも可能です。

行動が早くなれば、早く結果を得ることが出来るので、人生がスムーズに進むようになりますよ。

 

ビュリダンのロバ

ビュリダンノロバとは?

心理学の世界でよく語られている物語の中に、ビュリダンのロバというものがあります。

どんなものなのか、簡単に説明すると

 

お腹を空かせたロバの近くに

・干し草

・水

を配置します。

このとき、干し草と水はロバから同じ距離になるように配置する。

 

すると、ロバはどちらを手に入れれば良いのか迷ってしまい、そのまま餓死をしてしまう。

 

という例えですね。

 

実際にこのような出来事があったかどうかは分からないようです。

 

しかし、人間にもここまで極端ではありませんが、同じ動きが見られるため、

「たとえ話」として使われることが多いです。

 

なので、最初から

・干し草

・水

の、どちらかをロバの近くまで運んであげることで、ロバは迷わずに目的のものにたどり着きます。

 

ロバから「迷い」が消えるために、すぐに行動に移るからですね。

 

広告媒体にも同じことが言える

 

ホームページやチラシ広告などにも同じことが言えます。

「こんなこと、わざわざ言わなくても分かるだろ!」と思うレベルのものでも、しっかりと伝えましょう。

 

チラシであれば

【お電話いただくことで、その日のうちに無料出張見積もりが可能です】

なんて書いてもいいでしょう。

 

冷静に考えても、

「電話しなければ業者が来ないのは当たり前」

ですが、そのような場合でも徹底的に分かりやすく書いてあげるのがコツです。

 

更に文章だけではありません。

 

HPを作っていて、良くあるミスが

「電話番号なんて1つ載せておけば大丈夫でしょ」

というものです。

 

実際は電話番号が見つからずに、離脱してしまう人が多いんですよね。

 

これも完全に作り手の「思い込み」によるミスです。

なので、

 

・電話番号をたくさん表示する

・電話番号が追跡する仕組みを導入する

 

と言ったように、できるだけお客さん目線で考えてあげると良いです。

 

例を出すとキリがありませんが、要点だけ抑えておくと

 

「誰でも分かるだろうは禁句」

「お客さんは『読まない』『信じない』『行動しない』」

を意識することで反応率が変ってきます。

 

だからこそ

「分かりやすく伝えてあげよう」

と心がけておきましょう。

 

※決して「理解しないヤツは切り捨てよう」と開き直ってはいけません(笑)

 

「お客さんの未来の映像」を詳しく書いてあげることで、更に反応率アップ!

 

その際、お客さんの「未来の姿」を書いてあげることで、より一層アクションしてもらえるようになると言われています。

詳しくは下記のリンクをご覧ください。

※お客さんは未来の映像を思い浮かべて行動する?興奮体感理論とは

 

例えばですが、

 

【雪害にお悩みの方はコチラ】

 

と伝えるよりも、

 

【電話一本で毎朝辛い除雪作業に追われることが無くなります!】

と言い方を変えることで、より一層相手に行動してもらえるようになります。

 

なぜなら、お客さんは購入後の未来の姿を思い浮かべて、商品を買うからです。

※人が商品を購入するまでの心境の移り変わりについてはコチラの記事で

 

誰にでも当てはまっている心理

笑ってる女性

先ほどのロバのエピソードですが、冷静に見てみると

「あほくさい」

と思えますよね。

 

しかし、現代人は知らないうちに、この心理が当てはまっていることが多いです。

 

例えば、いざ休みの日になったにも関わらず

「何をやろう」

と悩んでしまい、行動が遅れてしまったことはありませんか?

 

休みだけではなく、自営業の人も当てはまることでしょう。

 

一度にたくさんの仕事を抱えてしまうと、ついつい何から手を付ければ良いのか分からなくなってしまいます。

 

目標の設定にも使えます

 

このビュリダンのロバですが、目標を決めるときにも使えます。

 

音楽配信サービス「CDbaby」の創設者であるDerek Sivers氏は、一度に目標を設定しすぎると実際は思ったよりもプロジェクトが前進していないと指摘。

一度にすべてをやろうとはせずに、年に1,2個の目標を掲げて確実に消化したほうが成果が出やすい。

 

と述べています。

この例えとしてビュリダンのロバを使っているようでした。

 

このように、一見「ロバってアホじゃん!」と馬鹿にしてしまいそうな話ですが、

実際に自分の行動を分析してみると当てはまっていることが多いんですね。

 

 

なので、今自分が

「何をしたらいいのか分からない」

「ホームページの反応率が悪い」

のなら、ビュリダンのロバを意識して改善してみてはいかがでしょうか?

 

今回もお付き合いいただきありがとうございました!

 

営業に使える心理テクニック