あかパンジー(得意げ)

最近ホームページに「お客様の声」を掲載する企業が増えてきたんだけど、

あれはウィンザー効果という心理を利用して広告の反応率を上げるためなんだぜ!

 

ロボット

ウィンザー効果とは、「人は第三者から聞いた意見を信じ込んでしまいやすい」という心理ですね。

 

飲食店の店長が自ら「俺のお店はうまい!」と言っているのと、

友達が「あの飲食店は美味しかったよ」と言っているのを見たとき

 

友達が言った方を信じるというワケです。

 

「なんか広告の反応率が悪いな~」

と、思っている方は

「ウィンザー効果」を利用してみるといいかもしれません。

 

ウィンザー効果について簡単に説明すると、

 

「俺(Aさん)は凄いんだぜ!」

と、相手から直接説明されるのと

 

「Aさんは凄い人だよ」

と、第三者から教えてもらうのとでは、

 

第三者から教えてもらった方が、
より「信憑性が増す」という心理です。

当然、言葉の影響力も違ってきます。

 

なんだか難しく聞こえますが、
要するに

 

ある飲食店があったとして、

 

店長が自分から「ウチはうまいよ」と言っているのと、

友達から「あのお店は美味しいよ」と教えてもらうのとでは、

 

友達から聞いた方が、より信じられる情報だと判断します。

そして、好感度も上がりやすいというわけです。

 

この心理効果を上手に利用することで、

・広告の反応率を上げる

・気になる人の好感度を上げる

ということが出来るようになります。

 

きっと、広告の反応率も上がることでしょう。

 

広告の反応率が上がれば当然、広告費が削減されます。

余計な経費が掛からなければ、他のことにお金を
使うことが出来るようになります。

 

広告の反応率に悩まされている人は
是非とも覚えておきたいテクニックの1つです。

 

ウィンザー効果はマーケティングでも使われている

広告の反応率を上げたければ第三者の意見を載せよう

ウィンザー効果はマーケティングの世界では
当たり前のように使われています。

 

そして、自分たちも知らないうちに
仕掛けられているんですよね。

 

例を挙げればきりがありませんが、
代表的なものを見てみましょう。

 

ホームページのお客様の声

 

例えば、最近のホームページなどに見られる
「お客様の声」は正にそんな感じです。

 

ホームページに他のお客さんの声を載せることで、

「自分のホームページに書かれている情報は本物だよ」

「実際に利用されてる安心できるサービスだよ」

と、相手に伝えることが出来ます。

 

更に動画なんかがあると、
無条件に信じてしまいますよね。

 

Twitterで検索するようになった現代人

 

最近のある統計の結果によると、

若い人はGoogleやYahoo!の検索エンジンではなく
Twitterを使って情報を調べている場合が多いそうです。

 

これも、企業が自らホームページで語っている情報よりも、
Twitterで他人が言っている情報を信じたい!という
心理が働いているからですね。

 

なのでこの心理を上手に利用して、

 

・他人のSNSで自分の商品のレビューを書いてもらう

・ブログで自社の商品をレビューしてもらう

 

という動きも見られるようになりました。

 

悲しい話ですが、お金が絡んでいる以上、
結局はイタチゴッコで終わってしまいます。

また、人間は考えるのが嫌な生き物なので
(脳のエネルギーの消費量が凄まじいために、
面倒なものはショートカットしたがる)

 

大勢の人が言っている意見を
信じておけば大丈夫だろう、と
思い込んでしまう心理に

 

「社会的証明の心理」

というものがあります。

 

これもウィンザー効果に
近いものがありますよね。

 

Twitterで情報を調べたがる人には
このような心理も働いていると言えます。

 

エキテンや食べログ

 

食べログやエキテンなどの
口コミサイトもウィンザー効果を
上手に利用しています。

 

僕も、外食しようと思ったときに、

 

「周りの人はどう思っているんだろう」

「実際に利用した人はどんな感想をもっているんだろう」

 

と、無意識のうちに調べてしまったりします。

 

これも「周りの人の意見を聞いておけば大丈夫」と
自分で考えるのをやめているからこその動きと言えますね。

 

実際のところ、このような口コミサイトも

 

・知り合いにレビューしてもらう

・業者にお願いして評価してもらう

 

という行為があったりするのですが、
ついつい「他人が言ってるなら」と
信じ込んでしまいます。

今すぐ普段の生活の中に取り入れてみよう!

このウィンザー効果は誰でも簡単に
取り入れることが出来ます。

 

ホームページを持っている人なら、
お客さんにレビューをしてもらうのも
良いかもしれませんし、

 

口コミサイトに自分のお店を登録
しているのも良いでしょう。

 

ただし、自分でレビューを書いたり、
自作自演のお客様の声を載せてはいけません。

 

一番ベストなのは、良いサービスを提供した結果、
ついでに「お客様の声が手に入る」状況を作ることです。

人を騙すことが目的になってしまわないように
十分注意をしましょう。

 

 

また、このウィンザー効果は
ビジネスだけではなく
人間関係にも使うことが出来ます。

 

例えば、好きな人が居たとして、
直接「好きです」と言うのが怖い場合。

 

その場合は、第三者に
「〇〇さんのことを気に入っている」
と伝えてみましょう。

 

すると、その言葉が相手に伝わった場合、
面と向かって伝えるよりも効果があります。

 

更に面白いエピソードがあります。

 

好きになった人の兄弟や家族に
気に入ってもらうことで

好きになった本人からも
好かれやすくなるそうです。

 

このことから、

「人間は自分の意思だけで動いているわけではない」

ことが分かると思います。

 

ビジネスだけではなく日常生活にも
簡単に取り入れることができるので、

心当たりのある方は一度検討してみては
いかがでしょうか?