
何か難しい仕事や難題に当たった時は、
あえて怠け者な人に任せてみるのがいいそうですよ。

怠け者は実は目的に合わせて効果的な道具を選び、
物事の優先順位をしっかりと把握して、
他人に出来ることは一人か抱え込まずに任せるという
仕事を効率的に進める上で重要なことを自然とやってのける人がいるわ。

というわけで、今回の案件は
きパンジー君に任せたいと思います。

えー面倒くさ!
皆さんどうもこんにちは。
ロボパン編集部の須田です。
突然ですが、あなたの周り、
もしくはあなたの会社の中には
「この人はどうにもやる気がないんだよな~…」
という、いわゆる「怠け者」な人はいませんか?
もしあなたが、会社の社長だったり、
あるいはその人の上司などだった場合、
その怠け者さんの扱いについて頭を悩ませているかもしれません。
もしあなたが怠け者の部下をどう扱えばいいのか悩んでいるなら、
いっそのこと「難しい課題を任せてみる」というのが効果的かもしれません。
これは別に怠け者に対して嫌がらせをして、
会社を辞めてもらおう…なんていうパワハラのような発想ではありません。
実は、「怠け者ほど実は要領が良く、難題を解決する力がある」
というお話があるからです。
というわけで今回は、
怠け者に難題をふっかける有用性について
語っていきたいと思います。
「怠け者社員の扱いに困っている!」
という方は是非最後まで読んで、
実践してみてください!
あのビル・ゲイツも怠け者を有効活用していた!
- 勤勉で真面目な人が正義!
- 怠け者はダメ!
…というのは、古今東西に関わらず、
世界中での共通認識ではないかと思います。
例えば日本には、「怠け者の節句働き」という諺があります。
怠けている人ほど皆がお休みの日(節句)に
あくせく働いている…という意味の、
怠け者ほど後々になって後悔をするということを皮肉った諺です。
しかし、そんな基本的にはダメ人間と思われる怠け者に有用性を見出した人がいます。
それこそが皆さんご存知、
マイクロソフト社創業者であり会長である
ビル・ゲイツ氏です。
かのビル・ゲイツ氏が過去に残したコメントの中には、
こんなものがあります。
「私は難しい仕事がある時は怠け者に任せるんだ」
「だって怠け者は、仕事を簡単に片付ける方法を見つけ出してくれるからね」
楽になるために頑張れる怠け者に仕事を振ろう!
この言葉のように、ビル・ゲイツ氏は何か難題を見つけると、
その難題を一番怠けている社員に任せたと言います。
とは言っても、ビル・ゲイツ氏が
仕事を任せる怠け者というのは一定の条件があります。
それは
- 目的に合わせて道具やソフトなどを使い分ける
- 優先順位を理解している
などなど…。
一口に怠け者と言っても、
本当に何もしたくない怠け者ではなく、
「楽になるために頑張れる怠け者」に
仕事を振っていた…ということですね。
怠け者に難題を振るとどう解決するのか?
では、その「楽になるために頑張れる怠け者」に
難しい仕事を任せるとどういうことが起こるのでしょうか?
まず、前述の通り優先順位を明確にすることができるので、
無駄な作業や重要度の低い作業に時間をあまり割かず、
目標に対して意外にも一直線に進むことが出来ます。
(一刻も早く仕事を終わらせたいので、目標に対して最短距離を行きます)
そして、ここが恐らく怠け者ならではというポイントなのかもしれませんが、
自分ではなくても出来ることや、自分には出来ないことはすぐに人に頼みます。
よくありがちなことですが、
真面目な人ほど誰かに頼ることを良しとせず、
一人で問題を抱え込んでしまいがちです。
しかし、以前の記事である
「苦手なことは人に任せることで効率が上がる!比較優位性の法則とは?」
でもご紹介しましたが、人間は複数の事柄を同時に考えたり、
進めようとすると効率が悪くなってしまいます。
なので、なるべく一つの事に、
出来れば自分の得意な事に集中した方が
作業の効率というのは良くなっていきます。
もしかしたら怠け者は自分が楽を出来るからという理由で
自分以外の人が出来ること・自分には出来ないことを他人に任せるのかもしれません。
しかし、実はその動きこそが効率の良い仕事の進め方でもあり、
仕事をする上での一つの正解でもあるのです。
怠け者と言うのは怠け者だからこそ
- 如何に作業を早く終わらせるか?
- 如何に作業を楽に進めるか?
というところに考えが向きます。
そして、その思考の方向性や、
その思考から出る行動というのは結果的に
仕事を効率良く進めることになる場合があります。
怠け者にこそ難題をぶつけるべし!
今回の内容はここでおしまいです。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
あくまで「本当に何もやりたくない怠け者」ではなく、
「将来楽になるために頑張れる怠け者」に限りますが、
怠け者の思考は作業効率を改善する上で効果的な場合もあります。
ビル・ゲイツ氏のお墨付です!
あなたももし持て余している怠け者社員がいたら、
いっそのこと難しい仕事を任せてみるのもいいかもしれませんね!
(その社員からしてみればたまったもんじゃないかもしれませんが)
それでは、今回も最後までお付き合いいただき、
まことにありがとうございました!