あかパンジー(得意げ)

えぇ、大丈夫ですよ! このくらいの作業なら、後3日もあれば終わりますよ! 

 

あかパンジー(得意げ)

大丈夫ですって! そんなに難しい作業はありませんから! 本当ですよ!

 

~3日後~

 

あかパンジー(驚き)

あわわわ! ヤバイぞ! 計画が甘すぎた!! 間に合わないどうしよう!

 

 

結果

 

「相手からの信用を失ってしまったのであった…」

 

……

 

ビジネスに限らず、よくある光景だと思います。

 

偉そうなことを言っていますが、
僕(渡辺)も、予めお客さんに伝えていた期間で作業が終わらずに
結局は全力で謝罪をしながら追加料金なしで終わらせた経験もあります。

 

「追加料金なしでやったならいいんじゃない?」

と思うかもしれませんが、お客さんからしたら

 

「部外者は出来るだけ、家の敷地内に居て欲しくない」

という心理になるのが普通だと思うので、
早く作業を終えるに越したことは無いかもしれません。

 

そんなわけで、今回は

 

・なぜ、仕事(作業)は思ったよりも時間が掛かってしまうのか

・計画通りに物事を進めるコツ

について触れてみたいと思います。

 

人間の見通しは甘いもの?ホフスタッターの法則とは?

ホフスタッターの法則とは?

「作業にはいつでも予想以上の時間が掛かるものである。ホフスタッターの法則を計算に入れても」

 

論理学者「ダグラス・ホフスタッター」は自身の著書の中でこのように語っていました。

 

それ以降

「人は最初に計画した通りには物事は進まないこと」

「ホフスタッターの法則」

と呼ぶようになったみたいですね。

 

仕事だけではなく、

 

・知り合いとの待ち合わせに遅れてしまった

・日々の日課が思った以上に進まなくて先延ばしになってしまった

 

などなど、色んな出来事に当てはめることが出来る法則だと思います。

※なんだか耳が痛い。

 

では、なぜこのようなことが起こってしまうのでしょうか?

 

人間には「計画錯誤」と言う心理があります。

 

この心理を一言で表すなら、

「人間の見通しは、大体は甘くなる。なぜなら、基本的には楽観的に捉えてしまうから」

になります。

 

詳しくは、他のページにて詳しく解説していますので、
興味のある方はそちらもご覧ください。

※計画錯誤について

 

パーキンソンの法則?

更に、世の中にはパーキンソンの法則と言うものがあります。

 

どんなものかを簡単に表すなら、

「仕事の量は、完成のために与えられた時間をすべて満たすまで膨張する。」

と言ったものです。

 

例えば、作業時間を2時間与えられたとします。

 

その作業は、普通にやれば1時間で終わってしまうような量だったとしても、
人間は無意識のうちに2時間で終わるようにペース配分をしてしまうんですね。

 

なので、予め計画を立てていたとしても

「知らないうちにペース配分」

をしてしまう可能性があります。

 

自分が無意識のうちに

「ぴったりと仕事が終わる」

ように動いているのに

 

・予想外のトラブルが起きた

・イレギュラーが発生した

・準備が少しだけ足りなかった

 

というトラブルが起きてしまったらどうなるでしょうか?

 

確実に「当初の予定」には間に合わなくなりますよね。

 

このような心理もあり、人の見通しは大体甘くなるということが分かります。

 

なので、何か作業の見積をする場合は、
思い切って、初見で感じた見通しの2倍で考えるのも良いでしょう。

 

 

仕事の見積は「気持ち多めに」

 

とある先輩起業家に教えられたことなのですが、

 

「作業日は予め多めに確保したほうが良いよ」

とのことです。

 

 

理由としては、

「作業日を少なくしてしまうと、
予定通りに進まないことが多いから」

だそうです。

 

更に、その方は

「作業が早く終わったら、その分の費用はお客さんに還元」

しているみたいですね。

 

どのみち、作業が伸びても掛かる費用は人件費だけなので
結果的にはWINWINになるみたいです。

 

全てのビジネスモデルに当てはまるとは限りませんが、
基本的に現場の作業が沢山あり、

なおかつ集客に困っていない人は
このようなスタイルでやってみるのもいいかもしれませんね。

 

まとめ

 

いかがでしたでしょうか?

 

今回の記事を読むことで

「人間の見通しは大体は間違ってるんだなー」

ということが分かったかと思います。

 

僕も、今回の記事を肝に銘じて

「何事も最低で考える」

を徹底しようかと思いました(笑)

 

そんなわけで、今回の記事はこのくらいで終わりたいと思います。

 

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。