きぱんじーくん

今回はPDCAサイクルについて解説しています。

PDCAサイクルとは「計画」「実行」「評価」「改善」の頭文字をとったものです。

しかし、自分の手の届くところからやらなければなりません。

これを忘れてしまうと最悪ギスギスした雰囲気になってしまいます。

 

PDCAサイクルという言葉を耳にする機会が増えてきました。

 

僕の知り合いも会社で「常に心がけろ」と言われているそうです。

一方でどの会社でもあまりにしつこく言われるので「PDCAサイクル」に良い印象を持っていない人も存在するそうですね。

 

「PDCAサイクルを回せ!早く回せ!」と言われても、

「結局何をやればいいんだよ!そんなに回したきゃ自分で回せ!」

と言った感じで反論したくなるのかもしれません。

 

今回は

PDCAサイクルとは何か?という簡単な確認と、

PDCAサイクルを実行する際に陥りやすい罠について

解説していきたいと思います。

 

 

 

PDCAサイクルとは?

PDCAサイクルについて

PDCAサイクルとは、Plan・Do・Check・Actionのそれぞれ頭文字をとったもの。
日本語訳すると「計画」「実行」「評価」「改善」となる。
これらを絶え間なく回し続けることで作業品質の向上や改善を行う。

早い話が
「今よりもレベルをあげるために繰り返す行動」
ですね。

 

業務を細かく分けることによって、

「どこだダメだったのか?」
「改善するべき場所はどこなのか?

が分かりやすくなります。

 

仕事をする上でのフレームワークですね。

 

 

Plan…やるべきことや目標をはっきりさせる。

目標の達成

基本的には5W1Hを使いながら全体図を作る。

そして具体的に1つ1つの要素を練り込んでいく。

 

例えば、一部にしか売ってない限定商品を遠征して買いに行く場合…

・日にち
・場所
・交通情報
・時間
・予算

などなど、具体的に形にしていきます。

 

Do…実際に計画を実行すること。

行動

Planで考えた計画を実際に試してみます。

 

この時、実際の結果を記録しておくと後に改善するときに役立ちます。

 

一部にしか売っていない限定商品を買う計画を立てたら、
当日実際に買いに行ってみることを指します。

 

Check…実際に行動してみて「上手く出来たのか」念入りにチェック。

検査

この時「ダメだったな」と思った場合は「Plan」か「Do」のどこかに原因があるはずなので、そこを掘り下げて考えてみましょう。

先程の続きに例えるなら、

限定商品を買いに行ったんだけど、実際よりも交通費が高かった→計画に改善するところがあった。

 

Action…先程のPlanで見つけた「ダメだったところ」を修正すること。

皆で改善

一度やってみてから「このまま続けるのか」「それとも辞めるべきか」を判断します。

 

そして、問題点を修正したら再び最初の「Plan」に戻ります。

 

 

これらの流れを繰り返すこと

PDCAサイクルはこのような流れをひたすら繰り返すものです。

 

ここで重用なのが、ただ繰り返すだけでは意味がありません。

 

PDCAを回しつつ、少しずつ前進していくことが目的なのです。

イメージ的には螺旋を描きながら突き進む感じですね。

 

しかし、中には回すことだけが目的となってしまい、何も根本的な問題が解決していないケースもあるので注意が必要です。

 

 

 

 

PDCAサイクルができない理由

PDCAサイクルができない理由
PDCAサイクルには「自分の手の届く範囲から改善していく」というルールがあります。

これ、結構忘れられていたりするんですよね。

例えば、

「会議の結果『会社の雰囲気を良くする』と決定したんだけど誰も実行しない…。

こんなケースがあったとします。

実際に行動しない周りの人を見て、ルールを決めた人も「イライラ」することでしょう。

 

しかし「他人」を挟むと効率が落ちたり、思い通りに行かなかったりするのはある意味当然のことです。

この場合、このルールを決めた人が「自ら挨拶をして回る」とか「自分が出来る範囲でレイアウトを変えてみる」など具体的な行動まで落とし込まなければいけません。

 

いきなり「全員が良い雰囲気になるシステム」を作り上げなくても良いのです。

 

それは、行動しながら作り上げるものであって、今現在実行出来ないものなら
素直に出来ることから始めたほうが良いのです。

 

仕事をしていると、

「きっと他人がやってくれるだろう」
「上層部が解決しないとダメな問題だから自分には出来ることがない」

と、思ってしまう場面もありますよね。

 

そこで「自分でも出来る改善点」を探し出してPDCAサイクルを回さなければなりません。

このように他人のせいにするのではなく「自分が出来ること」を探しましょう。

 

作業効率をあげるために、
「電話が自分から見て左側にあると取りづらいから逆に持っていく」
といったような小さなものでも構いません。

 

スタッフ全員がそういった行動を積み重ねた結果、大きな問題も解決するのです。

 

まとめると、
「PDCAができない理由は自分の身の丈に合っていないことをやろうとしている場合がある」
ということですね。

 

 

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は、一般的に言われているPDCAの認識に加えて「良くあるパターン」をご紹介してみました。

自分の能力を正しく認識して、できることから改善しないといけないんですね。

また、
「PDCAってごちゃごちゃしてて分かりにくい」
という人の為に

脳科学の視点から「PDCAをもっとシンプルに」した記事もご紹介しています。

PDCAの意味が複雑すぎて分からない、と言う人はコチラの記事がオススメですよ。

 

是非、脳の構造を簡単に理解した上で良いPDCAを回しましょう。

今回もお付き合い頂きありがとうございました!