ロボリンちゃん

広告の本文を書き出す時、

どうやって話を切り出せばいいのかで

頭を悩ませているという人は多いと思うわ。

 

ロボット

そんな時は、

お客さんの心の中をセリフにして書き出すという方法が

使いやすくて読み手の共感を呼ぶことも出来て便利ですよ。

 

どうも皆さんこんにちわ。

ロボパン情報部の須田です。

 

今回はコピーライティングについてのお話をしたいと思います。

 

広告の文章を書く時、

考えなくてはならない点はいくつかあります。

 

それは例えばキャッチコピーをどうするかだったり、

「この商品を使ったお客さんはどんな気持ちになるだろう?」

というベネフィットの部分だったりと様々です。

 

※ベネフィットというのは商品を実際に使った後の「未来の様子」のことで、

これを広告で細かく描写して読み手にイメージを引き起こさせることで

広告の反応率は高まります。

 

詳しくは過去記事の

「ベネフィットとは?広告の反応率を上げるための4つの手順」

に書いてありますので、ぜひ読んでみてください。

 

話を戻しますが、そんな広告作成作業の中で、

僕自身もけっこう毎回手間取るのが

「最初の文章の書き出し」の部分です。

※キャッチコピーではなく、その次の本文の最初の部分のこと

 

コピーライティングの用語で言う所の

ボディコピー(本文コピー)と呼ばれる部分。

このボディコピーの書き出しというのは

「どう話を切り出せばいいかな~」と頭を捻ることがよくあります。

 

実際に広告の文章を自分で書いたことがあると言う方の中には、

こうした苦しみが理解できるという方も多いと思います。

 

そして、これから起業して自分の商品の広告を作っていく予定という方の場合、

もしかしたらこのボディコピーの書き出しの部分を考える際に

頭を捻ることになる方も多いと思います。

 

ということで、今回は僕がよく使うボディコピーの書き出しの方法の中で、

それなりに成果が安定して出ているものをご紹介したいと思います。

 

ある程度文章の書き出しのパターンを知っていれば、

広告を書く際の悩みも薄れてスムーズに作業できると思いますので、

ぜひ読んで、活用してみてください。

 

ボディコピーの書き出しはターゲットの心の声を書こう!

 

ボディコピーの書き出しは読み手の心の中を書こう

 

僕が広告を書く際、ボディコピーの書き出しのパターンとしてよく使うのは、

「読み手の心の声をセリフにして書く」というものです。

 

何かの商品・サービスを求めているお客さんというのは、

 

  • 解決したい悩みや不安
  • 満たしたい欲求

 

どちらかを抱えています。

 

例えば「木の伐採」というサービスを求めているお客さんというのは、

 

  • 「倒れてきそうな枯れ木が家の庭にあって怖い…」
  • 「庭の木の枝がお隣さんの敷地に入ってしまって、文句を言われている…」

 

という悩みや不安を抱えている可能性が考えられます。

 

なので、ボディコピーの書き出しはそれらのお客さんの悩みを

セリフにして書くことから始めます。

 

実際に僕が書いているのに近い形で例を挙げると

 

「今にも倒れてきそうな枯れ木があって、いつ倒れるかと不安で仕方ない!」

「庭の木の枝がお隣さんの敷地に侵入して、トラブルになりかけている…」

 

あなたはそんなお悩みをお持ちではありませんか?

 

↑こんな感じで文章を書き出します。

 

そして、この後に問題を放っておいた場合のリスクを語ったり、

さらにお客様の心情に共感するような文章を続ける…

というパターンが個人的には使いやすいです。

 

「心のセリフ化」によって読み手の共感を呼ぶ

 

僕がこの手法を使う理由は

「使いやすいパターンだから」

というのもあります。

 

ですがそれだけではなく、

こうしてお客さんの悩みや不安を文章として書き出すことで、

お客さんに「あ~まさに俺はこういう気分なんだよ!」

共感してもらうためというのも狙いの一つです。

 

過去記事の

「人に好かれるコツ:類似性の法則とその活用法」

という記事でもご紹介しましたが、

人間には自分と共通した要素を持つものを好きになりやすいという

類似性の法則と言う心理があります。

 

  • 好きな食べ物が同じだったのがきっかけで友達になった
  • 実は同じ趣味だったのがきっかけで打ち解けた
  • 出身地が同じだったのがきっかけで話が弾んだ

 

こうした経験があなたにもあると思います。

 

人間と言うのは基本的に自分が好き!

