ロボパンジーくん

今回は僕(渡辺)がメンターを愛してやまない理由(クサイ)について熱く語っています。

ロボリンちゃん

結構主観も多いし、情報を無理やり結び付けているような内容だから苦手な人は注意することね。普段なら思ってても口に出さない内容よ。

 

「優秀なメンター(指導者)ほど、あまり深くは語らない」という言葉を聞くときがあります。

また「優秀なカウンセラーほど『関わる意味が無かったんじゃないかな?』」と思われやすいそうです。

 

こういう人ほど「無能な人」と思われがちですが、果たしてそれは正しいのでしょうか。

 

実は「他人を変えたい」と思った場合は、上記のようなやり方が効率が良いことが分かります。

 

(失礼な紹介かもしれませんが)「今でしょ!」という言葉で有名な林先生も

「近年は教える授業よりも考えさせる授業にシフトしている」とテレビで仰っていました。

 

今回は個人的な意見も含めて

「なぜ優秀なメンターほど、深くは語らずに無能だと思われやすいのか」

について語っていきたいと思います。

 

優秀なメンターほど深くは語らない?

優秀なメンターほど語らない

突然ですが僕の昔話をさせてください。

 

僕にはメンターと呼べる凄いお方がいます。(〇〇億稼いでいる人です)

後にも先にもメンターと呼べるお方はこの人だけです。

 

最初のメンターがこの人で良かったと心から思ってますし、とても幸運なことだったなとも感じています。

※そのお方についての詳しい詳細は省略します

 

しかし、このお方は一般的な「何でも教えてくれるメンター」とは、ちょっと違う感じでした。

大抵の人は「冷たい人だな」と誤解してしまうかもしれません。

 

 

なぜなら、このお方も「深くは語らない」人でした。

 

起業して間もない頃、分からないことを質問しても

「僕は成功するためのヒントは君よりも知っているかもしれないけど、答えを知っているわけじゃない。それに全部教えたとしても君のためになるとは思えない」

と言われました。

 

当時は

「お金を払ったんだから1つ1つ丁寧に教えて欲しいな」

と思ったりもしたのですが、

 

3日ほど深く考えてみた結果その言葉が正しいことが分かりました。

※と言っても当時は「なんとなく(直感的に)理解した」程度でした。

 

その当時の気づきとしては、

「起業というのは、まずは行動して、その結果を元に改善していくしか方法は無い」

「ビジネスは1つの答えを探すのではなく、1つの案件に対していかに複数の答えを用意できるかが勝負なのでメンターが全ての答えを知っているわけではない」

という、何やら理解しているのかしていないのか微妙な感じの気づきでした(笑)

 

人間は自分の作品が大好き?な4つの理由とは

 

このように早い段階で「メンターに手取り足取り教えてもらうのは意味が無いな」と気づかせてもらったことにはとても感謝しています。

 

その後も、いろんな経験をしたり新しい本を読んでいくたびに

「ああ、やっぱり自分のメンターは凄いな」

と再確認することが多かったです。

 

例えば、

人は「他人から強制されたものを外発的動機付け」と言い「自分から始めたものを内発的動機付け」と言います。

※詳しくはこちらの記事をご覧ください。

 

ここではザックリと解説させていただきますが、

要するに「人は自分から始めたことじゃないと強いパワーを生み出せない(長期的なモチベーションに繋がらない)」ということが、心理学的にも分かっているそうです。

 

また、他の心理で例えるなら

「人間は他人から言われたことには反発しやすく、自分で気が付いたものは素直に受け入れる」

という心理的リアクタンスも存在します。

※詳しくはこちらをご覧ください。

 

 

更に脳科学的な話にはなりますが、

「人間は自分の頭の中にある情報で理解できるものを支持して、できないものを攻撃する」という自己保存と呼ばれる機能もあります。なので新しい知識を詰め込みすぎると、本能が強い人は反発してしまうんですよね。

※詳しくはこちらをご覧ください。

 

また、動物の世界では

「寒そうに凍えていた動物の赤ちゃんを、人間が車の中に入れて温めてあげてエサをあげたところ、母親が育児放棄をするようになってしまった」

という事例もありました。

 

もしかしたら「赤ちゃん」という自分の作品の中に「他人の手」が加わってしまった結果、興味が無くなったのかもしれません。

例えば奥さんが旦那さんに料理を作ってあげたときに、しょうゆや塩で味を変えられるとイラっとすることがあるかもしれません。

 

それほどまでに人間は「自分の作品」に拘ります。

 

もしかしたら、上記の理由は全て自分が無理やり結び付けているだけかもしれませんが

他にも「メンターは正しかった」と思える理由は挙げたらキリがありません。

 

こんな感じで、一言で表現するなら

「全部俺がやってきた!俺の実力!俺が一番苦労してきた!俺が閃いた!…(その他)」

と思えるものに人はやる気と達成感を感じます。

 

その為、相手に経験させるという学習方法はいろんな面でも効率が良いことが分かります。(知識だけではなくモチベも保ちやすい)

