チンパンジー(不安)

明日は大事なプレゼンがあるんだけど、

僕は口下手だから上手く内容を伝えられるか不安だなぁ…。

 

ロボット

そんなチンパンジー君にオススメなのが、

先に結論から始め、次にその理由について説明し、

最後にもう一回結論を繰り返して話を締めくくる

「PREP法」という話し方です。

 

ロボリンちゃん

話しが短く終わって、

しかも相手に伝えたい結論が伝わりやすい、

ビジネス向けの話し方よ。

説明やプレゼンが苦手な人は積極的に使っていきなさい。

 

  • 「他の人に自分の考えを説明するのが苦手…」
  • 「大事なプレゼンがあるんだけど、どう話せばいいのか上手くまとまらない…」

 

あなたはこんな場面に出くわしてしまって頭を悩ませた経験はございませんか?

 

コミュニケーションは我々人間の生活の基本で、

誰かに自分の考や思いを上手に伝えるのはとても重要なことですよね。

 

特にお仕事の場合は、相手との意思疎通が上手くいかないと、

双方の理解の違いによって思わぬミスやトラブルが発生してしまうかもしれません。

 

今回は、そんなビジネスシーンで役立つ、

簡潔で分かりやすく、説得力のある文法である

「PREP法」についてご紹介していきたいと思います。

 

日常の会話だけではなくプレゼン時なども使えるので、

「口下手で中々上手く説明できない」という方は

是非読んで、活用してみてください。

 

PREP法とは何か?

 

PREP法について

 

まずはPREP法がどんなものなのか?

ご紹介していきたいと思います。

 

PREP法というのは文章を

 

  • P=Point(結論)
  • R=Reason(理由)
  • E=Example(事例、具体例)
  • P=Point(結論を繰り返す)

 

という4つのパートに分けて説明していくという方法です。

 

まず先に結論を教えた後に、

次にその理由について解説し、

その後具体的な事例を紹介。

 

そして、最後にもう一度結論を繰り返すことで

お話を締めくくるという流れです。

 

例えば「ドラゴンボールは面白い」というのを

このPREP法を使って説明するとします。

 

そうすると

 

最初のP

ドラゴンボールはとても面白い漫画で、

暇な時の暇つぶしに見るのにピッタリです。

 

 

2番目のR

何故ドラゴンボールは面白いのか?

その理由は魅力的なキャラクターや分かりやすいお話の筋というのもありますが、

多くの名作に共通するシナリオの構成方法である「神話の法則」という手法と

共通している部分があるというのが理由にあると思います。

 

 

3番目のE

神話の法則というのはザックリと簡単に説明すると、

「壁にぶつかる→困難に打ち勝つ→また新しい壁にぶつかる→困難に打ち勝つ」

というパターンの繰り返しの手法と言っても過言ではありません。

 

困難にぶつかっても努力や仲間との協力などで壁を乗り越えていく

神話の法則のパターンは人々の共感を得て心を打つ場合が多く、

ドラゴンボールの他にもワンピースやスターウォーズなど、

様々な名作にも活かされています。

 

 

最後のP

多くの名作に共通する神話の法則を取り入れているドラゴンボールは、

すなわち面白い作品の条件を満たしていると言えます。

だからドラゴンボールは面白いんです!

 

 

…とかなりやっつけですがこんな感じになります。

 

ちなみに神話の法則の詳細に関しては過去記事の

「共感を呼ぶ話し方のパターン「神話の法則」とは?」

に書いておりますので、興味のある方はぜひ読んでみてください。

 

PREP法の3つのメリット

 

過去記事の

「【疲れない話し方のコツ】人の集中力は8秒が限界」

でもご紹介していますが、人間の集中力というのは短く、

長々とした話をされると途中から集中力が切れて

 

  • 何を言ってるんだか頭に入ってこない
  • 何を言ってたんだか覚えていない

 

ということになってしまいます。

 

また、人間と言うのは行く先が見えないことや

ゴールが見えない状況になると途端に集中力が切れて、

消極的にもなってしまいます。

 

学生の時に先生の授業が退屈で寝てしまったという経験がある方は

僕以外にもきっと星の数ほどいると思いますが、これは恐らく

「この授業ではどこまでやるのか?」というのが分からずに

集中力が切れてしまったからではないかと思います。

 

そうなると、授業の明確なゴールというのは

「時間が経過すること」ということになり、

時間を早く経過させるには寝るのが一番!という結論に至ります。

つまり授業中に居眠りするのはとても合理的な判断と言えます。

 

PREP法では最初にまず結論を話すので、

お話のゴールが相手にも伝わります。

なので、相手が集中力を持続させやすいというのが特徴です。

 

また、これも過去記事の

「ピークエンドの法則とは?人の印象は中盤と終盤で全てが決まる?」

にてご紹介させていただきましたが、人間は物事の

一番盛り上がる場面と最後の場面が特に印象に残りやすいという心理があります。

 

PREP法では最後にもう一度結論を話すので、

一番伝えたい内容を相手に一番強く印象付けることができます。

 

  • 相手の集中力が持続しやすい
  • 手短に話すことができるので時間が短縮できる
  • 相手にこちらの伝えたい内容が伝わりやすい

 

PREP法は上記のような3つのメリットがあります。

 

PREP法のまとめ

 

プレゼン中

 

私達人間は相手と話す時ついつい、

「え~本日はお日柄も良く~」と言った当たり障りのない話から

会話を始めようとしてしまうことが多々ありますが、

実は相手からしてみればそうした毒にも薬にもならない余計な言葉が

返って話しを分かりにくくしている要因になっている可能性もあります。

 

  • まず結論を言う
  • 次に理由と具体例を言う
  • 最後にまた結論を言う

 

シンプルですが、PREP法のような無駄のない話の方が、

返って相手には上手く内容が伝わりやすいのかもしれません。

 

「上手く自分の伝えたい内容が伝えられない…」

という方は、ぜひこのPREP法を活用してみてください。

 

それでは、今回も最後までお付き合いいただき

ありがとうございました。