ロボット

最近では会社の歴史や商品開発の経緯などを

ストーリーとして紹介している会社も多いですよね。

 

ロボリンちゃん

読み手の心を打つようなストーリーを書くことで、

商品や会社に対して共感や親近感を感じてもらうことができて、

売上にもつながることがあるわ。

今回は感動ストーリーの作り方のコツを紹介するわ。

 

皆さんどうもこんにちは。

ロボパン編集部の須田です。

 

11月もそろそろ終わりに近づき、

僕らの地元の秋田では雪も積もるようになってきました。

 

急激に寒くなってきて体調を崩されてしまった方などはおりませんでしょうか?

今年も残すところあとわずかなので、風邪などを引かないように気を付けましょう。

 

と、時候の挨拶はこのくらいにして、

今回の本題に入っていきたいと思います。

 

最近では会社のホームページに「会社の歴史」のようなページを作ったり、

商品を紹介するページに「商品開発までの経緯」というような

ストーリーを掲載する企業様も増えてきましたよね。

 

会社や商品開発までのストーリーを紹介するのは、

会社や商品に親近感を感じてもらったり、

信頼感を持ってもらう上で効果的に働くこともあり、

中々馬鹿には出来ませんよね。

 

実際に僕らの体験でも、こうした会社の歴史や

スタッフの自己紹介のページを見て

商品・サービスを購入するに至ったと言うお客様もいました。

 

会社や商品の歴史などを紹介することは、

売上を伸ばすための手段の一つとして有効です。

 

「でも、会社や商品開発のストーリーなんてどう書けばいいのか分からない…」

 

今回はそんなあなたのために、ストーリーを書く上で効果的な

「感動させる文章テクニック」を5つご紹介していきたいと思います。

 

自社や自社商品を魅力的に紹介して、

売上アップに役立てましょう!

 

感動ストーリーを作るための5つの方法

 

感動ストーリーで売上を上げよう

 

1:「神話の法則」に沿ったストーリーを意識しよう

 

神話の法則とは、過去記事の

「共感を呼ぶ話し方のパターン「神話の法則」とは?」

でもご紹介させていただいた物語のパターンです。

 

詳しい内容はリンク先を参照ですが、

簡単に説明しますと

 

1:物語の始まりや主人公の旅立ち

2:厳しい試練やトラブル

3:困難を乗り越えた後の報酬・帰還

 

というストーリーの構成のことで、

平たく言うと順風満帆な話ではなく山あり谷ありなお話のことです。

 

この物語の構成パターンは人々の興味と共感を呼びやすく、

古くは古代の神話から、新しいところで言うと現代のヒット漫画等々、

様々なお話でこの構成を見かけることができます。

 

例えば、以前ジャンプで連載していたNARUTOなども、

落ちこぼれからスタートして、努力して強くなって強敵を倒したり、

かと思えば親友と離れ離れになったり師匠と死別したりと、

決して順風満帆ではない山あり谷ありなストーリーを展開していました。

 

この他にもドラゴンボールやスラムダンクなども

この神話の法則に当てはまるパターンが見られます。

 

会社や商品開発までのストーリーを書く場合もこの法則は効果的で、

過去に苦労した話や失敗談などを所々に織り交ぜていくことで

読み手も興味を持って読めるようになるだけではなく、

共感してくれる可能性も高まっていきます。

 

ぜひあなたも試してみてください。

 

2:メインとなる人物・物の好感度を上げる

 

1番の神話の法則の効果を最大限に引き出すためには、

まず先にこの2番をこなしておく必要があります。

 

山あり谷ありの構成がミソの神話の法則では、

「谷」の部分で読み手の共感を呼ぶわけですが、

話のメインとなる主人公が読み手にとって不快な人物だった場合、

不幸が降りかかっても共感を呼べずに終わってしまう可能性があります。

 

分かりやすく(?)ドラゴンボールで例えると

 

