あかパンジー(怒り)

くそー!仕事が上手くいかなくてムシャクシャするぞー!!

 

チンパンジー(不安)

(何だか機嫌悪いな…

頼みたい仕事があるんだけど近寄りがたい…)

 

ロボット

怒りというのは他者に悪い印象を与えてしまう上に、

冷静さを欠くことによって小さなミスを連発したりと、

あまり良いことがありませんよね。

 

ロボリンちゃん

今回はそんな怒りを抑え、

コントロールするためのマインドセット(心構え)を紹介していくわ。

 

例えば

 

・「予想外のトラブルが起こった」

・「部下が仕事でミスをした」

・「相手に失礼なことを言われた」

 

こんな時、

ついカッとなって怒鳴ってしまい、

そして後々起こってしまった自分に

後悔してしまう…。

 

あなたはこんな体験はありませんか?

 

怒りというのは冷静な判断力を奪ってしまうので、

その後に重ねてミスをしてしまって

泣きっ面にハチのような状況になってしまうこともよくあります。

 

また、過去の記事の

【ミラーニューロン細胞】成功したければ成功者のそばにいなさい

でもご紹介しましたが、

人間には相手の感情などを自動的に自分に反映させる

ミラーニューロンという脳細胞があります。

 

そのため、怒りに任せた態度を取ってしまうと、

その負の感情が相手にも伝わってしまい、

相手の気分も悪くなってしまいます。

 

人間関係にも悪影響がありますし、

本当に怒って良いことと言うのは何もありませんね…。

 

というわけで、今回はそんな怒りやイライラを

抑える方法をご紹介していきたいと思います。

 

お仕事だけではなく日常の様々な場面で活かせることなので、

「どうしても怒りを我慢できない!」という方は

是非参考にしてみてください。

 

怒りの原因とは何か?

 

怒りをコントロールするマインドセット

 

まずは、人間は何故怒るのか?

その原因や理由について解説したいと思います。

 

人間が怒る理由というのは、

一言で言うと「自分の心や体を守るため」です。

 

人間は肉体的・精神的な苦痛を与えられた場合、

感情や人間の本能的な部分を司る「大脳辺縁系」という部分が刺激されます。

 

すると、その苦痛を与えられた対象に対して逃げる、

あるいは反撃するという態勢に入ります。

 

この「反撃する」というのが「怒り」という感情なわけですね。

 

ちなみに、「精神的苦痛」の中には

 

・期待を裏切られた

・成功の邪魔をされた

・プライドを傷つけられた

 

というのも含まれます。

 

そのため、予想外のトラブルが起こって

スケジュールが狂ってしまったりした時などにも

人間は怒りを感じるようです。

 

怒りを抑え、コントロールするための4つのマインドセット

 

夕日とハート

 

怒りと言うのは言ってしまえば

生物が生きていく上での本能的な行動で、

ある意味仕方ないとも言えます。

 

しかし、人間社会では怒ることによって

信用を失ってしまったり、

損をしてしまうことも多いのは事実!

 

という分けで、次は怒りをコントロールし、

抑えるための4つのマインドセットをご紹介していきたいと思います。

 

常に最悪の展開を予想して動く

 

先ほどもご紹介したように、

「予想外のトラブル」というのも

人が怒ってしまう要因の一つだと思います。

 

何か物事を行う時に

「大体このくらいの成果が出るだろう」

タカをくくっていると、

けっこう予想外のトラブルが起こって

振り回されてしまうことがありますよね。

 

というわけで、どんな時でも、

あらかじめ「最悪のパターン」を考え、

それに合わせた準備をしておくことで、

予想外のトラブルに頭を抱え、

怒ってしまうことを防ぐことができると思います。

 

オマケに、上手く行かなかった時のカバーも

スムーズに出来て一石二鳥かもしれませんね!

 

怒ったらまずは6秒止まる

 

人間の脳には沸き上がる感情をコントロールする部位があります。

それが「前頭葉」という部位です。

 

しかし、この前頭葉は突発的に沸き上がる感情を

すぐにコントロールすることはできず、

少々のタイムラグが発生してしまいます。

 

つまり、怒りの感情をすぐに前頭葉でコントロールし、

鎮めることは難しいということになります。

 

そのため、堪忍袋の緒が切れて怒髪天を衝きそうになったら、

まずはその前に6秒間くらい時間を稼ぎましょう。

 

深呼吸をするなり、お茶を飲むなり、

ただただ黙るなり、どんな方法でも構いません。

 

前頭葉が働き始めるまでには3~5秒程度の時間がかかるそうですので、

そのくらいの時間を稼ぐことができれば怒りを鎮めやすくなると思います。

 

「人間それぞれ考え方が違う」と認識する

 

時には相手との意見の食い違いや、

感じ方の食い違いによって怒りが湧いてくることも

少なくないと思います。

 

そんな時、カッとなって

「お前の考えは間違っている!」

と言うのは簡単です。

 

しかし、そうした自分の意見を押し付けることによって

相手との関係に亀裂が入ってしまうことも少なくないと思います。

 

そもそも人間は一人一人違う生物であり、

育った環境も違います。

 

なので、同じ事柄に対しても

全く同じ意見だということの方が

本来は少ないのではないでしょうか。

 

・人間は一人一人違う生き物

・意見が同じことの方が珍しい

 

と考えることを心がけることで、

意見の食い違いや反対意見を出された場合などに

怒ってしまうことを抑えることができると思います。

 

何か反対意見などを出されても

「相手にとってはそう感じる事柄なのだ」

と、ありのままに相手の意見を受け入れてみましょう。

 

怒りの原因と距離を置く

 

これは可能であれば最良の手段です。

 

そもそも怒りの原因となるようなものと

関わることがなければ起こる必要もありません。

 

もし自分の怒りの原因と関係を断つことができるのなら、

それが怒らずに済む一番の解決方法です。

 

・「この人といるといつもイライラさせられる…」

・「これをやってる時はいつも自分は不機嫌だ…」

 

という悩みがある方は、

可能であればいっそのこと関係を断ち、

近づかないようにしてみましょう。

 

まとめ

 

教える人

 

今回の内容はいかがでしたでしょうか?

少しでもあなたの役に立てたなら幸いです。

 

「怒りは敵と思え」というのは徳川家康が残した言葉です。

 

かの徳川家康も、

若い頃は血気盛んで怒りやすく、

それ故に失敗してしまうことも多く、

努力してその癖を直したと言います。

 

過去の偉人も努力して矯正するほど、

「怒る」という行為は良いことがありません!

 

あなたも是非、今回ご紹介したマインドセットを活用し、

怒りをコントロールしてみてください。