差異効果とは

 

今回の要点先読みコーナー

 

・異化効果とは「日常的な物を特別な物のように表現する」工夫のこと

・ほんの少し言い方を変えることで異化効果が発生し、商品のイメージは良くなる

・異化効果は食品のみならず、様々なビジネスに応用できる

・お客さんを騙すような表現は最終的に信頼を失い、深刻な問題に発展するので注意!

 

それでは詳しい内容が気になった方は本文をお読みください。

 

ビジネスを行っていく上で「自社の商品をどうやって魅力的に伝えるか」

というのは商品の売上にもつながる大事な問題の一つです。

 

そこで今回は「異化効果」という心理効果を元にして、

「商品のイメージを0円でアップさせる方法」をご紹介したいと思います。

 

商品のネーミングや広告文の作成などにも使える小ワザですので、

ぜひ覚えて実践してみてください!

 

 

 

異化効果とは何か?

 

差異効果とは?

 

まずは異化効果についての解説です。

 

異化効果とは一言で言うとドイツの演劇作家であるブレヒトという方が提唱したもので、

簡単に言うと「慣れ親しんだ物を非日常的で特別な物のように表現する方法の一つ」です。

 

元はといえば演劇を魅力的にするための理論でしたが、

今ではビジネスの世界でもこの手法を取り入れている例が多くあります。

 

ではどのような場面でビジネスに活用されているのか?

その例を挙げてみましょう。

 

 

フランス料理などでよく見られる異化効果

フランス料理

異化効果は食品の名前や料理名でその効果を発揮している例が多く見られます。

 

特にフランス料理などの料理名は異化効果を利用している良い例だと思います。

 

フランス料理の名前と言うと例えば

「深緑の森に育まれた鹿肉とキノコのソテー」(僕が2分くらいで適当に考えました…)

という具合に、ちょっと気取った感じのメニュー名がよく見られますよね。

 

例えば上記のような料理名の場合、

食材の供給などが安定していないと商品として売り出すことが難しいので、

鹿肉もキノコも牧場などの施設で出荷・栽培したものだと予想するのは簡単です。

 

しかし、「深緑の森で育まれた」というフレーズがくっついていることによって、

頭が勝手に豊かな森のような空間そこでのんびりと草を食べている鹿

木の根元などから生えているキノコなどを想像してしまいます。

 

その結果

 

・天然素材っぽい

・新鮮そう

・体に良さそう

 

などなど、商品に対して様々なプラスのイメージを連想してしまいます。

 

料理の内容は単なる肉とキノコのソテーという慣れ親しんだ物かもしれませんが、

少し名前をひねることで特別な印象が生まれます。

 

 

 

 

言い方一つで商品の印象はガラッと変わる

カップラーメン

ちょっと余談になりますが、

たとえ身近な物でも言い方一つで印象がガラッと変わる物は多いと思います。

 

例えば皆さんお馴染みの日清「カップヌードル」

言い方一つで百数十円のカップ麺とは思えないようなイメージにすることができます。

 

題して

「熱々の和風ヌードル ふわふわ卵と華やかな小海老、旨み豊かな角切りチャーシューの共演」

…というのはどうでしょうか?

(これも即興で考えたものなのでクオリティ低いですが…)

 

ただ単にカップヌードルと言うよりも、

ちょっと高級そうなイメージを感じられるかと思います。

 

このように、商品というのは言い方一つで印象が変わったりすることもよくあります。

 

…また、変わるのは何も印象だけではなく、味そのものさえも変わってしまうという事例があります。

気になる方はぜひ こちらの記事もお読みください!

 

 

大げさな名前にしなくても、ほんの少しの変更でも効果あり

 

ここまではフランス料理のような名前を例にして異化効果を説明してきましたが、

実際にビジネスに活かす場合はそこまで長ったらしい名前にしなくてもOKです。

 

例えばただのオムライスなら「熱々とろとろオムライス」と表記したり。

 

例えばただのメンチカツなら「肉汁じゅわじゅわメンチカツ」と表記したり。

 

ほんの少しネーミングをひねるだけでも異化効果は発生し、

読み手の頭にイメージを膨らませ、

商品を魅力的に思わせることができます。

 

 

 

 

食品以外にも異化効果は使える

絵の具

ここまで全て食品や料理などを例にしてきましたが、

異化効果は何も食品以外の商品にも応用することができます。

 

例えば車のカラーの名前などは

 

・マリンブルー

・スノーホワイト

・ダンデライオンイエロー

 

などなど、ちょっと凝った名前にしてありますよね。

 

ただ単に水色と言うよりも「海のような水色」の方がより爽やかで涼しげなイメージが湧きます。

 

ただ単に白と言うよりも「雪のような白」の方が儚げで美しく感じるかもしれません。

 

ただ単に黄色と言うよりも「タンポポのような黄色」の方が明るさに加えて、

大地に根を張って生きる力強さもイメージできます。

 

車のカラーというのはあくまで一例に過ぎませんが、

この他にも様々な場面で異化効果は応用できます。

 

 

お客さんに嘘をつくのは厳禁

だめぜったい

言い方一つで商品のイメージアップが狙え、

売上アップも期待できる異化効果ですが、だからと言って

 

・実際の商品の効果とは全然違う、過大なアピールをする

・実際に使っている素材とは違う高級素材をアピールする

 

などなど、お客さんに嘘をつくような行為をしてはいけません。

 

そうした悪質な行為はあっという間に広がってしまいますので、

すぐに客足が遠のいたり、場合によってはクレーム問題に発展する場合もあります。

 

言い方一つでイメージアップできるとは言え、

言い方にばかりこだわってはいけません。

 

お客さんに対しては常に、あらゆる面で誠実な対応を心がけましょう!

 

 

異化効果についてのまとめ

 

・異化効果とは「日常的な物を特別な物のように表現する」工夫のこと

・ほんの少し言い方を変えることで異化効果が発生し、商品のイメージは良くなる

・異化効果は食品のみならず、様々なビジネスに応用できる

・お客さんを騙すような表現は最終的に信頼を失い、深刻な問題に発展するので注意!

 

異化効果を上手く活用することによって、

費用をかけずに商品のイメージをアップさせ、

結果的に売上アップに繋げることができます。

 

ただし

 

・お客さんを騙すようなことをしないこと

・異化効果はあくまでテクニックの一つで、これだけでビジネスが上手くいくわけではないこと

 

この二つをしっかりと心がけてほしいと思います。

 

あなたも早速、自分の商品が魅力的に映るようなフレーズを考えてみましょう!