あかパンジー(得意げ)

話があるから、〇月〇日の〇時にハンバーガーショップに集合な!

チンパンジーくん

分かった!

 

~当日

 

あかパンジー(得意げ)

そんなわけで、俺の代わりに作業やっといてくれ!

チンパンジー(不安)

え?う、うん

 

ロボット

このように、自分からホームを指定することで交渉が有利になる場合があります。

 

アナタがもし『社長』や『個人事業主』だった場合、過去に何度か「取引」をしたときがあるかもしれません。

僕も一応自分でビジネスをやっていたりするので、取引っぽいことをしたことがあります。

 

 

 

取引をするたびに

「あ~ 上手くいかなかったらどうしよう」

「変な人に思われたらどうしよう」

と思ったりもするものです。

 

しかし!

 

このような「取引」は、会う前から勝負が決まっていることをご存知でしょうか?

(僕は知りませんでした)

 

もちろん

・コミュニケーション能力

・しっかりとした仕事の知識

などが、取引では重要になります。

 

しかし、それだけでは「完璧に」取引を有利に進めることは出来ません。

 

というわけで、今回の内容は

「取引を有利に進める方法」

になります。

 

今回のやり方を実践することで

「あ~…また緊張して仕事が取れなかったよ…」

「嫌だな~ なんか実力が出せないんだよな~」

という悩みが解決します。

 

自分の営業の成績が上昇するのは勿論ですが、

「相手に気迫で負けることが無くなる」

ので、騙されたり損をすることが無くなります。

 

取引は「出会う」前から勝負が決まっていた!?

偽薬効果で交渉を有利に

ビジネスで取引をする場合は、

「こちらから場所を指定する」

ことで、取引を有利に進めることが出来ます。

 

アナタの周りにも

「会う場所は自分で決めたがる」

ような人はいませんか?

 

それは全て

「物事を有利に進めたい」

と思っている心の表れかもしれません。

 

そんなバカな~!と思うかもしれませんね。

 

場所を指定するだけで取引が有利になるなら苦労はありませんよね。

 

しかし、人間には偽薬効果というものがあります。

いわゆる「思い込み」の力ですね。

 

この「思い込み」の力というのは凄まじく、実際に思い込みではなく結果に繋がる場合があります。

 

例えばプロ野球の勝率ですね。

なんと、プロの世界でも「ホーム」で戦うことで勝率が6割以上になることが分かっています。

 

お互いに同じ道具を使い、同じルールで戦っているのですが

「地元という安心感」「お客さんの声援」が無意識のうちにプラシーボ効果を与えているんですね。

 

逆に、敵チームは無意識のうちに「不安感」を感じているために、プレーに影響が出てしまいます。

 

少し話がズレますが、ノンアルコールのビールを「アルコール入り」だと信じて相手に飲ませることで

脳内の動きがアルコールを飲んだ時のように活発になるそうです。

 

成績が悪い生徒に「お前は出来る奴だ」と言って接し続けると、本当に成績が上がるという効果もあります。

ピグマリオン効果なんて言われていますね。

※ピグマリオン効果についてはコチラ

 

他にも偽薬効果が実際に結果に結びついた例はたくさんあります。

 

なので、取引の場合でも

「相手に取引する場所を決めさせない」

「出来るだけ、こちらが場所を指定する」

ことで、交渉を有利に進めることができるんですね。

 

場数をこなした人は当たり前のように心得ている戦術

交渉失敗

以前、投資家の人と取引っぽいことをしたことがあります。

(そんなに大したことではないのですが)

 

今思えば、相手はだいぶ「慣れた人」だったんだなと思います。

もちろん場所は向こうから指定してきました。

 

相手「場所は〇〇でお願いします」

僕「は、はい」

 

相手「時間は〇〇で」

僕「あ、はい。分かりました」

 

こんな感じでしたね(笑)

 

結果は予想通りでした。

 

経験が浅いということもありますが、なんか本調子じゃなかったんですね。

(それはいつもだろ!というツッコミは置いといて…)

 

相手は妙に落ち着いてるし、質問は的確だし、終始圧倒されっぱなしでしたね。

 

特にオチらしいオチは無いんですが、今思えば「相手の思惑通り」に話が進んでいたんじゃないのかなと思います。

 

これも「準備の段階」で勝敗が決まっていたようなものですね。

 

結局は相手の質問に答えるだけの状況になり、ジュースを奢ってもらって取引は終了しました。

(ジュースは可哀想だと思ったから、奢ってくれたのかもしれません(笑)

 

 

他にも、美容院を運営している人に対して、こちらから営業をしてみたこともありましたが結果はお察しの通りでした。

 

逆に使ってみた話

 

暫くして、この戦術を逆に使ってみることにしました。

 

具体的な数字も記録しているわけではないので、ハッキリとしたことは言えませんが

 

「確かに、話が有利に進む気がした」

のは間違いありません。

 

これは、個人の経験の話になるので、人によっては受け付けないかもしれませんね。

 

「やってみればわかる」というフワッとした感じで歯切れが悪いとは思いますが、間違いなく手ごたえは感じられたので興味のある方は是非試してみましょう。

 

逆に、いつも「取引場所」などの条件を細かく指定してくる人に対しては注意が必要ですよ。

 

まとめ

 

世の中には、他にもたくさんの「交渉術」が存在します。

 

小さなお願いからスタートして、少しずつ目的に近づけるローボールテクニックなんかも有名な交渉術ですね。

※ローボールテクニックについてはコチラ

 

これらに共通していることは

「相手を一時的な混乱状態にして、自分に有利に物事を展開する」

ということです。

 

2つの選択肢を与えて相手を混乱させる「ダブルバインド」なんかも、それにあたりますね。

※ダブルバインドについてはコチラ

 

対策はたった1つしかありません。

 

それは

「正しい知識をつけること」

です。

 

「騙す人が悪い!」と怒ったところで、騙した相手は止めることはありません。

 

相手が変わることに期待していたら、いつまでたっても状況は変わらないかもしれません。

 

そんな時こそ「心理学」を自ら身に着けて自分を守ることも大切です。

 

ということで、このサイトではたくさんの「営業テクニック」や「交渉術」などの心理学をご紹介しています。

 

「もう騙されるのは嫌だ!」

 

という人こそ、積極的に勉強するようにしましょう!