自分に関係がある事柄に対して一番興味がある!

という生き物です。

 

なので、自分と同じような要素を持つ人や物に対して

親近感を感じ、興味も持ちやすくなるということです。

 

お客さんの心情をセリフとして表すと言うのは、

言ってしまえば広告にお客さんと共通する要素を

与えているということにもなります。

 

そのため、お客さんも広告の内容に

対して興味を持ちやすくなるということです。

 

数パターンのセリフを用意して取りこぼしを抑える

 

また、僕はこの心のセリフ化パターンを使う時、

複数のパターンのセリフを用意して箇条書きにします。

 

先ほどの木の伐採サービスの例でも、

2つの種類のセリフを用意して箇条書きにしていましたよね?

 

これは何故かと言うと、一言で言うなら

「お客さんの取りこぼしを抑えるための予防策」

というのが主な目的です。

 

ちょっとこれだけだとよく分からないと思うので、

もう少し詳しく説明します。

 

過去記事の

「キャッチコピーとは?バカ売れ広告を作るための4つのコツ」

でもご紹介したことですが、基本的に広告というのは

ターゲットとなる客層がハッキリとしているなら、

その人に当てはまる要素を盛り込んで

広告のターゲットを絞り込んだ方が反応率はよくなります。

 

例えば、「ハチの巣駆除」というサービスを依頼するお客さんは

すでにハチに刺されてしまって痛い目に遭ったあとの人が9割!

…というデータが手元にあったとしましょう。

 

その場合は広告で

 

「うっかりハチに刺されてしまって痛い目に遭った!もう二度と刺されたくない!」

 

という具合に、お客さんを具体的に絞り込むような文章を書けば

より強い共感を呼び、広告の反応率は高くなるでしょう。

 

しかし、手元にお客さんのターゲット象が

絞り込めるようなデータがない場合、

下手に直感でターゲットを絞り込んでしまうと、

それが外れてしまった時に広告の反応率が

ひどく落ち込んでしまう危険性もあります。

 

なので、一つではなく二つ三つと、

複数のターゲットを想定して、

セリフもその分複数用意します。

 

例えば先ほどのハチの巣駆除を引き合いに出すなら

 

「油断していたらハチに刺されて酷い目に遭った!もう二度と痛い目に遭うのは嫌!」

「最近家の周りを大きなスズメバチが飛び回ってて、おちおち窓も開けられない…」

「家に小さな子供や体の弱いお年寄りもいるので、ハチが飛び回ってると心配…」

 

あなたはこんなお悩みをお持ちではありませんか?

 

って感じに、複数のお客さんの悩みを想定して、

複数のセリフを用意しておきます。

 

こうすればベストではなくても最悪の結果は避けられる可能性も高まりますし、

後は実際に来たお客さんの統計を元に広告文を後々改造していけばいいので、

初めて行うビジネスの広告を作る際の安全策として都合がいわけです。

 

広告と言うのは何も出したら出しっ放しの1発勝負なわけではありません。

 

先に出した広告の反応やデータを元に、

さらに改良を重ねてもっと反応率の高い広告を作るのが

正しい広告の作り方です。

 

なので、この「複数のお客さんの心情をセリフ化する」という書き出しは、

そうした意味でも理に適った方法ではないかと(僕は個人的には)思っています。

 

あなたの商品のお客さんはどんな人か考えてみよう!

 

統計データ

 

この方法のキモは、とにかく

「自分の商品を必要としているお客さんは、どんな悩みや欲求があるのか?」

というのを考えることにあります。

 

自分自身で想像力を働かせて書くのも悪くはありませんが、

その他にも競合他社のホームページなどを見て参考にしたり、

あなた自身の知人や友人に同じような商品を購入したことがある人がいるなら、

その時の様子などを聞いてみるのもいいでしょう。

 

あなたも広告の書き出しに困ったら、

「複数のお客さんの心情のセリフ化作戦」(語呂悪いな)を

ぜひ使ってみてください。