身近なビジネスアイディア

今回の要点先読みコーナー

 

・他社のキャンペーンに便乗することで、他社のお客さんを引き込むことが可能

・「自分で作る楽しさ」を提供する未完成商品もビジネスアイティアの一つ

・商品に賞味期限を設けることで、最新商品の価値を高めることができる

 

それでは詳しい内容が気になった方は本文をお読みください。

 

 

今回はちょっと見方・考え方を変えただけなのに効果を発揮している、

そんなビジネスアイデアをいくつか紹介していきたいと思います。

 

ビジネスはちょっとの閃きや発想の転換によって好転することも珍しくはありません。

 

今回はあなたがビジネスを行っていく上で、

そうしたアイデアを閃くためのヒントなどになるかもしれません。

 

頭の体操の一環ということでぜひお付き合いください。

 

 

 

 

 

他店のお客さんを横取り!?ちょっとずるいビジネスアイデア

 身近にあるビジネスアイディア

一つ目は他店のお客さんを自店に引っこ抜く!

そんなちょっとずるいアイデアです。

 

「同じ商品が他店よりも高かった場合、その価格よりも値下げいたします!」

…こんなキャンペーンを行っているお店、あなたは見たことがありませんか?

 

そう、家電量販店などでよくあるキャンペーンですが、

これを様々な形に応用することで他社の顧客を自社に引き寄せることができます。

 

例えば

 

・他店の買い取り見積書をご持参いただければ、それより高い値段で買い取ります

・他店のポイントカード・会員証を提示していただければ10%値引きいたします

・他社のお見積り書を提示していただければ、それよりも安く作業いたします!

 

などなど…。

 

他社のキャンペーンなどに乗っかって、

それよりもお得なサービスを行うというのもお客さんを連れてくるテクニックの一つです。

 

また、お客さんを連れてくるだけではなく、

他社がどういう案件をどれくらいの価格で行っているのか?

などの調査にもなります。

 

他にも、わざわざ自社で経費を捻出して

ポイントカードや会員証などを作る手間も省けます。

 

「他店に便乗する」というのはちょっとずるい気もしますが、

中々効果的な手段の一つです。

 

 

他社に嫌われる可能性は十分あるので注意

 嘘つきはダメ

便乗キャンペーンは他社の顧客を奪えるかもしれませんが、

当然他社に嫌われ、目を付けられてしまう可能性も十分にあります。

 

なので、何でも屋さんなどの同業他社との連携が重要な業界で無暗に使うと、

一緒に作業してくれる業者がいなくなって後々大変になるかもしれません。

 

同業他社との連携がキモとなる業界では、

あまり使わない方がいいかもしれませんね。

 

 

 

 

 

未完成品を売るビジネスアイデア

 未完成品

「未完成の物をお客さんに売りつけるなんてそんな馬鹿な!」

 

と思う方もいるかもしれませんが、

よくよく考えると世の中にはけっこう未完成品を売っているビジネスは多いものです。

 

例えば焼肉屋さんなんてその代表例ですよね。

 

焼肉屋さんが提供しているのは焼いていない生の肉。

つまり焼肉ではなく生肉です。

 

他にも、お好み焼き屋さんだって未完成の物を提供していますし、

最近では串カツをお客さんが自分で揚げるというお店もあります。

 

やっていることは未完成品を提供しているだけなのに、

この手のビジネスが生き残っているのはなぜか?

 

その理由は、商品そのものの他にも

「自分で作る」という楽しい体験も提供しているからです。

 

特にお好み焼きなんかは上手くひっくり返せたりするとちょっと嬉しい気持ちになったり、

ちょっと得意げな気持ちになってしまったりもしますよね!

 

こうした「有能感」を感じられるというのも、

未完成品ビジネスの人気の秘密かもしれません。

 

…ついでに、スタッフもわざわざ調理する手間が省けるので一石二鳥ですね!

 

また、食品以外ではプラモデルなんかも未完成な商品の一つです。

 

プラモデルなどはただ組み上げるだけではなく、

独自の塗装を施したり、自分好みにパーツを少し削ったりなど、

作り手一人一人が自分の個性を発揮してカスタマイズすることができます。

 

・自分だけのオリジナリティを出せる

・作り上げた時の達成感がある

・作っている過程に楽しさが感じられる

 

こうした要素が未完成商品のウリなのかもしれません。

 

あなたのビジネスにこの未完成要素を導入できないか?

考えてみるのも面白いかもしれませんね。

 

 

未完成過ぎると単にめんどくさいだけに…

 

こうした未完成商品を作るうえで重要なのが、

「未完成すぎてめんどくさくしないこと」だと思います。

 

例えば焼肉屋に行って注文をしたら

 

「じゃあ牛を育てるところから始めますか」

 

と店員に言われた…なんてことになったらたまったもんじゃないですよね。

 

あまりにも完成までの道のりが長いと、

単にめんどくさいだけになってお客さんが寄り付かなくなってしまいます。

 

「最後の仕上げだけをお客さんに任せる」など、

完成までのハードルを低くしてあげることが未完成商品のキモですね。

 

 

 

 

 

商品に賞味期限を付け加えるビジネスアイデア

 期限付きで急ぐ人

次の方法は「商品に賞味期限を付け」というもの。

 

この方法の利点は

 

・コンスタントに新商品を出せる

・お客さんがヤフオクなどで安易に中古品に手を出すのを防ぐ

・上手く行けば過去の商品と抱き合わせで売れる

 

というものです。

 

この商品に賞味期限をつけるという方法の代表例は

 

・地図

・何かのデータがまとまった資料

・資格試験などの参考書

・パソコンのウィルス対策ソフト

 

などなどがあります。

 

こうした商品はよく「○○年度版」という形で毎年新しいものが出ていますよね?

言ってしまえばこの「○○年度版」というのが商品の賞味期限です。

 

例えばあなたが何かの資格を取得したくて、

その試験を受けるために参考書を買うとします。

 

その際、わざわざ2年も3年も前の参考書を買うという方はあまりいないと思います。

大抵の人は最新の参考書を買うでしょう。

 

…ぶっちゃけて言うと1年や2年でそこまで

問題の内容がガラッと変わっているとは思えません。

 

しかし、この年度版商法を使うことで過去の商品の価値を下げ、

「新しい商品が必要だ!」とお客さんに感じてもらうことができます。

 

また、何かのレポートを作る際などは最新のデータはもちろん、

過去のデータなどが必要になってくる場合もあります。

 

そうした方には最新版だけではなく過去の商品もセットで売ることができると思います。

 

主に情報商材などで使われている方法の一つですが、

もしかしたら発想の次第ではあなたのビジネスにも応用できるかもしれません。

 

 

3つのビジネスアイデア徹底分析の結果

 

・他社のキャンペーンに便乗することで、他社のお客さんを引き込むことが可能

・「自分で作る楽しさ」を提供する未完成商品もビジネスアイティアの一つ

・商品に賞味期限を設けることで、最新商品の価値を高めることができる

 

今回は個人的に「よくよく考えるとこれってすごいことだな…」

というビジネスアイデアを紹介させていただきました。

 

こうした普段何気なく接している商品やサービスも、

ちょっと分析してみるとハッと気づかされるものがあります。

 

本当にアイデア次第でどうにでもなっちゃうのがビジネスの面白いところですよね。

 

今回の記事があなたの新アイデア誕生の起爆剤になれば幸いです!