あかパンジー(怒り)

うちの業界には強力なライバル会社の

「ロボリン商事」がいる。

 

あかパンジー 立ち怒り

しかし業界でトップシェアを取るためには

ロボリン商事を倒さなくてはならない!

徹底的な安売り作戦でお客さんをもぎ取るぞ!

 

~1年後~

 

あかパンジー(驚き)

倒産した…。

 

ロボリンちゃん

出る杭はぶっ叩かれるのよ。

私に挑もうなんて100年は早いわ。

 

ロボット

強力なライバル企業に対して

真っ向から戦いを挑むことは大きなリスクがあり、

最悪こんな悲しい事態に発展することもあります。

なので、他社=敵と考えず、協力できる道を探すことが

お互いのメリットにつながる場合もあるんですよ。

 

皆さんどうもこんにちは。

ロボパンビジネス情報部の須田です。

 

今回は起業してビジネスを行っていく上で役立つ

心構え(マインドセット)についてお話させていただきたいと思います。

 

突然ですが、あなたの目の前にもし、

強力なライバルとなる相手が現れた時…

あなたは一体どうしますか?

 

  • スポーツなどでの手強い競争相手
  • 勉強で自分よりも優秀な成績を収めている生徒
  • 自社と同じような商品を扱っているライバル企業

 

どんな分野でも構いません。

 

こうした相手が現れた時、僕たち人間はついつい

 

  • どうやったらあいつに勝てるのか!?
  • 何か逆転できるようなアイディアはないだろうか…

 

という方向に考えてしまうことが多いと思います。

 

しかし、こうした考えでいると、

結局手強い相手に真っ向から戦いを挑むことになり、

結局損をする結果になってしまうことが多々あります。

 

というわけで、今回は

 

  • 「勝てないライバル会社と戦うことのデメリット」
  • 「強敵が現れた時にはどうすればいいか?」

 

という点についてのお話をしたいと思います。

 

ビジネスをやっていると、

どうしても勝てないような競合他社というのが

現れることはよくあります。

 

そんな時、無謀な戦いを挑んで破れ、

大損をしてそのまま破産…という事になってしまわないためにも、

「これから起業してビジネスを始めたい!」という方には

ぜひ今回の内容を覚えておいてほしいと思います。

 

どうぞ最後までお付き合いいただけるよう、

何卒よろしくお願いいたします。

 

勝てない相手とは戦わずに協力しよう!

 

強いライバル企業には協力しよう

 

まずは「強敵が現れた時にどうすればいいか?」

についての結論を先に出したいと思います。

 

ビジネスの世界において、

自社では到底勝てないような手強いライバル企業がいる時、

こうした場合は無理にそのライバル企業と戦おうとするよりも

逆に「協力する」という方針を取った方が良い場合があります。

 

実はこの考え方は「相手に勝てないなら手を結べ」という言葉と共に、

アメリカのビジネスマンの間では昔から広く伝わっている考え方でもあります。

 

無理に戦うとデメリットが多い

 

自社よりも強力なライバルを相手に

真っ向から戦うと言うのは多くのリスクを伴います。

 

例えば、自社よりも規模の大きいライバル他社に対して

真っ向から戦いを挑んだとしましょう。

 

資本力が大きい企業ですので、

当然自社よりも多くの広告費を割けるため、

広告を出す頻度や範囲などで後れを取ってしまう可能性も高いです。

(広告戦略が古いなど、付け入る隙がある場合もございますが)

 

また、最悪のパターンは無理矢理ライバルのお客様を

自社の方に呼び込もうとして、

安売り合戦を始めてしまうことです。

 

過去記事の

「起業する前に知っておきたい!商品の3つの価格帯について」

でもご紹介したことですが、安売り合戦になると

基本的に最後に勝つのは資本力の大きい企業です。

 

商品を安売りするということは、

商品を1個売った時の儲けがそのまま減るということと同じです。

 

しかし、儲けは減るのに商品を仕入れる・製造するためのコストは変わりません。

 

その他にも、店舗の維持費だったり社員の給料だったりと、

かかるお金と言うのはたくさんあります。

 

安売りをし続けていると利益が減るので、

そうした費用を賄うことが難しくなってきます。

つまり、「資本」という体力が徐々に減っていきます。

 

ゲームなどに例えるなら、

体力の少ないキャラクターAと、

体力の多いキャラクターBが毒の状態になってしまい、

お互い同じくらいの速さで体力が徐々に減っていく…

という状況を思い描いてもらえると分かりやすいと思います。

 

先に体力が尽きて倒れてしまうのは明らかに

資本という体力が少ないAであり、Bは生き残ります。

 

そして、結局先に倒れたA店に通っていたお客様は、

残ったB店に来ることになります。単純明快な話ですね。

 

また、強力なライバル会社になりそうな企業がある業界に

新しく参入しようとする場合もこれまた大変です。

 

相手はその世界ではすでに名前が知れ渡っていて知名度もあるので、

大した広告活動などをしなくてもいいかもしれませんが、

新しく参入する側は知名度も0なので、

その業界に入るためのハードル「参入障壁」が高い状態です。

 

新しく業界に入っていってシェアを取るには、

時間とお金がかかってしまいます。

 

他企業と協力することによって利益を得ることは可能

 

このように、手強い競合他社がいる業界で

真っ向勝負をしかけるというのは

リスクが大きい場合が多々あり、

結果的に損をして終わってしまう場合もあります。

 

しかし、そんな時こそ正面からライバル企業にぶつからず、

逆に協力することによって利益を得ることもできます。

 

例えば、逆にライバル会社の商品を広告などで宣伝し、

そこから売上が上がった場合はマージンをもらったり。

 

また、自社の持っている独自のノウハウをライバルに提供し、

代わりに相手のノウハウを教えてもらったり。

 

こうした競合他社同士の提携の例としては、

会計ソフトの最大手である弥生株式会社と、

当時ベンチャー企業だったスタンドファーム株式会社の提携などがありますね。

 

ライバル会社=敵ではない!

 

仲の良い友達

 

同じような業種の他社を見ると、

ついつい「利益を取り合う関係の敵!」という風に

見てしまいがちかもしれません。

 

しかし、正面からぶつからずに

協力できる道を探すことで、

お互いに利益を得られる可能性も十分にあります。

 

かの松下幸之助氏も

 

競争も必要、対立することもあっていい。

だが敵をも愛する豊かな心を持ちたい。

 

誰も争うために商売をしているわけではありません。

 

という言葉を残しています。

 

自社と他社という概念に囚われず、

皆が幸せになれる方法を探すことが

ビジネス成功のコツなのかもしれませんね。

 

今回はこれにておしまいです。

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました!