あかパンジー(得意げ)

最初に結論を伝えてから説明に入る話し方を「アンチ・クライマックス法」って言うんだぜ! 

 

チンパンジーくん

逆に「一から順番に説明」することを「クライマックス法」って言うんだよ! 

ロボリンちゃん

この2つの話し方は、相手によって使い分けなければならないの。
簡単に説明するなら、

親しくない人…アンチ・クライマックス法

親しい人…クライマックス法

となるわ。(本当はもっと細かく分かれるけど)

 

 

以前、相手に疲れさせない話し方のコツとして

「会話の最初に目標を伝える」

というテクニックをご紹介しました。

※【疲れない話し方のコツ】人の集中力は8秒が限界?についての記事はこちら!

ここでザックリと説明してしまうと、
他人に何か説明をする際に、

「全部で〇分で終わります!」

と伝えてあげることで、
相手の集中力が持続しやすいという内容でした。

 

 

実は、最初に要件を伝えてから詳しい説明に入るやり方を

「アンチ・クライマックス法」と呼んだりします。

最初に「〇分で終わります」と伝えるテクニックも、
見方を変えればアンチ・クライマックス法なのかもしれませんね。

 

そんなわけで、今回は

「アンチクライマックス法」

だけではなく、

相手によって

・アンチ・クライマックス法で話すべきか

・クライマックス法で話すべきか

使い分ける方法をご紹介します。

 

今回の内容を読むことで、
相手によって話し方を柔軟に変えることができるようになります。

その結果、嫌がられることがなくなるどころか、
会話で相手を楽しませることもできるようになるかもしれません。

 

アンチ・クライマックス法とは?

 

クライマックス法とアンチクライマックス法とは
冒頭でも触れましたが、アンチ・クライマックス法とは

「最初に結論を伝えてから、説明に入る手法」

となります。

例えば、桃太郎に例えるなら(なんでだよ)

桃太郎は3匹の部下を連れて鬼ヶ島に乗り込み、見事に鬼を倒しました。

それまでの道のりについては次の通りです。
全部でエピソード5に区切られます。

1・川から流れてきた大きなモモを切ったら、中から桃太郎が出てきた。

2・おじいさんとおばあさんは~~~~

といった感じになります。

 

クライマックス法とは?

 

逆にクライマックス法の場合は、結論を伝えずに最初から丁寧に説明をします。

それこそ、桃太郎を最初から最後まで「普通に」読んだ時と同じ情況ですね。

 

 

 

どうやって使い分ければ良いのか?

ドヤ顔のプレゼンター
では、この2つの手法ですが、どうやって使い分ければいいのでしょうか。

 

アンチ・クライマックス方が相手にとって楽だからといって、
そればかり使い続けるわけにはいきません。

 

 

クライマックス法も必要だから「ノウハウ」として現在まで残っているわけなので、
大事な場面では使い分けるようにしたいところです。

 

自分に興味がない人にはアンチ・クライマックス法。興味がある人にはクライマックス法。

基準となるものはズバリ「相手が自分に興味があるのかどうか」になります。

これも結構単純な話で、(難しく考えない方が楽かもしれません)

嫌な人間や、特に興味のない人間の話は長々と聞きたくはないものです。

 

 

なので、そういう人に何かを伝える場合は、
最初に結論を伝える「アンチ・クライマックス法」が良いとされています。

営業やプレゼンなど、あまり親しくない相手に使うようにしましょう。

 

 

逆に、相手が明らかに自分に興味を持っていると判断した場合は
クライマックス法を使いましょう。

 

仲が良い人に対して、アンチ・クライマックス法を使ってしまうと

「そっけない人」

に思われるかもしれません。

 

また、アナタに興味がある人は、できるだけあなたの話を聞きたいと思っています。
アナタにファンがいるなら、尚更です。

 

感覚的な話になりますが

「ワクワクしたい! ドキドキさせてもらいたい!」

「楽しい時間を共有したい!」

と思っているんですね。

なので、そういう人に対しては、出来るだけ1から順番にお話してあげると喜ばれます。

 

クライマックス法にも、様々なノウハウがあるので興味のある方は下記の記事もご覧ください。

※共感を呼ぶ話し方「神話の法則」とは?についての記事はコチラ!

 

 

 

面白い話して!という無茶ぶりには、団子の法則を使え!についての記事はこちら!

一見、アンチ・クライマックス法の方が
相手に喜ばれそうだと思ってしまいますよね。

 

しかし、クライマックス法でも相手を楽しませることができます。

むしろ、相手を「楽しませる」「ワクワクさせる」という点では、クライマックス法の方が得意なのかもしれません。

 

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

相手が自分の話に興味があるのかについては、相手の行動を観察することで分かる場合があります。

 

 

ここに書いてしまうと、長くなってしまうので、興味のある方は次の記事にも目を通してみてください。

※会話中に相手が見せたら切り上げるべき3つの動作!についての記事はコチラ!

また、

「相手の動作から見抜くのは、ちょっと苦手だなあ」

と思った人は、

「自分が現在置かれている状況」に応じて、手法を使い分けると良いですよ。

例えば、

プレゼン、営業先での商品説明、相手が男性の場合…アンチ・クライマックス法

知り合いとの会話、ファンとの会話、女性との会話…クライマックス法

 

このように、ある程度「自分の中での基準」を設けておくことで、柔軟に対応できるのではないかと思います。

最初は戸惑うかもしれませんが、慣れてくると結構簡単にできるようになりますので、ぜひ一度試してみてください!