うちの会社もマスコットキャラを使って、
世間に商品を積極的にアピールしていきたいと思う!
けど、有名どころのキャラを借りてくるか、
それとも一からオリジナルのキャラを作っていくか、
悩んでるんだよな~!
既存の有名キャラとオリジナルのキャラ、
双方に長所と短所が存在するわ。
自社に合った方を選ぶのが得策よ。
今回は既存の有名キャラを借りてくるのと、
オリジナルキャラを作る場合、
それぞれのメリット・デメリットをご紹介しますよ。
以前の記事である
「可愛いだけじゃない!?マスコットキャラが企業にもたらす4つのメリット」
では、マスコットキャラを用意することのメリットについてご紹介しました。
今回もマスコットキャラについてのお話をしたいと思います。
前回は一口にマスコットキャラを用意すると言いましたが、
マスコットキャラを用意する方法は大きく分けて二つあります。
それは
- 完全オリジナルの自社マスコットを作る!
- 他の版権元からライセンス契約してキャラを借りてくる
というもの。
それぞれにメリット・デメリットがあるので、
今回はその違いについてご紹介していきたいと思います。
「自社の顔になってくれるようなマスコットキャラクターが欲しい!」
とお考えの方は、自分に合った方法が明確になると思いますので、
ぜひ最後まで読んでみてください。
ライセンス契約のキャラとオリジナルキャラの違いとは?
ライセンス契約のキャラ場合の特徴
まずはライセンス契約で他の版権のキャラ、
例えばドラえもんやキティちゃんなどを借りてくる場合の
メリット・デメリットについてご紹介していきます。
まずメリットですが、これは何といっても
- 既に高い知名度を誇っていること
- そのため、すぐに商品や企業のPRに貢献してくれること
- そのキャラが好き!というだけで興味を持ってくれる人がいること
という点です。
せっかくのマスコットキャラクターも、知名度が低くて
周りに知っている人がいなければ
「何だこの絵は?」で終わってしまいますよね。
しかし、既に世間的に高い知名度のキャラを借りてくればその心配はありません。
すぐに商品や企業を世間にアピールする時の広告塔として活躍してくれます。
また、過去記事の
「【連合の原理】悪気はないのにいつの間にか嫌われている原因は?」
でもご紹介しましたが、人間には
- 嫌な印象があるものと関係しているものに対しても嫌な印象を持つ
- 良い印象があるものと関係しているものに対しても良い印象を持つ
と言う心理があり、これを「連合の原理」と言います。
世間的にも知名度があって、多くの方々に愛されているキャラを使えば、
この連合の原理によって自分の商品や会社にも好感を持ってもらいやすくなり、
売上などもアップする可能性があります。
では、逆にライセンス契約で他の版権のキャラを使う時のデメリットは何かと言いますと
- お金がかかる
- 自由に動かしたり、発言させるのが難しい
- 自社に合ったキャラを選ばないと効果が薄い
- 最悪キャラの方ばかり目立って商品や企業を上手くアピールできない
などがあります。
お金がかかるのはまあ当然としてですが、
ライセンス契約というのはあくまでよそ様のキャラを借りることですので、
当然その使用にはルールが設けられます。
迂闊に爆弾発言をさせたり、そのキャラのイメージを落とすような言動をさせることはできませんので、
自由に好き勝手動かすことは中々難しいのがまず難点の一つです。
次に、自社の商品やイメージに合ったキャラを使う事が重要です。
例えば、医療や福祉などの人の命を救うというお題目のNPO法人があったとして、
そのNPO法人のマスコットキャラがゴルゴ13だったらどうでしょうか?
「言ってることとやってることが全然違うじゃねーか!」となってしまいます。
(ていうかもはやギャグになってしまいますよね)
ブラックジャックだったらけっこう合ってるかもしれませんが、
とにかく会社や商品にイメージが合うキャラを選ばないと
効果は薄くなってしまうので注意です。
そして最後に、あまりにもキャラばかりが注目されて、
肝心の商品や会社が陰に隠れてしまう場合もあります。
そして、契約が終わってキャラがいなくなったと同時に
世間の目もぷいっとそっぽを向いてしまった…
ってことになってしまうと意味がありませんよね。
人気過ぎるのも考え物になる場合もあります。
ライセンス契約でキャラを借りてくる場合は、
短期的に集中して商品や自社を周知したい時に
利用するというのが適した使い方かもしれませんね。
オリジナルキャラクターの特徴
では次はオリジナルキャラクターの特徴についてです。
自社のオリジナルキャラクターを使うメリットは
- 使用料がかからない
- 上手く行けばキャラグッズを作ったりと商品アイディアの元にもなる
- 自由に動かし、使用することができる
という点だと思います。
自社のオリジナルキャラクターなので、
当然使用するのに契約をしたり料金を払ったりする必要がありません。
また、好き勝手動かして、
自由に発言させることももちろん可能です。
さらに、人気が出て来たなら
そのキャラクターをモチーフにした
商品を開発することもできます。
逆にオリジナルキャラのデメリットは何かと言うと
- 知名度が上がるまで時間がかかる
- デザインを考えなきゃいけない
シンプルですあこの2点だと思います。
新しくキャラクターを作って、
そのキャラクターの知名度を高めると言うのは
一朝一夕で出来ることではありません。
長い時間と費用が不可欠です。
また、上手くターゲットとしている方々に
受けるデザインにしなくてはいけないと言うのも
中々難しいところですよね。
オリジナルキャラクターはライセンス契約に対して、
長期的な目線でじっくりと作り上げていかなければいけません。
(ただ、成功した時の効果は大きいです)
自社の状況に合わせて選択しよう
既存のキャラをレンタルするのか、
それともオリジナルキャラクターを作るのか、
それぞれの特徴についてご紹介させていただきました。
ライセンス契約の場合は即効性はありますが、
お金もかかるし使用に制限もあります。
逆にオリジナルキャラの場合は、
人気が出るまで時間もかかりますが、
上手く行けば自由に動かし、
自由に使うことが出来ます。
どちらも一長一短ですので、
自社の状況に合った方法を取るのがいいでしょう。
それでは、今回も最後までお付き合いいただき
誠にありがとうございました!