悟空の親友であるクリリンが死ぬ

読者は「いつも一緒に戦って来た親友のクリリンが死ぬなんて…」

と同情し、悟空に共感した気持ちになる。

 

 

フリーザがスーパーサイヤ人になった悟空にボコボコにされる

読者はフリーザに対して「もう少しで悟空に勝てたのに!」

と同情したり共感したりはしない。

むしろザマ見ろ&スカッと爽やかの笑いがこみ上げる。

 

 

…という感じで、同じ「谷」展開でもキャラの好感度によって

読み手が感じる印象は全然違ってきます。

 

メインとなる人物や物に対して、

読み手が好感を持つような背景がない場合、

神話の法則もその効果を発揮できずに終わってしまいます。

 

なので、会社の歴史などについてなら創設者の、

商品開発の経緯なら開発者の人柄の良さが分かるような

エピソードを入れておくのが大事だと思います。

 

3:ターゲットを絞って共感するエピソードを入れる

 

過去記事の「人に好かれるコツ:類似性の法則とその活用法」

でもご紹介しましたが、人間は自分と共通点がある人に好感を抱きやすいものです。

 

そこで、会社や商品のストーリーに、

狙っているターゲットが思わず共感してしまうような文章を入れることで、

より強く興味を引き、共感を持ってもらうことが可能です。

 

例えば「ハウスクリーニング」というサービスを始めた経緯を話すなら。

 

「日頃忙しくて中々家の掃除をする時間もないという人は多く(以下略」

 

という感じでターゲットとしている方が呼んだ時に共感を呼べるように、

ターゲットがよく抱えている悩み事について触れておくとか。

 

もしくはあなた自身が読み手と同じ悩みを抱えていた…

というエピソードを書くのもいいかもしれませんね。

 

4:主人公の感情を描写する

 

事務的な文章というのは感情の起伏の描写に乏しく、

読み手の気持ちも平坦なまま進行してしまいます。

 

読み手の気持ちが平坦なままということはつまり

「感情の動きが無い」…つまり感動しない!ということ。

つまりそのままではよろしくないということです。

 

そのため、メインとなる人物の感情が

ハッキリと分かるような描写を入れた方が

読み手としても感情移入しやすくなります。

 

フリーザに「今度は木端微塵にしてやる!あの地球人のように!」

と言われた悟空が「クリリンのことかーーー!!!」と激昂するシーンは

今でも有名なシーンとして語り継がれていますが、

あれくらい分かりやすく感情が出ているといいかもしれませんね!

 

5:問題解決の仕方の演出について

 

神話の法則では最終的には問題や困難を解決し、

ハッピーエンドとなるわけですが、

この問題解決のパターンにも人が好みやすいものがあるそうです。

 

1つは人間関係によって助けられて問題を解決するパターン。

 

問題に直面して途方に暮れてしまった時、

他の人からの暖かい支援によって問題を解決する…

というパターンは物語のある種の定番ではありますが、

やはり呼んだ後感動してしまいますよね。

 

2つ目は知恵や機転を利かせて困難を解決するパターン。

 

読者自身ですら「どうやって解決すればいいんだこれ…」

頭を抱えてしまうような問題を、知恵や機転によって解決する様は

見ていてスッキリとしますよね。

 

可能であれば、こうした解決のパターンを活用してみると

より読み手の興味・関心を引くことが出来ると思います。

 

過度な誇張表現には注意しましょう!

 

芽を出す植物

 

今回は会社の歴史や商品開発の経緯などのストーリーを作る上で

活用できる文章のテクニックをご紹介させていただきました。

 

しかし、良い話を書こうとしすぎる余りに

事実を捻じ曲げて誇張表現を使い過ぎてしまうのは要注意です。

 

そうした嘘は今の時代簡単にバレてしまう可能性がありますからね。

 

用法用量を守って、素敵なストーリーを書きましょう!