あ~ なんか最近やる気が起きないんだよな~。特に新しい仕事に取り掛かる時が一番苦痛なんだよね。
人は100%分かりきっている作業と、100%知らない作業に対してやる気が起きないように出来ているんですよ。
え!? それどうしようもなくね!? どうすんの!?
簡単ですよ。作業の内容を50%は経験済みの仕事、残りの50%は未経験の仕事にすればいいだけです。詳しくは今回の記事にまとめてみました。
- お願いされた作業が未経験なのでイマイチやる気がでない
- 毎日同じ作業の繰り返しで飽きてしまう
- どんな作業にもスムーズに取り掛かりたい
こんなお悩みはありませんか?
経の内容をご紹介する前に、初めに言っておくことがあります。
「新しいことにチャレンジしようとしたときに、イマイチやる気が沸かないのはアナタのせいではありません!」
単純に課題の設定の仕方を間違っているだけです。
話を続けます。
僕は飽きっぽい性格なので正直、繰り返し作業(ルーチンワーク)が苦手でした。
今はルーチン中は「あまり考えない」という強攻策(?)により、ある程度克服しましたが、未経験の仕事は今だに取り掛かるスピートが遅いと感じています。
今日は、そんな僕みたいな人の為に、
- 未経験の仕事にスムーズに取り掛かる方法
- 飽きてしまった仕事を面白くする方法
をご紹介します。
人がやる気が起きないパターンは2つ
まず初めに、人がやる気が起きないパターンを知る必要があります。
人が「嫌だな」「不安だな」と感じるタイミングは次の2つです。
1・100%経験済みの作業に取り掛かる時
2・100%未経験の仕事にとりかかる時
この2パターンです。
つまり、
「それやったことがないんだよ! 怖いんだよ!」
といった、未知なるものと、
「あ~、その作業はいい加減飽きちゃったんだよね」
のような、分かりきったものに対して人はやる気を感じないように出来ています。
更になんと、人は「嫌だな」「不安だな」と頭のなかで「考えている」だけで、脳のエネルギーが消費してしまうことが
分かっています。
これは本当に怖いですね…。
その結果、自分の体にムチを打って無理やり体を動かした時には既に脳のエネルギーが消費されてしまっているワケです。
脳の力を引き出す作業の取り組み方
では、100%未経験の作業に取り掛かる時の裏ワザ?をご紹介します。
これは100%経験済みの仕事に取り掛かる時にも使えるやり方なので一石二鳥ですね。
裏ワザと言っても、理屈はとても単純。
100%未経験の作業が「不安」と感じてしまうなら、
50%を未経験の作業、残りの50%を経験済みの作業にしてしまえばいいのです。
このような考え方を「ハーフタスク」と呼び、人間の能が最も力を発揮する作業の調整のことをいい、神経心理学の世界では「発達の再近接領域」と呼ばれているものです。
脳は、
「自分が持っている力が通用するぞ!」
「もうちょっとで出来るぞ!」
「なんだ~俺にも出来るじゃん!」
と思った時に最高のパフォーマンスを発揮するので、経験50%、未経験50%の割合で作業の内容を調整することで脳のパフォーマンスを引き上げる事ができます。
なんだか難しくなってきたので、簡単に言ってしまうと、
まず50%経験済みの「分かりきった作業」をしている時に、
「あれ? これ、もしかして俺にも出来る? 最初は未知なるものに見えたのに…」
と、なっていきます。
そして、その状態で未経験の作業に手を付けると、
「おっ、いつもと違って新鮮だな~」
「これなら飽きずに出来そうかも」
と、なります。
結局、そのペースを維持したまま作業を終わることが出来るんですね。
今まさに脳のパフォーマンスが引き上げられている証拠です。
仕事の量を半分にするのではなく質を半分にする
50%にすると言っても、仕事の「量」を半分にするというわけではありません。
8時間労働を4時間労働にするというのは違います。
あくまで作業の割合、質を調整してください。
これにより脳のパフォーマンスが引き上げられます。
仕事が出来る人の共通点とは
仕事が出来る人は未経験の仕事を与えられても、難なくこなすことが出来ます。
彼らも実は未経験の仕事の内容を細かく切り分けて、自分が出来そうなものから消化しているだけなのです。
自分が100%経験したことのあるものに「似ているもの」を探しだして、そこから徐々に切り崩しているんですね。
新しいことをやっているように見せかけて、実は、
「自分がいつもどおり、やれることから取り組んでいる」だけなのです。
最初は新しいチャレンジを極力避けるのもポイントです。
自分がやれるところからやればいい、と考えれば楽になりませんか?
