今日も仕事でミスって上司に怒られちゃったよ…。
こんな時は明るい曲でも聴いて
テンションを高めよう…。
~1時間後~
明るい曲を聴いても全然気分が晴れない!
一体どうすりゃいいの!?
落ち込んだ時というのは
無理に明るい曲を聴くよりも、
逆に暗い曲を聴いた方が気持ちが落ち着くのよ。
自分の気分と同じような曲を聴くと落ち着く
この効果のことを同質効果と言うわ。
- 仕事が上手く行かなくてミスをしてしまった時
- 上司などに怒られてしまった時
- 人間関係が上手く行かずに悩んでいる時
理由は人それぞれ千差万別ですが、
誰でもたまには落ち込んでしまったり、
テンションだだ下がりになってしまったり、
悲しい気持ちになってしまう時があると思います。
しかしいつまでも落ち込んだままでは
仕事するにせよ何をするにせよ手がつきません。
そんな時、あなたはどうやって気持ちを落ち着けたり、
気分を回復させていますか?
ちなみに僕の場合は
「嫌な気持ちになったらさっさと寝る」
という風な対策を取っていますが、中には
- 「明るい曲を聞いてテンションを上げる!」
- 「ポップな曲を聞いて気持ちを高める」
という方法を取っている方もいるかもしれません。
しかし、実は「悲しい時に明るい曲を聴く」というのは、
実は逆効果になってしまう可能性があります。
今回は「同質効果」という心理効果をテーマに
- 落ち込んだ時に明るい曲は良くない!
- じゃあどんな曲聞けばいいんだよ!?
という内容でお話させていただきたいと思います。
落ち込んだ時間が長ければ長いほど、
何をするにしても出遅れてしまったり、
行動しなくてはいけないのに行動したくない!
という時間がダラダラと伸びてしまって、
時間の無駄になってしまいます。
素早く立ち直る方法の一つとして、
是非読んでみてください。
このページの目次です。
同質効果とは何か?
同質効果というのは別名「同質の原理」とも言われており、
音楽療法などの世界で使われている言葉でもあります。
どんな内容かをザックリと説明しますと、
自分の気分と同じような曲を聴くことで精神を安定させることが出来る
という意味の心理効果です。
落ち込んだ時は悲しい曲の方が良い!?
気分が落ち込んでしまった時こそ、
明るい曲を聞いて無理矢理にでも元気を出そう!とか、
ポップな曲で元気を分けてもらおう!というのは、
一見すると理屈は合っているようにも思えます。
しかし、実際にこれをやってみると
- 「何だか全然気乗りしないな…」
- 「やっぱそんな気分じゃねーわ…」
- 「人が落ち込んでる時にキャンキャンうるさいんじゃ!」
と、全く気持ちが回復しない!という現象に遭遇してしまった…
という方も世の中には少なからずいることと思います。
これは、曲調と自分自身の気分が
あまりにもかけ離れてしまっているため、
曲に全く共感できないというのが原因です。
なので、実は落ち込んだり悲しい気持ちになった時というのは、
無理に明るい曲を聴いてテンションを上げようとするよりも、
悲しい曲などを聴いた方が気持ちが落ち着きやすいのです。
悲しい気持ちになった時は、
まずは悲しい曲を聴いて同質効果を発生させ、
気持ちを落ち着けてから徐々に元気の出る曲を聴く…
という風に、段階を踏んで元気を出すのがいいでしょう。
…あまり関係ないかもしれませんが、
「悲しい時に悲しい曲を聴くと落ち着く」というのは、
このブログの過去記事である
「人に好かれるコツ:類似性の法則とその活用法」でもご紹介した
「類似性の法則」と近いものがあるなぁと、書いていて思いました。
類似性の法則というのは、
「人間は自分と共通の要素を持っているものに対して好感を持ちやすい」
という心理効果で、色んな物事に当てはまります。
例えば
- 苗字が同じだ!
- 出身地が同じだ!
- 趣味が同じだ!
- 好きな食べ物が同じだ!
どれも人と人が仲良くなるきっかけとして
よくある物ですよね?
もしかしたら、この類似性の法則と
今回ご紹介した同質効果は何か関係あったりするのかもしれませんね。
明るい曲でダメなら暗い曲から入ろう
今回の内容は以上でおしまいです。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
「元気が出る曲」というのは素晴らしいのですが、
実際曲を聴いて元気を出す場合はその前に
悲しい曲を聴いて気持ちを安定化させる必要があるんですねぇ。
何事も一気に効果を出すのは難しく、
段階を踏んでいくことが大事なのかな?
と、書いた僕自身も考えさせられました。
今回ご紹介した同質効果。
あなたも是非活用してみてください。