客単価

今回は「客単価」について説明していきます。

客単価とは、
「お客さんが自分のお店で一回の買い物で使うお金の平均額」
になります。

この知識だけではなくCPOについても理解することで、
自分が赤字になりそうな場合でも、
すぐに気がつくことが出来ます。
CPOについての解説はこちら。今回の知識と合わせて身につけてください。

1週間で赤字に気がつくのと、
半年経ってからようやく赤字に気がつくのとでは、
受けるダメージが比べ物にならないほど違いますよ。
(ええ、毎度のこと過去の僕のことですね)

今回も、そんな将来の失敗を
事前に防いでダメージを最小限に、
抑えるための知識となります。

客単価とは

最初にも言ったとおり、
「お客さんが自分のお店で一回の買い物の時に払ってくれるお金の平均額」
が、客単価となります。

 

 

計算式は、

売上÷お客さんの数

になります。

 

 

分かりやすいように例えを出しながらやっていきましょう。

・今日はお店に2人のお客さんが来ました。

・1人は3,000円のお買い物。

・もう1人は7,000円の買い物。

このような状況だったとします。

 

「売上」と「お客さんの数」
をはっきりさせないと計算出来ないので、
1つずつ分解していきましょう。

売上は、

3,000円+7,000円
=10,000円

お客さんの数は、

お客さんの数
=2人

 

最後にこの数字を最初の計算式に当てはめてみます。

売上÷お客さんの数

なので、

10000÷2
=5000円

つまり、お客さん1人あたりの平均支払額は
5000円となります。

 

 

売上÷お客さんの数=客単価

結構簡単に計算できるのですが、
意外と自分のお店の客単価を
把握していない人も多いので、
こまめに記録出来るようにしましょう。

 

 

この客単価を把握しなければ、
具体的な次の行動がわからないので、
まさに基本中の基本となる数字になります。

 

 

1週間の客単価の出し方

これも簡単です。

1週間の売上÷1週間のお客さんの数

で計算することが出来ます。

毎日計算するのが面倒な人は、
このように1週間に1度だけ、
計算してみると楽かもしれません。

1ヶ月の客単価の出し方

1ヶ月の売上÷1ヶ月のお客さんの数

1日や1週間にくらべて測定する期間が長いので、
より、信ぴょう性のあるデータになっているはずです。

テストマーケティング(お試しで商品を売ること)のデータとして参考にしたり、
会社や事業の簡単な軌道修正するのに使われやすい数字となります。

長ければ長いほど信頼のあるデータが分かる。

長期間のデータは信ぴょう性が高まりますが、
中小企業や個人事業は、
機動力で勝負する場面が多いです。

 

 

※大企業は資本があるけど集団でものを決めるために行動が遅い
なので中小企業は資本は少ないからこそ機動力を活かすべき。

 

そうなった時でも、

・頭でっかちになって行動が遅くなりすぎて機会損失する
・逆に短いデータを参考にして勝負をしかけて赤字になる

ことのないように、常に冷静な判断を心がけてみましょう。