ロボット

ビジネスを行っていく上で、

広告費をかけずに商品を購入してくれる「口コミ客」は

とてもありがたい存在ですよね。

 

 

ロボリンちゃん

でも、ただ品質の良い商品を作っていれば

口コミが呼べるわけではないわ。

口コミを呼ぶにはコツがいるのよ。

 

ロボット

今回は「口コミを生むための2つのコツ」

をテーマにして、有名なラーメン屋などを参考に

解説していきたいと思います。

 

・「何とか経費を削減したいな~…」

・「何とか広告費を安く抑えて集客したいな~…」

 

ビジネスをしていると、

こうした集客コストの悩みは

いつだってついて回りますよね。

 

そして、そんな我々にとって、

広告費をかけずに来てくれるお客様…。

いわゆる「リピーター」や「口コミ客」というのは、

本当に神様のようなありがたい存在です。

 

「でも、口コミ客なんてそう簡単にできないよな~…」

 

今回はそんなあなたにオススメな、

口コミ客を作るための2つのコツを

ご紹介していきたいと思います。

 

・すでにビジネスをしていて、集客費用にお困りの方

・これからビジネスを始めていこうという方

 

こうした方には是非とも

覚えておいて欲しい知識なので、

しっかりと読んであなたのものにしてください!

 

口コミに必要なのは「体験」と「キーワード」

 

口コミを呼ぶための2つのコツ

 

ではでは早速、口コミを呼ぶために重要な

二つのコツをご紹介していこうと思います。

 

その二つのコツとはズバリ!

「劇的な体験」と「口にしやすいキーワード」

この二つをビジネスに盛り込むことです。

 

…なんていきなりそんなことを言われても、

どうしていいのか分からんわ!という方もいると思います。

 

ということで、実際にこの二つの要素を盛り込んで

口コミを呼び、成功したビジネスモデルを参考に、

改めて解説していきたいと思います。

 

ラーメン屋から学ぶ口コミのコツ

 

今回参考にさせていただくビジネスモデルは、

ラーメン屋として有名で、

全国にチェーン店を展開している「一蘭」です。

 

この一蘭には、先ほどご紹介した

口コミを呼ぶための二つのコツがしっかりと

盛り込まれているんですよ!

 

一蘭に盛り込まれた「劇的な体験」

 

一蘭に入ってまず感じる

「他とは違う…」という違和感。

 

それは、まず目に入る券売機と

「電光掲示板」の存在です。

 

その電光掲示板には、

現在の座席の空き具合などの状況が

表示されています。

 

一蘭には座席に案内してくれる店員さんは存在せず、

来店したお客さんは券売機で券を買った後、

その電光掲示板を見て座席に座っていくというシステムです。

 

こんなシステムのラーメン屋さん他にありますかね?

多分他ではこうしたシステムは見られないと思います。

 

来店したお客さんにとっては、

まずここで「劇的体験その1」になるわけですね。

 

そして座席についた後、

さらにほかのラーメン屋さんでは体験できない

劇的体験が待っています。

 

それは「隣のお客さんの顔が見えないこと」。

 

一蘭の座席というのは全てカウンター席で、

席と席の間に仕切りの壁があって、

隣のお客さんの顔が見えないようになっています。

 

というか座席と厨房の間にも、

ラーメンを提供するための小さな穴が開いただけの壁があり、

隣のお客さんどころか店員さんの顔すら見えません。

 

この「誰とも顔を合わせることがない」というシステムは

 

・お客様がラーメンの味に集中できるように

・女性の方などでも気兼ねなくラーメンを楽しめるように

 

という意図があるんだそうです。

だから一蘭は美味しいんですね!

 

…ではなく!!!

こうした「他の店では体験できない仕組み」

と言うのがお客様に強いインパクトを与え、

記憶に残り、誰かと話す時のネタにもしやすい。

 

だから一蘭は口コミで一気に広まっていったんですね!

 

一蘭に盛り込まれた「口にしやすいキーワード」

 

このように他店にはない独自の仕組みで、

お客様に劇的な体験を提供している一蘭ですが、

さらに口コミを呼ぶための仕組みが仕掛けられています。

 

それは、店内のあちらこちらに見られる

「口にしやすいキーワード」の数々です。

 

例えば先ほどご紹介した隣のお客様や店員さんの顔が見えないカウンター席。

 

あれは「味集中カウンター」という名称がされており、

なんと特許も取得されているそうです。

 

分かりやすい名前に加え、

特許も取っているというのがインパクト強いですよね!

 

また、店内にかかっている暖簾には、

一蘭の歴史に関するうんちくが書いており

 

・昔は日本初の会員制のラーメン屋だった

・他店のラーメンを一切食べず、日本料理を研究して作った

 

などなど、特徴的で頭に残りやすいフレーズが並んでいます。

 

人は何か劇的な体験をすると、

人に話したくなってしまいます。

 

そしてさらに頭にも残りやすく、

口にしやすいキーワードまで用意されていると、

話すのも楽になりますよね。

 

つまりお店の用意したキーワードが、

お客様の世間話のフォローをしているというわけです。

 

「劇的な体験」と「口にしやすいキーワード」、

この二つが揃うことによって、口コミは生まれやすくなるのです。

 

僕自身の口コミ体験

 

大盛の定食

 

僕自身も、友人や知人と話をする際についつい話題に上げて、

つまり口コミしてしまうお店があります。

 

それは、山梨県にある

「ぼんち食堂」という食堂についてです。

 

僕が長野で仕事をしていた頃、

ある日仕事仲間と一緒に少し遠出して、

いわゆる「デカ盛り」で有名なぼんち食堂に

行ってみようという話になりました。

 

僕は人よりもたくさん食べられる自信があったので、

注文する時調子こいておばちゃんに「肉丼大盛って出来ますか?」

とか言ってしまったんですよ。

 

(おばちゃんに「大盛はやってないんですよ~」と言われましたが)

 

で、まず最初に僕のメニューが届いたわけですが、

これが多いのなんのって!

 

「盛る器間違えてんじゃねーの!?」ってくらいの量でした。

(一緒に来ていたMさんは「大盛なくて良かったな」と大爆笑)

 

そして次に一緒に来ていたMさんの注文が届いたわけですが、

これがまた僕のよりもさらに多いんですね。

(Mさん真顔。僕大爆笑)

 

そして最後に一緒に来ていたO君の注文した

カツカレーが届いたのですが、

これが何かもう、一言で言うと「南の島?」みたいな感じなんですよね。

 

(山盛りのご飯とカツで出来た島の周りにカレーの海が広がってる感じで、量は当然あり得ないレベルでした)

 

…今にして思えば、

「おばちゃんはわざと量が少ない順に注文を持ってきたのでは?」

と勘繰ってしまうような思い出です。

 

しかし、この時感じた強烈な体験は僕の記憶に深く根付き、

今でも何かの拍子に話してしまうこともしばしばあります。

 

僕自身の体験談ではありますが、

やはり「劇的な体験」というのは

お客さんに口コミをさせる上で絶大な効果があると思います。

 

「品質が良ければ口コミされる」は間違い!

 

交渉失敗

 

・「良い商品を作っていれば、きっと評価されるはず!」

・「品質の良い商品なら、自然と口コミがされていく!」

 

…と、真面目な人ほど考えてしまいがちですが、

世の中には「便利」や「おいしい」というだけで、

結局埋もれてしまったという商品はたくさんあります。

 

品質が良いというのは、

売れる商品の大事な要素の一つではありますが、

それだけでは口コミを呼ぶことができません。

 

・特徴的な外観

・他店にはない仕組み

・記憶に残りやすい演出

・口にしやすいキーワード

 

こうした一見小技や小細工とも取れるような要素が、

結果的にお客様の脳に根強く残り、

その結果口コミを呼ぶことにつながる場合も多々あります。

 

お客様の記憶に残り、

ついつい友人や知人に話したくなる!

そんな仕組みをあなたも考えてみましょう!

 

それでは、今回のお話はこれで終わりです。

最後までお付き合いいただきありがとうございました。