あかパンジー(怒り)

この工具は今のうちに買っておいた方が良いな!

多分後々の仕事で使う可能性大だ!

 

~数か月後~

 

あかパンジー(驚き)

絶対使うと思って買ったんだけど、

全然使わないまま倉庫で埃被ってるな…とんだ無駄遣いだった!

 

ロボリンちゃん

実は将来のためと思って買った物は、

その9割くらいが使わずに終わってしまうことがよくあるわ。

必要になった時に必要な物を買うのが効率的なのよ。

 

  • 「これは将来絶対使うと思う…」
  • 「今のうちに先読みして買っておこう!」

 

そう思って資材や道具を買っておいたんだけど、

結局使わないまま倉庫で埃を被っている…。

 

あなたにはそんな経験はありませんか?

 

「使うかもしれない!」と思って、未来への投資だと思って買った物でも、

結局使わずにいるとただただ無駄な費用を投じてしまったの同じですよね。

 

今回はそんな「将来使うと思って買ったのに、結局使わず、無駄なお金を使ってしまった…」

という事態を避けるための法則である「YAGNI(ヤグニ)の法則」について

ご紹介していきたいと思います。

 

「将来のためと思って物を買っても、結局持て余してしまう…」

という方には是非知っておいてほしい法則です。

 

この法則を知っていることで、

無駄な費用を削減することが出来ます。

是非読んで、実践してみてください!

 

費用削減に効果的!YAGNIの法則とは何か?

 

YAGNIの法則

 

まずはYAGNIの法則がどんなものなのかについての解説です。

 

YAGNIの法則とはもともとはソフトウェア開発の技術者である

ケント・ベック氏が提唱したもので、簡単に言うと

 

「機能や道具などは実際に必要になるまでは追加しない方が良い」

 

という意味の法則です。

 

ちなみに、「YAGNI」というのは

You ain´t gonna need it」(そんなの必要ないよ!)

という英語が元となっております。

 

ソフトウェアを開発する際に、動作不良(バグ)を起こさないコツは

「単純に多くのコードを書かないこと」と言われています。

 

多くのコード(つまり多くの機能)を作ろうとすると、

それだけミスや欠陥が発生してしまう確率は高くなってしまいます。

 

「将来のため」で買った物は9割が無駄!

 

このYAGUIの法則によると、

将来のために買った物…つまり、

今は必要ではないのに買った物というのは

なんと実際に使われるのはほんの1割程度で、

9割の物は無駄に終わってしまうとのことです。

 

つまり、「将来使う!」と思って例えば100個の買い物をしたとしたら、

実際に使うのはその中のたった1割、10個ほどの物だけで、

残りの90個は日の目を見ぬまま終わってしまうことになってしまいます。

 

つまり、将来必要になるからと考えて買った物は、

大抵が無駄な出費!無駄な費用として消えてしまいます。

 

そればかりではなく、それを買うのに割く時間や労力も無駄になりますし、

買った後もお仕事などをする際に使う物の選択肢として

その将来を見越して買った物がチラついてしまいます(しかも結局使わない)。

 

過去記事の

「商品が少ない方が売れるのはなぜ?「品揃えが豊富」が逆効果になる理由」

でもご紹介しましたが、人間は選択肢が多いと、

「その中から一番良い物を選ぶ」という余計な手間が増えてしまい、脳に負荷がかかってしまいます。

 

そのため、お仕事の際にも道具などがゴチャゴチャとたくさんあると、

「その中から何を使えばいいのか?」という考える手間が増えてしまい、

結果的に仕事の効率も下がってしまいます。

 

将来のための買い物と言うのは、

結果的に費用の無駄になるばかりではなく、

日常の業務などにも悪影響を及ぼす可能性もあるのです。

 

必要になった時に必要な物を買おう!

 

「将来を見越して買っておく!」というのは、

一件すると用意周到で賢いようにも見えますが、

その実無駄な費用を使ってしまっている場合も多いです。

 

なので、「本当に必要になった時にだけ必要な物を買う!」

という姿勢を貫くことで、日頃からの余計な出費を抑えることが出来ます。

(何だかちょっと行き当たりばったりなようにも見えますが)

 

また、余計な出費を抑えるだけでなく、

日頃から多くの選択肢に悩まされる必要もなくなるので、

ストレスフリーで時間も節約しながらお仕事をすることも可能です。

余計に物を増やしすぎないシンプルさが大事です!

 

…なんだかここまで書いていて思いましたが、

「余計な物を加えない」というYAGNIの法則の発想は、

過去に書いた「上手く行ってるなら下手に手を加えない方が良い」という

「ランスの法則」に通じるものがあるような気がします。

 

興味がある方は是非、リンクから記事を読んでみてください。

 

YAGNIの法則のまとめ

 

様々な機械

 

今回はYAGNIの法則についてご紹介させていただきました。

 

将来を見越して、良かれと思って用意した物でも、

結局9割は使うことなく終わってしまうというのは何だか残念ですね。

 

見方を変えて言うなら、人間は心配性で、

未来に不安があるからそれに対して備えたがるけど、

実際はそこまで問題は起こらない…という事なのかもしれませんね。

 

何にせよ、「必要になった時、必要な物を買う」という姿勢でいることで、

余計な出費を抑えることが可能です。

 

「色々買っちゃうけど、結局使わずに終わってしまうことが多い…」

と言う方は、是非試してみてください!