ロボット

突然ですが、あなたのオフィスにこの

ロボリンちゃんを無料で置いていきます。

お気に召さなかった場合は1週間後に引き取りに来ます。

 

ロボリンちゃん

ヨロシクドーゾ

 

あかパンジー(驚き)

(突然何なんだこの展開は…ドッキリ?)

 

一週間後

 

ロボット

うちのロボリンちゃんの働きぶりはどうですか?

 

あかパンジー(得意げ)

いやー雑務から経理、営業まで

何でもできてすごく助かったよ!

こんな優秀なお手伝いロボットが欲しかった!

いくらするのこれ?!

 

ロボリンちゃん

(これがかの松下幸之助氏も使ったという

「仔犬契約法」という営業・販売テクニックよ。

詳しくは続きの記事を読んでね。)

 

どうも皆さんこんにちわ。

ロボパン編集部の須田です。

 

今回もビジネスに関する知識やテクニックを

ご紹介していきたいと思います。

 

突然ですが、皆さんは何かに対して

 

・「使っている間に気に入ってしまった」

・「一緒にいる間に愛着が湧いてしまった」

 

という体験はありませんか?

 

「いきなりすぎて話についていけないんだが…」

という方もいるかもしれませんが、

人でも物でも何でも構いません!

 

ちなみに僕は兄が一人暮らしをする時に

「持っていかないからやるよ」と言われてもらった

名前も聞いたことのないマンガの単行本がそれに当たります。

(読んでいるうちに愛着が湧いて捨てられなくなってしまいました)

 

今回は、そんな人間の「愛着」を利用した

営業・販売のテクニックをご紹介していきたいと思います。

 

・営業職に携わっている方

・起業して自分でビジネスを行っている方

・これから起業しようと思っている方

 

上記のような方々にオススメのビジネス知識なので、

ぜひ最後まで読んでみてください。

 

愛着を利用して商品を購入してもらう「仔犬契約法」!

 

仔犬契約法

 

今回ご紹介する営業・販売テクニックは

「仔犬契約法」と呼ばれるものです。

 

この仔犬契約法とは一体どんなものかと言うと

 

1:「この仔犬を置いていきます」と、いきなりお客さんに仔犬を無料で押し付ける

2:「お邪魔でしたら1週間後に引き取りに来ます」と付け加える

3:1週間後にはお客様は仔犬に愛着が湧き、仔犬を購入する

 

というものです。

 

「何だこりゃ!?人の弱みにつけ込むようなあくどい手口だな!」

「半ば押し売りみたいなものじゃないか!しかも可愛い仔犬をダシにするなんて許せない!」

「こんな悪魔のような知識を書くブログなんてもう見るのやめるわ!」

 

…と感じる方も多いことと思いますが、

どうかちょっとだけ我慢して最後まで読んでください!

 

実際、いきなり商品をお客様に押し付けるという行為は

褒められたことではないと思いますし、

しかもそれが可愛い仔犬というのも人道的にどうかと思います。

 

しかし、このテクニックにも見習うべきところがあります。

 

それは「まずは無料でお客様に商品を試してもらう」という点です。

 

無料でお客様に使ってもらうことで愛着と信頼を得る!

 

お客様に無理矢理商品を押し付けるというのは良くないですが、

この仔犬契約法の「無料で少しの間商品を使ってもらう」という部分は

とても合理的であり、様々なビジネスに応用できると思います。

 

お客様というのは、

ただ「この商品を買ってください!」と言っても、

中々買ってはくれません。

 

何故なら、その商品が本当に役に立つのか?

買って損にならないのか?

というのは買う前は分からないからです。

 

しかし、まずは無料で商品をお試しできれば、

お客様も購入のリスクを気にせずに商品の良さを確認できます。

 

これはこのブログの過去の記事の

フロントエンド商品を設置して他の商品を売りやすくする方法

などでご紹介した「フロントエンド商品」と同じですね!

 

さらに、この「低リスクで商品の効果を確認できる」フロントエンド商品というのは、

「タダでサービスを利用して申し訳ないなぁ」という感情、

つまり「返報性の法則」という心理効果も発生しますので、成約もしやすくなります。

 

1:フロントエンド商品として、まずは少しの間商品を無料で使ってもらう

2:商品が気に入った場合は購入してもらう

 

この2つのステップを踏んだビジネス方法は、

何も仔犬などのペットだけではなく、

様々な商品で応用が可能だと思います。

 

ぜひ覚えておいてください。

 

余談:あの松下幸之助も仔犬契約法を使っていた!

 

これは余談ではありますが、

旧松下電器、現パナソニックを一代にして築き上げた

あの松下幸之助氏もこの仔犬契約法を活用していたそうです。

 

…と言っても、仔犬を勝手に置いていってお客様にお世話をさせ、

愛着を湧かせて買わせるというものではありません。

 

自社の商品のサンプルをお客様に提供し、

気に入ったら今度は買ってください!

というスタイルを取っていたそうです。

 

こうした「損して得取れ」という姿勢が

お客様の信頼を勝ち取るきっかけとなり、

利益になっていったのかもしれませんね。

 

まとめ

 

元気な犬

 

仔犬契約法というのは元を辿ると

人間の良心につけ込んだような、

「ちょっと人道的にどうなの?」と言いたくなるような

ビジネスアイディアかもしれません。

 

しかし、「お客様に商品を無料で試してもらう」

という部分だけを切り取って考えると、

とても有効なビジネス方法と言えます。

 

ぜひ、あなたの扱う商品やサービスに取り入れることができないか?

検討してみてほしいと思います。

 

それでは、今回も最後までお付き合いいただき、

ありがとうございました。

 

営業に使える心理テクニック