自社の実績が見つからない場合は「最大」「最速」「地域初」「歴史上初」に注目してみると良いんだよ!
他者に比べて、大したことが無い実績しかない場合でも気にすることは無いわ。
他の企業だって「ある程度誇張表現」をして、宣伝していることが多いものよ。
何かビジネスを運営していると
「ウチに事業には目立った実績がないからなー」
「何かお客さんの目を引きつける実績はないものか」
と悩む場面があるはずです。
テレビをつけると、有名な企業が
「〇〇セレクション受賞!」
「〇〇売上ナンバー1!」
といった広告を宣伝しているので
何も武器が無い自社が惨めに感じるかもしれません。
しかし、例え小さな実績しかなかったとしても
「できるだけ相手に伝える努力をする」
ことが大事だと断言できます。
更に、出来るだけ
・最強
・日本一
・最古
・業界初
と言ったように、
「俺って最強じゃね?」
「俺って昔から凄いんよ?」
と思える要素に絞って、実績を選ぶようにしましょう。
中には恥ずかしいと思う人もいるかもしれませんね。
しかし、一見「凄そうな賞」をとっている企業も
「実際はお金で買えるレベルの賞」
を公開しているだけのパターンが多いんですね。
と、いうワケで今回は
「なぜ、実績をアピールするべきなのか」
「なぜ、『最強』や『一番』じゃなければならないのか」
について見ていきたいと思います。
なぜ最強であるべきなのか
いきなり「最強」だの「No1」だのを語ってしまい、
少年漫画みたいなノリになってしまいましたね。
しかし、シンプルであるからこそ強力なのです。
※僕も昔から最強のヒーローに憧れています。
そもそも、なぜこのような戦術が使われているのかと言うと
「社会的証明の心理」
が関係しているといえます。
どんな心理なのかを簡単に解説すると
「人は何かを選ぶときに、多くの人が選んでいるモノを無意識に選択してしまう」
という心理ですね。
脳を動かすには物凄いエネルギーを必要とするので、
できるだけ節約しようとします。
なので
「みんなが選んでるならこれでいいや」
と脳がエネルギーを節約した結果、
このような行動をとります。
これをヒューリスティックなんて呼んだりしますが、
正にこの心理もその中の1つですね。
なので、自社の商品を売り出す場合は
どんなに小さなことでもいいので
「最強」
「No1」
を伝える努力をするべきです。
1位のインパクトは2位の2倍以上になる!
更に、世の中にはジップの法則と呼ばれる面白い法則があります。
どんなものなのかといえば、
アメリカの言語学者「ジョージ・キングスリー・ジップ」が見つけ出した法則。
自然と使われている言語を細かく分析したところ、1位の単語の半分が2位に、1位の単語の3分の1が3位になることがわかった。
かなり乱暴にかみ砕いてしまうと
「3位は所詮1位の3分の1以下の力しかないよ? 2位でも半分以下になるんだよ? 1位の俺すげーっしょ?」
ってことですね。
この法則は言語だけではなく、社会現象などにも適応されるので驚きです。
※例えば日本の都市人工を見ても、1位は東京都区部で972万、2位は横浜の372万と、半分以下になっています。3位の大阪もきっちりと3分の1以下の数字になります。
分かりやすい数字に置き換えると、
1位が100の数字をたたき出した場合、
2位は50以下
3位は33以下
に収まることが多い、という法則ですね。
以前、とある人気番組でも
「1位のアスリートは誰でも知っているけど、2位になると極端に知っている人の数が減る説」
なんてものをやっていましたが、
検証の結果は正にその通りでした。
2位なんて基本的には誰も興味が無いのです。
それだけ『1位』のインパクトは強いんですね。
どんな小さなものでも大丈夫!
このような実績は、どんな小さなものでも大丈夫です。
実績が無くて悩んでいる方は、次の方法を試してみてください。
最 や 初 に絞って考える
・最強
・最短
・最小限
と言ったように、「最」が付く言葉に絞ることで実績を作り出せます。
以前、長野に出張した時に、
とある有名な観光地にて
「街道一番のラーメン屋!」
と言うものを見かけました。
そして、その街道を通り過ぎて分かったことは
「この街道にはこのラーメン屋しかない」
という事実でした(笑)
つまり、ライバルが居なければ勝手に最強になります。
これは大げさな例えかもしれませんが、
ライバルが少ないジャンルで戦うのも手段の1つです。
「この地区では最短で出前します」
「出費が最小限に抑えられるお店です!」
といったような宣伝文句でも十分です。
他にも、
技術に自信があるなら
「最高品質」
大きさや規模に自信があるなら
「最大」
世界最強の自信があるなら
「最強(?)」
なども考えられます。
その他にも
「業界初」
「この地域では初!」
「初披露!」
「世界初!」
といった宣伝文句もあります。
マニアックな競技を作って
「〇〇世界大会!」
といった町おこしをする自治体も見られますが、
あれもさり気なく、今回の心理を狙ったものです。
まとめ
いかがでしたか?
実績が無くて困っている方は
是非今回の記事を参考にして
自分の実績を相手に伝えてみてください。
最初に実績を作って売り出すことができれば、
あとは真っ当に商売をしていれば
少しずつ実績が追加されていきます。
なので、嘘の広告はいけませんが
導入期で困っている方は是非実践してみてください。