あー、やりたくないけど気合で頑張らないとなー
なんでだ!!頑張れば頑張るほどやる気がなくなるし失敗が増えるんだが!!!
なるほど、これが努力逆転の法則ね。
なんだって!?
突然ですが、頑張れば頑張るほど報われなくなる
「努力逆転の法則」というものが存在します。
何とも恐ろしい法則ですね…(笑)
この法則があるせいで、
- 一度嫌だと思ってしまったものは長続きしなくなる
- 無理に寝ようとした結果、逆に眠れなくなる
- 恐怖を感じた途端に動きが悪くなる
といったことが起こってしまいます。
つまり、ゲームや漫画などで「見えない敵やプレッシャー」などに押しつぶされている人などを見かけるときがありますが、その正体が今回の法則になります。
というわけで、今回は努力逆転の法則について触れていきたいと思います。
今回の記事を読んでおくことで、努力の方向性を間違えにくくなります。
努力の方向性が正しくなれば、人生も快適になりますよね。
このページの目次です。
努力逆転の法則とは?
努力逆転の法則とは、フランスで活動した自己暗示法の創始者であるエミール・クーエ氏が提唱した理論のことで、
1・意志力とイメージが互いに反対だった場合、イメージが勝つ
2・意志力で「努力や頑張る」ほど、イメージが強力になり、意思の努力とは反対の結果になる
3・意志力とイメージが互いに反対だった場合は、イメージの強さは意思力の強さの二乗になる
このように3つの内容で構成されています。
なんだか難しい感じになってきたので、ザックリとかみ砕いてしまうと
「やりたくない」「嫌だ」というイメージのあるものを、気合で無理やり頑張ったとしても、嫌な感情が勝ち、更にその感情が膨れ上がるだけ。
といった具合になります。
更に、嫌な感情が膨れ上がった結果、努力とは反対の結果(辞めたり失敗したりすること)になるんですね。
冒頭でも少し触れましたが、
本当な眠くないのに、無理やり眠ろうとするのは
イメージと意志力が相反しているのに、無理やり意思の力で押し切ろうとしている状況になります。
その結果、意思とは反対の結果(眠れない)になってしまいます。
また、スポーツなどの勝負事でも急にスランプになったり動きが悪くなったりしてしまうのも、
もしかしたら「相手に恐怖」を感じてしまい、知らず知らずのうちに膨れ上がってしまったからといえます。
努力逆転の法則の対策方法は?
どうやればこの法則を克服することができるのでしょうか。
答えは至ってシンプルです。
※シンプルすぎて難しいんですけどね…。
この法則は、基本的には
「意志力とイメージが互いに反対だった場合」
に限り、起こってしまう現象です。
つまり、意思とイメージが一致していれば問題なかったりします。
もっとストレートに言ってしまうと
「マイナスイメージのまま努力をしない!」
という感じになります。
このことから、やや理想論ではありますが
- 本気でやりたいことだけを目標にする(仕事にする)
- 嫌な感情、気分が乗らないときは無理をしない(感情が勝ってしまうので)
といった対策が考えられます。
また、自分をコントロールして潜在意識をプラスの方向に持っていく、という手法もあるようですが
無理をしすぎるとかえって、逆効果になってしまうので注意が必要です。
一番楽で簡単なのは、先ほどの2つの方法になります。
※嫌なことはやらない、という理想論に近い内容ですが、根本的な解決方法の為、分かりやすいです。
しかし、既に「嫌な仕事についている」「上司が嫌な人だ」という人には、なかなか難しいですよね。
その場合は、自分の気持ちをプラスにコントロールするノウハウを学んで解決するようにしましょう。
※ネガティブをポジティブに変える方法!についてはこちらの記事をご覧ください。
また、今回の記事と共通している話題にはなりますが、
人間は「元気がない、やる気がない」時に無理やり気合を入れてしまうと逆に沈んでしまうという心理もあります。
※生理的覚醒による優劣反応の強化についてはこちらの記事をご覧ください。
このように、解決方法はいくつかあるかとは思いますが、
やっぱりスッキリとして分かりやすいものは
「やりたくないことはやらない」
「嫌な人には近づかない」
になるかなと思います。
理想論かもしれませんが、少しずつでも良いので上記のような状況を作るように努力をすることで、人生が少しずつ豊かになっていくかと思われます。
難しいかもしれませんが、正しい努力の方向性と言えますよね。
というわけで最後までお付き合いいただきありがとうございました。