ロボット

今回は「品質スコアってそもそも何なの?」という、初歩的な内容になります。

「品質スコアを上げる方法」ではありませんので、既に知っている方はご注意してください。

 

ロボリンちゃん

品質スコアは検索順位を決める「一要素」に過ぎないわ。

入札した金額(クリック単価)×品質スコア=最終スコア

 

この最終スコアで検索順位が決まっているの。

 

 

PPC広告を運営していると

「品質スコア」

という言葉を頻繁に耳にします。

 

この品質スコアは、広告管理の中でも
結構重要なものだったりするのですが、

 

「何に影響しているの?」

「高ければ良いことがあるの?」

 

などなど、いまいち良くわからなかったりするものです。

※自分も最初はサッパリでした(笑)

 

 

そんなわけで、今回は

「そもそも品質スコアは何に影響しているのか?」

というところを詳しく見ていきたいと思います。

 

「品質スコアはどうやって上げるのか?」

ではなく、

「品質スコアってそもそも何?」

という話題になりますので、
既に知っている方はご注意ください。

 

まだ知らない人は、今回の記事を読んでおくことで

 

・ライバルよりも3倍の広告費をかけているのに、同じくらいの成果しか得られなかった

・広告費がなぜか高い

 

といった最悪の事態を回避することが出来るかもしれません。

 

品質スコアとは?

品質スコアって何?

GoogleやYahoo!などのクリック課金型広告(以下PPC広告)には

「品質スコア」

と呼ばれるものがあります。

 

どんなものなのかを一言で表現するなら

「自分の広告管理のやり方に点数が付けられる制度」

だと覚えておきましょう。

 

審査の基準は

・広告のクリック率はどれくらいなのか?

・入札したキーワードと広告の関連性はあるのか?

・広告とwebサイトの内容は関連性があるのか?

・WEBサイトの読み込み速度など、ユーザビリティはどうなのか_?

になります。

 

が、話が脱線してしまうので戻します。

 

 

ちなみに、Googleでは「品質スコア」と呼ばれ、
Yahoo!では「品質インデックス」と呼ばれています。

 

名前は若干違いますが、本質は同じようなものなので
あまり難しく考えない方が良いかもしれません。

 

この品質スコアは、先ほども触れたように

 

・広告のアカウント構造が正しく設定されているか

・低品質な広告ばかり出向していないか

 

などを参考にして点数が決められます。

 

※アカウント構造って何?という方はコチラの記事をご覧ください

 

 

品質スコアが影響を与えるもの

 

「品質スコアが影響を与えるもの」について見ていきましょう。

 

これも、ざっくりと一言で表現するなら

「検索エンジンの検索順位に影響を与える」

といった具合になります。

 

※そもそもWEB広告の検索順位って何?と言う方は、こちらのページをご覧ください。

 

基本的には課金した金額(クリック単価)が多ければ多いほど検索順位が上に

 

まず、話が少しだけ脱線しますが、

検索順位を決める基本的なルールを見てみましょう。

 

これもズバリ一言で説明してしまうと、

「支払ったお金(クリック単価)が多ければ多いほど順位が上がる」

といった具合になります。

※分かりやすいように極端に言っています。

 

これだけだと誤解があるかもしれませんが、
ロスさえ気にしなければ、お金をかければと順位はあがる傾向があります。

 

 

 

例えば、

 

A社は1クリック50円で入札

B社は1クリック120円で入札

C社は1クリック70円で入札

 

したとします。

 

 

この場合だと、

 

1位B社 120円

2位C社 70円

3位A社 50円

 

このように、検索順位が「とりあえず」決められます。

※とりあえず、と表現したのは、これで順位が確定するわけでは無いからです。

 

「沢山お金を払った人の順位が上がる」

と言うのは、ある意味絶対的なルールなので覚えておきましょう。

 

 

しかし、これだと

「資本力のある大企業が一方的に検索上位を独占しちゃうんじゃないの?」

と思う人もいるかもしれません。

 

本当に、その通りなんですよね(笑)

 

そんな事態を避けるために「品質スコア」が存在します。

 

お金に加えて品質スコアも見られている

 

全てをお金で決めてしまうと、

 

「作りが適当なサイト」

でも、お金さえ払えば検索上位に表示されるようになってしまいます。

 

 

そうすると、検索したユーザーが不快な思いをする可能性がありますよね。

※せっかくクリックしてサイトを見ようと思ったのに、全く関係の無いサイトが表示された…などなど。

 

 

なので、このようなことが無いように、
WEB広告の検索順位は

 

課金した額(お金) × 品質スコア

 

の2つの数値を参考にして、最終的に検索順位を決めます。

 

これが先ほど「お金を払えばとりあえずは検索上位になる」と表現した理由です。

 

 

これにより、

 

・中小企業でも、しっかりと広告設定することで資本力のある企業と戦える

・ユーザーの為になるような、高品質のサイトが検索の上位に来るようになる

 

と言ったメリットが得られるのです。

 

品質スコアが低ければ、確実に損をする?

辛いことがあった人

先ほどの3社を参考に、品質スコアがどれだけ影響するのかを見てみましょう。

 

A社は1クリック50円で入札 品質スコア10

B社は1クリック120円で入札 品質スコア3

C社は1クリック70円で入札 品質スコア6

 

先ほどの並びに加えて、それぞれに品質スコアを設定してみました。

 

この場合は

 

A社…50円×10=最終スコア500

B社…120円×3=最終スコア360

C社…70円×6=最終スコア420

 

といったように、「最終スコア」という数字が求められます。

 

この最終スコアが高い順番に「検索順位」が決まるんですね。

 

その為、

 

1位…A社(50円しか入札していないのに1位!)

2位…C社(A者よりも20円多く払っているのに2位…)

3位…B社(A社の2倍以上のお金を払っているのに3位)

 

このような結果になってしまいます。

 

特にB社は高いお金を払っているのに、品質スコアが低いという理由で3位まで落ちてしまうんですね。

 

これが品質スコアが与える影響になります。

 

 

これを知らないまま、WEB広告を管理してしまうと、

 

「ライバルよりも3倍の広告費をかけているのに、検索順位が殆ど同じなんだけど!どういうことなの!?」

という事態を招いてしまう可能性があります。

 

そうならない為にも、品質スコアは常にチェックしていきましょう。

 

というわけで、今回はこの辺で終わろうかと思います。

 

次回は、

「品質スコアを上げる4つのポイント」について解説していこうかと思います。

 

今回も最後までご覧いただき、本当にありがとうございました!

 

※品質スコアを上げる4つのポイントについてはコチラの記事をご覧ください!