 

なので僕は「最初のメンターがもっとも最強なメンター」と今でも自信を持って言えるんですね。

今もこうしてビジネスを続けられているのも、下手なやり方で強制してこなかったメンターのおかげなのかもしれません。

※もちろん周りにいる人達のおかげでもあります。

 

優秀なメンターほど無能に思われる2つの事実

 

では、なぜ優秀なメンターほど無能に思われるのでしょうか。

個人的には2つの理由があると思っています。

 

1つ目は単純に

「説明するというパフォーマンスが無いので、一般的には価値が分かりにくい」

ということです。

 

ラーメン屋などでも「ダシにこだわってます」というお店よりも

・でっかい肉がのってます

・超デカ盛りです

のお店の方が、お客さんにとってはわかりやすいですよね。

 

このように、深く考えなくても理解できるものを「周辺ルート思考」なんて呼んだりしますが、この思考回路で理解しにくい為に反発されやすいのかなと思っています。

(深く考えないと理解できないということは、大抵の人には理解されないのと一緒です。)

 

 

 

もう1つの理由としては「質問で相手を誘導すると、自分がダメ人間にならざるを得ない」ということです。

 

例えば、相手に何かを教えるときにパフォーマンスを重視するなら

 

自分「鶏は白くて赤いトサカがある生き物です。ちなみに鳥ですね(一方的)」

相手「ほー(受け身)」

 

 

このように一方的に教えることになりますよね。

でも、先ほど挙げたような心理を利用して相手に何かを教える場合は

 

自分「鶏ってどんな鳥だっけ?(もちろん知っている)」

相手「え? ちょっと調べてみますね(自主的)」

自分「ありがとう!助かるよ!」

相手「鶏は白いみたいですねー!へー、トサカがついてて面白い!」

 

このように、質問で誘導するということは

「自分が無能を演じることもある」

ために、ダメな人に思われがちなんだと思います。

 

そのため、一流のカウンセラーと呼ばれる人たちは、本人が気が付かないようにして相手の考えを整理してあげるので

気が付いたころには「なんだ、この人に関わる意味がなかったじゃん」と思われてしまうのかもしれません。

自分で気が付いたのは事実なので、それを全て「自分の力で達成した」と本人は思い込んでしまいます。(利己的帰属)

※中には付加価値を見抜いて感謝する人もいますが、かなり少数です。

 

ダメ人間でも優秀な人を誘導できる?

 

この方法を使えば、極端な話「自分に権威性」が無くても相手を動かしたりすることもできます。

 

・コイツ馬鹿だなぁ。俺がいないと本当にダメなんだから。

・コイツみたいにはなりたくない。だから頑張ろう

 

このように誘導出来れば、自分の立場が相手よりも下だったとしても(または見下されていたとしても)上手に誘導することもできます。

 

※自分の悪い例を見せてくれる人も見方によってはメンターと言えますね

 

一般的に「人は自分よりも下だと思っている人の意見は聞かない」ので、その心理を無視したテクニックかもしれません。

 

馬鹿にされるというデメリットはあるかもしれませんが、目的を達成するためなら別にどうでもいい部分ですよね(笑)

 

もちろん、

・自分に権威(実績)がある

・無能に思われても問題ない

のが最も都合のいい状況なのでそれに越したことはないかもしれませんね。

 

まとめ

 

ちょっと個人的な意見が多くなってしまいましたね。

 

これが「僕がメンターを尊敬する理由」になります。

そしてこれは、この先ずっと変わらないことでしょう。

 

 

今なら物凄く気持ちが分かるのですが、

「僕は成功するためのヒントは君よりも知っているかもしれないけど、答えを知っているわけじゃない。それに全部教えたとしても君のためになるとは思えない」

このセリフを言っていた時のメンターは物凄く辛かったと思います。

 

言いたいけど言えない…みたいな状況だったのかもしれません。

 

僕の場合は嫌われるのが嫌で、ついつい喋り過ぎたり教えすぎることが多かったりします。

 

なので、今後もメンターの姿を参考にしながら前に進んでいければなと思います。

 

 

 

PS:昔歴史の授業で先生が「歴史上、親が無能な人に優秀な人物が多い」

と語っていましたが、もしかしたら今回の話と何かしら関係があるのかもしれませんね。

 

無能だからと言って、何もしていないわけではなく

「もしかしたら自分が変わるヒントをくれているのかもしれない」

と思うことで、メリットが発生します。

 

なので自分の中では、

 

考えさせるメンター>悪い例になる(自分に)実害の無い人>考えさせないメンター≧悪い例になる(自分に)実害のある人

 

くらいに考えています。

 

もちろん1から順番に教えてもらった方が良い場合もあるかと思いますが、自分の学習タイプを分析する限り上記の優先順位が最も自分に合っていると感じられます。

 

最後の方も意味不明になってしまいましたが、これで終わりたいと思います!

ありがとうございました!