あかパンジー(得意げ)

うちは最新の機材を使って商品を作ってるんだぜ!

チンパンジーくん

へー! そうなんだ!

あかパンジー(得意げ)

(へっ、やっぱり新しいものは強いな~!)

ロボット

 

私たちは〇〇年間も変わらない手法で昔ながら伝統を守り続けています。

 

機材が古いのも、妥協できない頑固な職人が自分の手でしっかりと作りたいという強い信念を持っているからです。

チンパンジーくん

拘りのある人って良いなー!!

あかパンジー(驚き)

なにっ!?

 

「最新の機械が買えなくて、ライバル企業に差をつけられてしまう!」

「古い会社だから、特にお客さんにアピールできるものがない!」

 

こんな悩みを持っている方はいませんか?

 

たしかに、先発企業は後発企業に比べて不利な状況になることが多いという統計もあります。

※詳しくはこちらの記事をご覧ください。

 

でも、昔ながらの会社にも「しっかりとした強み」もあるんですね。

 

というわけで、今回は

  • 新しい機材を買う余裕がない
  • アピールする材料がない

という方のために、効果的にお客さんにアピールする方法についてご紹介したいと思います。

 

今回の手法は大手企業でも、よく使ったりしているノウハウになります。

なので、もしかしたら知っている人も多いのかもしれません。

 

昔ながらの手法を貫いています

昔ながらの手法を貫いています

やり方はとってもシンプルです。

 

それは…

「私たちは昔ながらの手法を貫いています」

「先祖代々受け継がれてきた技を次の世代にも残していきます」

「作り手の拘りです」

「妥協できない頑固な職人が手を抜かずに作っています」

「〇〇年の間も変わらない手法で」

などなど、もはや論点のすり替えみたいになっていますが、
思い切ってこのように伝えてみましょう。

 

すると「古い」「新しいものがない」というデメリットが一気にメリットに変わります。

 

このようにすることで、たとえ「予算の都合」で新しい機材が買えなかったとしても、お客さんに納得してもらうことが出来ることでしょう。

 

「なんかずるくないか?!」

と、思う人もいるかもしれませんが、しっかりと広告に力を入れている企業などを覗いてみると度々使われていたりします。

 

木箱に入ったお米?

 

以前、自宅に届いたチラシの中に

「頑固な職人が作ったお米」

「一切妥協をしないので木箱にお米を詰めて送ります」

と宣伝している広告がありました。

 

普通のお米よりも値段が高めだったのですが、個人的には「ちょっと食べてみたいかも」と思ってしまいました。

 

これも「あえて最新をうたわないことで、上手に広告出来ている例」なのかもしれません。

 

人間は「拘りがある人」「ブレ無い人」が好き

職人

人間には

「できるだけ自分の行動に矛盾が無いように無意識に立ち回る」

という、コミットと一貫性と呼ばれる心理があります。

※詳しくはこちらの記事をご覧ください。

 

このような心理があるため、

  • 拘りがある人
  • 何事も継続する人

が魅力的に見えたりするんですね。

 

コミットとは少し違った心理になりますが、

たとえその人が

「間違った選択をしている」

「損をするかもしれない」

と分かっていても、人は信念を持って動いている人に強く惹かれてしまいます。

※男性ほど、このようなタイプに惹かれやすいことも分かっているそうです。

 

例えば、スポーツ漫画(少年漫画)などで

「自分が怪我をしているのに無理をする主人公」

などを見かけるときがありますが、普通に考えれば危険なので止めるべきです。

 

しかし、そのような「熱い主人公」の方が人気が出やすいんですね。

 

あれも、

人間は「損得」ではなく、自分の信念を持って動く人を魅力的に感じる

という心理があるから、人気が出やすいと言えます。

 

なので、話を戻すと

 

「最新の機材は無いんだけど、頑固な職人が一切妥協せずに昔ながらの手法で作り続けています」

という宣伝文句は

 

  • 男心をくすぐる
  • 一貫性が好きな人間の本能を刺激する

 

という様々な効果の恩恵を得られるので効率が良かったりします。

 

まとめ

 

 

少し昔の映画に

「ラストサムライ」

というものがありました。

 

詳しいことを話してしまうとネタバレになるので控えますが、
あの映画も「損得よりも信念を貫く人はカッコイイ」というのがテーマだったような気がします。

 

※そもそも損得を考えるなら、みんな鉄砲や機関銃で戦うわけなので。。。

 

というわけで、一見「効果が無さそう」と思えるかもしれませんが、

驚くほど効果が見られる広告手段の1つなので、是非1度は検討してみてはいかがでしょうか!