うちのラーメン屋の新メニューを考えたんだ。
自慢のラーメンに類人猿の大好物バナナを加え、
さらにアクセントとして甘くてほろ苦いチョコをかけた、
名付けて「チョコバナナラーメン」だぜ!
凄まじい発想力ですね!
さらにそれを実践しようという行動力には本当に頭が下がります!
(正気かこの猿)
明日から発売だぜ!
みんなあまりの美味さにビックリするぞ!
美味しさは未知数ですが、
ビックリするのは確実ですね!
(もうこの店は終わりだ…)
しかしロボット君の予想に反して、
チョコバナナラーメンは売れてしまった
チョコバナナオイシイ
チョコバナナオイシイ
やっぱりな!チョコバナナとラーメンは
絶対に合う気がしてたんだ!
もううちはこのチョコバナナラーメン一本でいくぜ!
(馬鹿な…データと違うだと!?)
~しかし1か月後~
最近めっきりお客さんが来なくなった…。
あんなにチョコバナナラーメン美味いって言ってたのにどうしてだ!?
飽きたんじゃないですかね。
最近の記事である
「知らない間に破産寸前!?常に意識しておきたいゆでカエルの法則とは」
では、情報収集を怠ったり、古い考え方に固執して
新しいことにチャレンジしていかないでいると、
知らない間に人間は致命的な状況に陥ってしまう…という内容をご紹介しました。
今回はその中の一つである
「新しいことにチャレンジしないといけない」
というのを裏付ける法則である、
「限界効用逓減の法則」をご紹介していきます。
この法則を覚えておくことで新しい商品やサービスを開発するなど、
新しいことにチャレンジしなくてはいけないことの根拠が明確になり、
「現状維持を続けていたら、いつの間にか破産してしまった…」
という事態をより回避しやすくなると思います。
- これからビジネスを始めていく方
- 長いこと同じことを繰り返しているだけだな~という方
こうした方々には特に知っておいてほしい法則ですので、
ぜひ最後まで読んでみてください。
限界効用逓減の法則とは何か?
まずは限界効用逓減の法則とはどういうものなのか?
という点についてご説明したいと思います。
限界効用逓減の法則というのは、簡単に説明すると
「人間は同じ刺激に対して慣れていき、そのうち飽きてしまう」
というものです。
限界効用逓減の法則を語る上でよく例え話として挙げられるのが水についてです。
例えば、あなたは砂漠を三日間彷徨っていて、
体中の水分という水分が抜けきって、
今にも干物になってしまいそうだとします。
そして、ついにあなたの前には救助が現れ、
砂漠から脱出!保護されたあなたの目の前には
喉から手が出るほど求めていたキンキンに冷えた水が差しだされたとします。
三日間灼熱の砂漠を彷徨った後に飲んだ水は
まさに五臓六腑に染みわたるような美味しさです!
しかし、そんな水の美味しさも、
2杯、3杯と飲んでいくうちに慣れていき、
1杯目を飲んだ時のような感動はなくなっていきます。
これが限界効用逓減の法則というわけです。
砂漠を彷徨った後の水というのはちょっと非日常すぎるので、
もっと身近な例を引き合いに出してみましょう。例えばカレーとか。
私事になりますが、僕はカレーが好きです。
カレーを食べるとテンションが上がります。
しかし、次の日も昨日の残りのカレー、
また次の日もカレー…という風に、
作りすぎてしまって2~3日くらい食卓がカレーに占領されると、
「もうええわ!」となります。単純に飽きてしまうわけです。
カレーの部分をあなたの好きな食べ物に置き換えて考えてみてください。
いくら好物でも何日も連続で食べてるとさすがに飽きてしまいますよね?
それがまさしく限界効用逓減の法則というわけです。
ビジネスの世界でも限界効用逓減の法則は当てはまる
限界効用逓減の法則というのは、
別に飲み物や食べ物だけに限った話ではありません。
恋愛や仕事やら、様々な事に当てはまります。
そして、当然ビジネスの世界でも同じく当てはまります。
最初に販売開始をした時は画期的ともてはやされた商品やサービスも、
次第にお客様は慣れていって飽きてしまい、廃れてしまいます。
今上手く行っている商品やサービスも、
未来永劫売れ続けるわけではありません。
いつかは飽きられてしまうわけです。
なので、常に新しい要素を取り入れていって、
お客様を飽きさせないようにしなくてはいけないというわけです。
短いスパンで新メニューを取り入れているマクドナルド
積極的に新商品を販売し、新しい刺激を取り入れている企業として、
マクドナルドはその好例と言えるかもしれません。
マクドナルドでは短いスパンで定期的に期間限定のメニューを販売していますよね。
過去記事の
でもご紹介しましたが、マクドナルドというのはファストフードの代表的なお店、
つまり「安い価格帯」のお店ということになります。
安い価格帯の商品というのは
- 安いのでお客様が大量に来る
- 気軽に買えるのでリピート率も高い
という特徴があります。
しかし、その反面
「すぐにお客様に飽きられてしまう」
というのも安い価格帯の商品の特徴です。
これは恐らく、
「リピート率が高い=すぐに限界効用逓減の法則が発生する=すぐに飽きる」
ということだと思います。
しかし、短いスパンで新メニューを登場させることで、
新しい刺激をお客様に提供することができ、
中々飽きさせないということが可能だと思います。
限界効用逓減の法則のまとめ
新商品を用意する以外にも、広告に動画コンテンツを入れてみたり、
人気のキャラクターとタイアップしたり、
様々な方法でお客様に新しい刺激を提供することは可能です。
限界効用逓減の法則はビジネスだけではなく、
恋愛などの様々な分野で通用するので、
ぜひ覚えておいてほしいと思います。
それでは、今回も最後までお付き合いいただきありがとうございました。