チンパンジー(不安)

いつもいつも突発的な仕事が来て、

計画通りに仕事が進まない…。

今日も残業しなくちゃな~…。

 

ロボット

そんなあなたは、突発的な仕事を

とりあえず後回しにしてみるといいかもしれません。

今回は仕事を余裕を持って効率的に進めるための

「マニャーナの法則」についてご紹介していきます。

 

「仕事をしている途中にまた別の仕事が入ってきて、毎日忙しい!」

「仕事に追われているうちに、気づいたら一日があっという間に終わってしまう…」

 

…このような経験をしたことがある、

または日常的に経験しているという方は多いのではないでしょうか?

 

予定していた仕事を計画通りにこなしたいのに、

毎日毎日突発的な仕事が横槍で入ってくる!

あっちの仕事もこっちの仕事もやらなくちゃいけなくて

頭の中はいつもパンク寸前!…というのは辛いですよね。

 

今回はそんな毎日忙しいあなたに心のゆとりを持たせてくれる法則、

「マニャーナの法則」についてご紹介していきます。

 

このマニャーナの法則を活用することによって、

仕事に追い回されて心に余裕がないという状況を脱出できるだけではなく、

考えるべき事柄を少なくすることによって集中力や仕事の効率のアップも期待できます。

 

「毎日仕事に振り回されて頭がパンパン!」という方は、

是非最後まで読んで見てください!

 

マニャーナの法則とは何か?

 

マニャーナの法則

 

まずはマニャーナの法則についての解説です。

 

マニャーナの法則の「マニャーナ」というのは、

スペイン語で言う所の「明日」という意味です。

 

つまりマニャーナの法則というのは、

「明日できることは今日はやらない!」

という仕事法則なのです。

 

…世の中では「先送りにするは良くない!」とよく言われますが、

何だかこれだけを聞くとそういうのに真っ向から立ち向かっているように見えますね。

 

仕事は大きく2つのタイプに分けて整理しよう

 

  • 「何だか概要だけを聞くと自堕落な怠け者っぽい気がする…」
  • 「そんな法則で本当に仕事が楽になるのかな?」

 

と疑問に感じる方も多いと思うので、

もう少し詳しくマニャーナの法則について

解説していこうと思います。

 

マニャーナの法則では、仕事は大きく2つのタイプに分かれます。

 

それは

 

  • 元から予定していた仕事
  • 今日になって突然入ってきた仕事

 

この2つです。

 

通常の場合、冒頭の例でもご紹介したように、

「よ~し今日は〇〇の仕事をやるぞ!」という具合に仕事が始まります。

 

しかし、自分の中ではしっかりとした予定が立っていても、

そこに突発的な仕事が突然入ってきて、

あなたの仕事のペースをかき乱していきます。

 

その結果当初の予定は台無しになり、

何からやればいいのか分からなくなり、頭の中はこんがらがり、

仕事の効率は下がっていってしまいます。

 

そして結局今日やる予定だった仕事が

明日に持ち越しになってしまったり、

夜遅くまで残業する羽目になってしまうというわけです。

 

しかし、マニャーナの法則では、

この「今日になって突然入ってきた仕事」

可能な限り明日やるようにします。

 

もちろん、クレーム処理や事故など、

明日に持ち越せずにすぐに対応しなくてはいけない作業もありますが、

そうでない場合はまずは手を付けずに紙に書くなり、

パソコンに入力しておくなりして入ってきた仕事をリスト化します。

 

そして、一日の終わりなどに、

今日入ってきた仕事をこなすための予定を立てるのです。

 

こうすることで、今日の予定を

突発的に入ってきた仕事によって乱されることなく、

計画的に進めることが出来ます。

 

また、複数の物事を同時に行おうとする時に

人間のパフォーマンスは落ちてしまいますが、

これなら少ない物事に労力を割くことができ、

その分集中して取り組むことが出来るため、

一つ一つの作業の効率も良くなるということです。

 

「明日やろうは馬鹿野郎」なんて言われることもありますが、

実際にはその日のうちに全てを終わらせようとはせず、

別の日に持ち越してしまった方が頭の中もスッキリし、

効率良く仕事を消化できる場合もあるということですね。

 

突発的な仕事に振り回されず、冷静に「後回し」にしよう!

 

忙しい人

 

僕が電気工事士をしていた時に

上司の方から教えていただいたことで印象深かった言葉に

「ペンチを持ってるならペンチで出来ることを全部やってから次のことをやれ」

というものがありました。

 

例えば、

 

  • 電線をペンチで切る
  • 切った電線のゴムをナイフで剥く

 

という2つの動作があって、これを10回やらなくてはいけないとします。

 

電線一本ごとにペンチで切る→ナイフで剥くという風に作業をしていると、

間に「ペンチとナイフを持ち変える」という余計な動作も10回入ってしまいます。

 

しかし、電線をまずペンチで10回切ってしまった後に

ナイフでゴムを剥くという作業に入れば、

「持ち変える」という余計な動作は1回で済みます。

 

要は「人間は一つの事に集中していた方が早く仕事が出来る」ということです。

 

これはどんな仕事でも同じで、

違う作業を平行して進めようとすると、

どうしても効率も落ちてしまいます。

 

突発的な仕事が入ってきても、

すぐに手を付けて同時進行させようとするのではなく、

まずは一旦冷静に入ってきた仕事をリスト化し、

一つ一つ集中して処理していくことで、

「仕事に追われて忙しい!」という状態を回避できると思います。

 

あなたも是非、マニャーナの法則を仕事に活かしてみてください!