あ~失恋しちゃったよぉー! きっと自分には魅力が無いんだぁ~! 一生独身なんだあああ!
しっかりと事実を確認したの? フラれたからと言って魅力が無いとは断言できないし、一生独身だと言い切れないわよ。
ほんとう!?
私から見ればあなたはメソメソしていて魅力的ではないけれど、それが魅力に感じる人もいるかもしれないじゃない。
このように、捉え方(認知)を事実に変えるだけでも心理的なダメージを軽減できるわ。
ガクッ(そこまでハッキリ言わなくても・・・)
現代は「ストレス社会」と呼ばれていて、
人々の悩み事も以前に比べて増えてきたように感じます。
※社会を語れるほど賢くは無いので、この話題はここで終わります(笑)
今日はアメリカの心理学者である、
アルバート・エリス氏
が提唱したABC理論と呼ばれるノウハウをご紹介します。
この「ABC理論」を使うことで、
今後のストレスのダメージを減らすことができます。
ストレスや悩み事が減ることで、
無駄に悩んで行動できなくなることが無くなるはずですし
変に自己評価が下がってしまうことも防ぐことができるでしょう。
なぜなら、このABC理論は全ての出来事を
・出来事
・認知
・結果
に分解して、「どこを改善すれば悩みが消えるか」が明確に分かるからです。
僕自身は
・スルースキルが高い
・打たれ強い
と周りからは言われたりすることが多いのですが、
それでも人間なのでストレスを感じる場面は多くあります。
※特に対人関係だと「面倒臭いな」と思うことが多いですよね。
ですので、個人的な勉強も兼ねて
このABC理論について復習しておこうと思いました。知らんがな!
ABC理論とは?ストレスも考え方次第ではダメージを軽減することができる?
ABC理論とはアメリカの心理学者であるアルバート・エリス氏により提唱された。ストレスの大きさは、『Aという出来事は、どういう風に認知をしたのか(B)、その結果ストレスの大きさはどのくらいになったのか(C)』によって決まる。現在では認知行動療法(論理療法が発展したもの)という名前で広く知られている。
なにやらゴチャゴチャと書いてしまいましたが、
簡単に解説すると
テストの点数が悪かったので、先生から怒られたとします。(Aという出来事)
その時に、
「自分は本当にダメだな。何をやってもダメだわ」(Bという認知・捉え方)
をしてしまうと、
最終的なストレス(C)は大きくなってしまいます。
では、どうやったらストレスを抑えることができるのでしょうか。
結論からお伝えすると
『B(認知・捉え方)を変える』
だけでいいんです。
例えば、先ほどの例に当てはめてみると
テストの点数が悪かったので、先生から怒られたとします。(Aという出来事)
その時に、
「テストの点数が悪かったからと言って、全てがダメなわけではない。それに、これからもずっとダメだという根拠もない」(Bという認知・捉え方)
と考えることで、
最終的なストレス(C)を軽減することができます。
なので何かイライラするような出来事があった場合は、
・客観的に事実だけを見る
・事実・受け取り方・結果に注目する
ことで、ストレスを抑えることができるんですね。
このように
ストレスをためやすかったり、
落ち込みやすい人は
B(認知)で歪んだ思考をしてしまいます。
文字で説明すると複雑そうに見えますが、
自分でやってみると驚くほどシンプルなことがわかります。
説教のストレスを抜く方法
少しだけ難易度が高いかもしれませんが、
説教されたときのストレスを軽減させる方法もあります。
やり方は至ってシンプルで
怒られた
↓
怒られたおかげで。失敗に気が付けた。足りない部分が分かった。後の失敗を回避することができた。
↓
怒ってくれてありがとう!
このように、相手がした行動を
「自分にメリットがある行動だった」
と思い込むことでストレスが軽減されます。
是非一度お試しください。
ただし事実に注目しなければダメ
このABC理論ですが、
間違った使い方をしてしまうと勘違い人間になってしまいます。
最悪の場合、嫌われる原因にもなるかもしれません。
例えば、
明らかに自分が迷惑をかけてしまった場面でも、
A・他人に迷惑をかけたのに、迷惑をかけられたと思い込む(事実が歪んでいる)
B・むしろ他人が勝手に迷惑をかけられる動きをしていた(自分の主観で都合の良い方に捻じ曲げる)
C・(他人の責任にしたので)ストレスは軽減される
明らかに自分が悪いのに開き直っている人を
見かけたことはありませんか?
失敗すると、無意識のうちに「あのような人間」になるかもしれません。
なので、他人のせいにすることが悪いとは言いませんが、
その場合は態度に出さない訓練が必要かもしれませんね。
しかし、人は95%が無意識なので
「自分ではクールに立ち回っているつもり」でも、
周りから見ると
「明らかに様子がおかしい」
場合が多々あります。
なので、他人のせいにしてストレスを抜くスタイルの場合は
相当な訓練が必要かもしれませんね。
というわけで、今回の記事はこの辺で終わりたいと思います。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました!