ロボリンちゃん

この飲み物にはローヤルゼリーが

1000mgも入ってるのよ。

 

あかパンジー(驚き)

すげぇ!めちゃくちゃ健康に良さそう!!

 

ロボリンちゃん

(1000mgって結局は1gぽっちよ。チョロいわね)

 

コピーライティングはしばしば

 

・言葉の力

・言葉だけで相手を買う気にさせる能力

 

なんて表現をされることもあります。

 

「言葉の力だけで買う気にさせる」

なんて言われると

 

・何だか嘘臭い

・本当にそんなことができるの?

・口八丁だけに騙されるほど人間馬鹿じゃないよ!

 

と思ってしまいますが、

実は実際に口先だけ、言い方ひとつで

売上を上げてしまった事例も存在します。

 

今回はコピーライティングや売り込み、商品名などに役立つ

「売上を上げる言い方」について、

事例と共に解説していきたいと思います。

 

ビジネスの成功を支える小技の一つとして、

どうぞ役立ててみてください!

 

同じ値段なのに、言い方ひとつで売上2倍に!?

 

表現を変えるだけで売上が2倍になる秘密

 

商品を広告・販売する上で、

商品をお客様にどのように伝えるか?

というのは重要なことです。

 

それを表す興味深い実験があります。

 

バーバラ・デイビスとエリック・ノウルズという方が行った

ある実験では、ほんの少し商品の説明を変えただけで、

売上が二倍にまで膨れ上がったというものがあります。

 

その実験というのは、クリスマスカードの訪問販売員に、

値段を説明する時に、いつも通り「2ドル」と言うのではなく、

「200セント」と言うようにする…というものです。

 

そして、その後に「お買い得ですよ!」と付け足します。

 

一応補足しておきますが、2ドルも200セントも値段は全く同じです!

全っ然お買い得ではなくむしろいつも通りの値段です。

 

それなのにクリスマスカードはいつもの2倍の数が売れたのです。

 

また、同研究チームの別の実験では、

屋台のカップケーキを売る際に

 

「カップケーキはいかがですか~?」

 

ではなく

 

「ハーフケーキはいかがですか~?おいしいですよ~!」

 

という言い方にした場合、

売上が上昇したとのことです。

 

思考のバランスを崩すことが商品の購買につながる

 

転ぶ子供

 

2ドルも200セントも価格は同じ。

カップケーキもハーフケーキも売ってるものは同じ。

 

なのに何故売上に差がついてしまうのか?その理由は

「言い方の違いによって一瞬の混乱が生じたこと」だと考えられます。

 

2ドルではなく200セントという、

普段は聞きなれない言い方に一瞬思考が停止し、

そこに「お買い得ですよ!」という言葉をねじ込まれたことによって、

お得だという錯覚を起こして買ってしまった人が続出したのでしょう。

 

「いやいや、2ドルも200セントも同じ値段だなんてすぐ分かるでしょ!」

と、あなたは思っているかもしれません。

 

しかし、あなたにも同じような経験はあるかもしれません。

 

例えばテレビでよくCMをしている某栄養ドリンクの

「タウリン2000mg配合!」というキャッチフレーズ。

 

これを聞いた時

 

・なんか分からんけどすごい栄養が入ってそう!

・タウリンが何なのかは分からないけど、かなり力が湧きそう!

・2000mgとかかなりの量なんだろうな!

 

というイメージを持ったことがあるという方は多いのではないでしょうか?

(ちなみに僕はそのまんま、「すっげぇパワー出そうだなオイ!」と思いました)

 

でも、実際2000mgというのはgで換算すると2gでしかありません。

 

このように、言い方ひとつで物の印象というのはガラリと変わり、

それが購買につながるきっかけになることも少なくはないのです。

 

言い方ひとつで商品はより魅力的になる

 

ワンポイント

 

先ほどご紹介した例のように、

いつもとはちょっと違った単位で表記するというのも、

相手の思考のバランスを崩す方法のひとつです。

 

また、その他にも

 

・「重さ〇〇kg」ではなく「軽さ〇〇kg」

・「厚さ〇〇mm」ではなく「薄さ〇〇mm」

・「販売手数料20%がかかります」ではなく「売上の80%があなたの収入になります!」

 

という風に、相手にとってのメリットを前面に押し出すような言い方も、

相手の思考のバランスを崩し、お得感を演出することができます。

 

また、ちょっと余談になりますが、

マクドナルドのメニューに「クォーターパウンダー」

というハンバーガーがありますよね?

 

あのメニューは「1/4(クォーター)ポンドの量のお肉を使っている」

という意味でクォーターパウンダーという名前なんだそうです。

 

では、そのクォーターパウンダーの上位商品の名前は?

そうです「ダブルクォーターパウンダー」です!

 

ダブルクォーターパウンダーはその名の通り、

クォーターパウンダーの倍の量のお肉を使っています。

 

けどおかしいと思いませんか?

 

1/4の倍なんだから2/4です。つまり1/2ポンドなんだから

本来は「ハーフパウンダー」という名前の方が正しいはずです。

 

しかしハーフパウンダーではなんだか

「半分の量なの?」というイメージが湧いてしまいます。

そこで「ダブルクォーターパウンダー」という表現を取ったわけです!

 

「ダブル」という表現だとストレートに

「量が多い!」というイメージが湧きますからね!

(僕はこの事実を知った時「マック天才かよ」と思いました)

 

このように、言い方を少し変えるだけで、

商品をより魅力的に表現することも可能なわけです。

 

あなたも早速試してみましょう!

 

このような表現の仕方や言い方を工夫するというのは、

資金を投じなくても出来る売上を上げることができる工夫です。

 

お金をかけなくても利益が増える可能性があるのなら、

是非広告を作る際や商品名を考える際、

売り込みの文句を考える際に今回ご紹介した要素を

付け加えることができないか?考える価値はあると思います。

 

ただ注意して欲しいのは

 

・あくまで「言い方の工夫」はビジネスの小手先の技術でしかないこと

・そのため、まずは市場調査などなど、優先する作業はたくさんある

・大げさな表現や嘘の表現をしてしまうと、トラブルに発展すること

 

この3点です。

 

あくまで言い方の工夫はビジネスの成功を補佐する一要素でしかなく、

他にもやるべきことはたくさんあります!

決して言い方の工夫だけでビジネス全てが上手くいくわけではありません。

 

また、余りにも大げさな表現や、

明らかに商品の内容とかけ離れているような嘘の表現は、

後々重大なトラブルを引き起こす可能性もあります。

 

あくまで語弊のない範囲で工夫するようにしましょう。

 

今回の内容は以上です。

少しでも皆さんのお役に立てたなら幸いに思います。

 

それでは、今回も最後までお付き合いいただき、

ありがとうございました!