あかパンジー(得意げ)

このマッサージ器は性能は良いんだけど、少し見た目が悪いんですよねー

チンパンジーくん

マッサージ器の見た目なんてどうでもいいから買うよ!

ロボット

デメリットを伝えて、信頼を勝ち取る方法を両面提示と言います。

しかし、詐欺師の人も好む手法なので注意が必要です。

 

 

「両面提示」

と言う言葉をご存知ですか?

 

よく「営業」などのセールスの世界で
使われている言葉だったりします。

どんなものなのかをざっくりと説明すると、

 

「メリットだけではなく、デメリットも
しっかりと相手に伝える」

やり方のことを表しています。

 

あえてデメリットを相手に伝えることで

「この人は信頼できる人だ」

と思わせることができるんですね。

 

今では当たり前のように使われているノウハウですが、
元々は詐欺師が考えたテクニックだったりします。

 

そもそも、営業は売ることが目的なので

「デメリット」を伝える必要はありません。

 

なぜ、あえてデメリットを伝える必要があるのか。

 

答えは勿論

「売れるから」です。

 

デメリットを伝えたほうが
売れる確率が高いと判断したために、
現在もノウハウとして引き継がれているわけです。

 

そんなわけで、今回は

「両面提示を使って相手から信頼される方法」

「商品の成約率を高める方法」

について、解説していきたいと思います。

 

今回の内容をしっかりと実践することで、

・自分の商品が売れやすくなる

・詐欺師に騙されにくくなる

というメリットがあります。

 

自分の商品を売るのも重要ですが

「悪い人に騙されにくくなる」

ということも大事なことだと思うので、
是非身につけておきたい知識となります。

 

両面提示とは?具体的なやり方について

両面提示をすることで相手から信頼されるように

両面提示の具体的なやり方について
解説していきたいと思います。

 

まず、両面提示をするうえで重要なことは

「デメリットを伝える」

ことです。

 

しかし、

「特に気にならないこと」

をデメリットとして伝えなければなりません。

 

どう考えてもヤバイ欠点は
伝えてはいけないということですね。

 

例えば、

「この車は空も飛べるし、海も走れます」

「しかし3%の確率で空中分解します」

と言われたらどういう気分になるでしょうか?

 

僕なら絶対に嫌です。

なぜなら、陸を走ろうが海を走ろうが、
途中で空中分解してしまうと
そのまま死んでしまうからですね。

(何を真面目に答えているんだ)

 

このように、あくまでも

「軽いデメリットしか伝えてはいけない」

ので、注意して使うようにしましょう。

 

また、セールスコピーのテクニックとして
過去に「欠点を伝えて成約率を上げるテクニック」
についても触れています。

興味のある方は是非、そちらの方もご覧ください。

※商品の弱点を利用して、逆に成約率を上げる方法についてはコチラ

 

デメリットを見つけるコツ

 

軽いデメリットを探すコツも
いたって簡単です。

 

「本来はどうでもいいことを
無理やりデメリットとして持ってくる」

だけで大丈夫です。

 

例えば、

 

・このマッサージ器は性能は良いんだけど、少し見た目が悪いんですよねー

・この肥料は成分は高級品と同じなんだけど、外国産だから少しだけ安いのが欠点なんですよねー

・この車は燃費が物凄くいいんだけど、車体が小さいのが欠点なんですよねー

といったところでしょうか。

 

余程おかしい見た目じゃなければ、
普段は人目に触れないマッサージ器の外見を
気にする人間は少ないです。

むしろ性能の方が気になりますよね。

 

肥料に関しても、成分は同じということを
伝えることで

外国産であることが気にならなくなるように
売り込んでいます。

 

車に関しては欲求商品「ウォンツ系」に近いので、
好みは人それぞれです。

「むしろ小さいほうがいい」

「燃費がいい車が良い」

と言う人も世の中には存在するので、
そういう人にとっては
あまり気にならないはずです。

 

このように

「とってつけたようなデメリット」

を無理やり用意するのが
「両面提示」のコツとなります。

 

「ズルいやり方だなー」

と思うかもしれませんね。

 

しかし、世の中ではこのような手法を
使っている人間がたくさんいます。

 

むしろ

「デメリットを伝えてくれるなんて親切な人だな」

と、逆に印象が良くなるので
当たり前のように使われています。

 

今度意識して見てみましょう。

 

逆に両面提示をしてきた人は警戒しましょう

ニヤリ

逆に、両面提示を強調してくる人がいたら
警戒するようにしましょう。

 

ジャンク品のように

「壊れているから安いですよ」

という、事実を強調するだけなら大丈夫です。

 

無理やり捻りだしたデメリットではなく、
事実をそのまま語っていますよね。

 

しかし、先ほども解説したように

「無理やり捻りだした欠点」

を語る人がいたら警戒したほうがいいです。

 

なぜなら、冒頭でも触れたように

「本来は商品のデメリットなんて話す必要は無い」

からですね。

 

ほぼ間違いなく

・商品を売る為

・信頼を勝ち取るため

に、駆け引きをされている
場合が殆どです。

 

そういう人に出会った場合は

「話を深く掘り下げて他のデメリットを探す」

「そもそも怪しいので断る」

「自分でその商品を調べる」

といった行動をとりましょう。

 

「あやふやな言葉でかわそうとする」

「そもそも知識が無さそう」

と思った場合は注意をしてください。

 

その辺の判断はお任せします。

 

そんなわけで、今回も

「セールスにも使えるんだけど、
自分の実を守るためにも使える」

心理についてご紹介してきました。

 

このように心理学を身に着けることで、
自分を守る効果も得ることができます。

 

どちらかというと、
こっちの方がありがたいかもしれません。

 

色んな情報が飛び交う時代になったので、
こんな時代だからこそ心理学を身に着けて
上手に世渡りしていきたいところです。

 

今回も最後までお付き合いいただき
本当にありがとうございました。

 

営業に使える心理テクニック