やる気が沸かないのはしょうがない
やる気が沸かないからと言って、自分を責める必要はありません。
人は本来「未知なるもの」に不安を感じるように出来ているからです。
単純に「課題の設定」が間違っているだけです。
誰でも「嫌だな」と思うものは長続きしないものです。
更に世の中には、
「新しいことにチャレンジしろ」
とか
「新しいものほど大きく自分を成長させてくれる!環境をガラッと変えよう!」
といったアドバイスがよく聞こえてきますが、
上手く出来た人は、単純に、
「新しいことの中に、たまたま自分の知っている内容が含まれていた」
だけなんです。
もしくは、単純にその人が凄い人だったり…。
よく見てみると、大抵の人は空回りしてます。はい僕です。
多少経験したことのある人ならスムーズに新しいことにチャレンジすることが出来ますが、
全くやったことのない人は当然出来るはずがありません。
その結果、途中で投げ出してしまい「オレってダメだな」と負け癖がついてしまうのです。
自己嫌悪になるだけならまだマシで、最悪の場合、
「お前は根性ねーな」
「飽きっぽいな」
「だからお前はダメなんだよ」
と、脳にとっては、なんのプラスにもならないような言葉がとんでくる場合もあります。
それって凄く残念なことなんですよね。
根性で乗り切る人もいますが、それと同じように「正しい知識」を身につけて技術で乗り切る人も世の中に存在します。
根性で乗り切ることが苦手な人は、脳の構造上「なぜ」といった疑問が解決しないと動かないタイプでしょうから、
- 無料で他人に答えを求めない
- 行動に関する本を読み漁る
- 出来ることを1つ実践してみる
だけで、解決します。
よく悩みを解決できない人の中に、「教えてくれる人がいない」と言う人もいますが、
何事にも「なぜ」と疑問を持ってしまうような人に、周りがイチイチ教えてくれるわけがありません。(学校やセミナーなどお金を払っているなら話は別)
10個の出来事があった場合、大抵の人は8個の出来事を特に考えずにスルーしますが、なぜタイプは8~10個に「なぜ」という疑問を持つようなイメージです。
そんな人にイチイチ教えていたら、親切に教えて上げた人の時間が圧倒的に足りなくなります。
もしくはレートが釣り合いません。
客観的に見ても、そんなことを平気で繰り返していると、確実に煙たがられてしまいます。
正しい知識を持っている人でさえも「まずやってみりゃあ分かるよめんどくせぇな」とついつい思ってしまうかもしれません。
他人の時間はお金と一緒です。
それに、他人が教えてくれなかったら止まる成長は少し悲しいです。
そこは自分で納得のいくまで徹底的に解決するべきです。すると不思議な事に「なぜ?」と思ってしまうタイプは行動し始めます。
ええ、僕です。
なので、なぜ?を押し付けるのは「他人」ではなく「自分」であるべきです。もしくは「本」に大抵のことは書いています。
「なぜ?」タイプは他人に成長させてもらうのではなく、ある程度は自分で切り開くことが出来ないと、才能が開花する前に潰れてしまいます。
※ちなみに「なぜ」タイプは起業家に多い。
そして最後は行動です。
脳は知識をインプットする感覚系と、実際に動いてみる運動系の部位が繋がっていません。
つまり、実際に行動するまで「出来るようになった、理解した」したとはいえないのです。
知識を詰めて、実際に自分なりに表現をしてみて、それを再び自分の目や体感で確かめるまでは吸収出来ない仕組みになっています。
最後にこのマインドセットを入れておくことで、本だけ読んで終わりといった、頭でっかち人間になるのを防ぐことが出来ます。
このようなことから、上手く行かない人は「自分に合ったやり方が見つかるまで」あまり気にしないほうがいいです。
しかし、自分のやり方を見つけるまではもがく必要もあるでしょう。
もちろん、大きな夢や目標を持つのも、長期的なモチベーションを維持するのに必要なのですが、
まずは目先の第一歩を確実にこなす能力を是非つけたいものですね(僕が)
今回は少し個人的な感想が含まれましたが、僕も気をつけるという意味で書いてみました。
では、最後までご覧頂きありがとうございました。