どうも、渡辺です。
・忙しさに追われていると、ついつい「ボー」っとしてしまう。
・ボーっとしていて他人に怒られる
こんな経験はありませんか?
渡辺(僕)も、ついつい忙しさに追われている時や、頭を極端に使ったときなどは、ついつい思考停止してボーっとしてしまいます。
そして他の人から「やる気出せ」と怒られるまでが1セットだったり(これは単純に僕がダメなだけなのでは?)。
しかし、この「ボーっとする作業」は、脳にとっては絶対に必要だったんです!
脳に絶対に必要なデフォルトモードとは?
人が「ボー」っとしている時は、脳のデフォルトモード神経回路が動いていると言われています。
デフォルトとは「初期設定」という意味ですね。
このデフォルトモードは、一見怠けているように見えますが実は…
情報のまとめ作業をしているといわれています!
忙しさに追われていると、ついついボーっとしてしまうときはありませんか?
あれは脳が、
「ち、ちょっとタイム! いったん情報を整理するから落ち着こうな!」
と、なっているからなんですね。
あのデフォルトモードがあるおかげで、人間は「直前に聞いた情報」を1つ1つ整理していくことが可能になります。
この時に「ひらめき」が生まれるんですね。
どうやればデフォルトモードになるのか?
「そっか! デフォルトモードになればひらめきが生まれるんだったら、常にボーっとしていればいいんだな!」
ちょっと待ってください!
たしかに「ボー」っとすれば、脳内の情報がパズルのピースを1つ1つ組み立てていくかのように情報が整理されます。
しかし、普段からやっている「仕事」「授業」などでは、果たして簡単にボーっとできるでしょうか。
一般的にはボーっとしている=怠けている、と思われてしまいがちなので、なかなかデフォルトモードにする為の機会は少ないはずです。
そこで注目されるのが、
「単純作業」
になります。
単純作業とは、その名のとおり「頭を使わなくてもできる様な、極端なシングルタスクのこと」を表します。
なぜ単純作業がひらめきと関係しているのか
単純な作業を繰り返していると、人は次第に心が落ち着いてきます。
これは、脳が単純な一定のリズムを感じ取ると、デフォルトモード神経回路が動き始めるからなんですね。
なので、
・マラソンをする
・散歩をする
・選択をたたむ
・楽器を演奏する
といった、単純な作業をすると、脳内の情報が整理されると同時に、ひらめきが生まれやすいわけです。
しかし、仕事中にボーっとするのは難しいかもしれません。
ついつい、怒られてしまう可能性があるからです。
そこで考え方を変えてみましょう。
どんな仕事も「100%頭を使わなければならない」わけではありません。
必ず無意識に出来るような作業がどこかにありますよね。
その作業を出来るだけ頭を使わないようにすることで、普段からマルチタスクによって酷使されている脳とバランスを保つことができます。
その作業の際に、極端に何も考えないことが上手にデフォルトモードにするポイントです。
極端に何も考えないようにすることがポイントです(大事なことなので2回言いました)
更に、ボーっとしているよりも「何か行動している」方が、一般的には好印象のため、怒られないようにさり気なく脳をデフォルトモード神経回路にすることができます。
常に頭を使っている人は「休憩中はスマホを使わずに出来るだけボーっとする」と言った工夫をするといいでしょう。
デフォルトモードを利用していた過去の偉人達
いかがでしたでしょうか。
今回の記事で、
「ボーっとする動作は人間にとっては必ず必要なものなんだ」
と感じていただけたかと思います。
日本を代表する哲学者の「西田幾多郎」さんも、考え事をする際には
必ず「一定のルートを歩きながら」考え事をしていたそうです。
この道は琵琶湖周辺にあり、現在では「哲学の道」と呼ばれています。
天才と呼ばれる方々は、無意識のうちに「デフォルトモード」の存在に直感で気がついていたのかもしれません。
また、歩きながら本を読んで勉強していた「二宮金次郎」さんに関しても、今回の知識を知ることで、また違った目線で見ることができますよね。
本を読みながらデフォルトモードになっていたワケです。
やっぱり偉人って凄いな…。
今回のまとめ
今回の話をまとめると、
・ぼーっとするのは脳内のデフォルトモード神経回路が動いているため
・デフォルトモードになると、情報を1から順番に整理している
・ぼーっと出来ない場合は「単純作業」を見つけて、思考停止する癖をつける
こんな感じになりました。
あまり難しい内容ではないので、すぐじ実践出来ると思います。
忙しさ現代こそ、重要な動作のはずなので、頭をすっきりさせたい人はさっそく取り入れてみてはいかがでしょうか。
では、また次回!