きぱんじーくん

今回は豚に真珠の本当の意味を使って、ビジネスに活かせないかを考えてみます。

 

ロボリンちゃん

よくFacebookやTwitterなどに流れている、起業家の愚痴を参考にしてかみ砕いてみたわよ。

 

豚に真珠ということわざがあります。

 

豚に真珠を与えても、価値が分からないので意味がない。どんなに立派なものでも、価値が分からなければ与えても意味がない。

 

現在はこのような意味で使われていますよね。

 

しかし、元ネタは聖書に書かれている

 

「聖なるものを犬に与えてはならない。また、あなた方の真珠を豚に投げ与えてはならない。犬や豚はそれらを足で踏みつけ、向き直って、あなた方を咬み砕くであろう」

 

というものが、少しずつ形が変わって現在の姿になったとも言われています。

※今回は良い例えが無かったので、このことわざを採用しましたが、政治・宗教・野球ネタはコミュニケーションや雑談の世界においては、ムッとする人が多く、地雷になりやすいので注意しましょう。僕自身は宗教について語っているつもりは1ミリもありません。

※雑談のテクニックについてはコチラの記事をご覧ください。

 

と、偉そうに語っていますが、僕も最近までは知りませんでした(笑)

 

ようするに

「価値が分からない人に恩を売ったとしても、仇で返される可能性があるから気をつけようね」

ってことだと思うのですが、いまいちピンと来ないところがあったんですね。

 

なぜなら、

「価値が分からない人ってどんな人?」

と、疑問に思ってしまったからです。(面倒なヤツだな)

 

逆に、この「価値が分からない人」がわかれば、

・恩を売るべき人

・恩を売ってはいけない人

が分かる気がしたんですよね。

 

あとはそういう人を避ければいいわけなので(笑)

 

そんなわけで、今回はこの

「豚に真珠」の本当の意味をビジネスに活かせないか
考えてみようかと思います。

 

ビジネスにおいて恩を仇で返される瞬間って何?

豚に真珠の意味

ビジネスにおいて、恩をあだで返される瞬間とは何なのでしょうか。

 

僕の体験ではなく、よく聞こえてくる意見としては

(あなたが起業家なら、一度は経験しているかもしれません)

 

無料でサービスを売ったり、情報を与えていたところ、
逆に向こう側から「もっとくれ」と言うようになってきた。

 

といったパターンでしょうか。

(たぶん、あるあるネタかもしれません。
本当に良く愚痴を見ます)

 

本来なら、お互いに成人していて
自己責任で生きているのなら

「自分が相手に教えなければいけない」

というルールも法律も無いわけですが、

教えるのをやめた途端に文句を言われたり、
することもあるかもしれません。

※逆に噛みつかれるという点では、先ほどのことわざのシチュエーションに似てますね。

 

Facebookなどでも、いきなり

・情報を教えろ

・これってどうなんですか?

と聞いてくる人が多いみたいで、
悩んでいる起業家さんも多くみられます。

※つい最近も、これに対しての愚痴がシェアされてきました。

 

起業している人は、お金を稼がなければ生きていけないので、
無料のお客さんばかりにかまっている暇はありません。

※たまにフロントエンド戦略で無料のものを提供するケースはあります。

 

なので、少しでも相手の気持ちを考えられる人なら

「あ~これは流石に迷惑だろうな」

と想像して無料で情報を求めることは無いはずです。

 

逆に、相手の気持ちを察しようとしないからこそ、
「〇〇を無料で教えてください!」
と、言えるのかもしれません。

 

 

少しずつ「価値が分からない人」の姿が見えてきましたね。

 

現時点で起業家が避けるべき人として、

・無料で何から何まで吸い上げようとしている人

・相手の立場を考えられない人

の2つの人物像が挙げられます。

 

かといって、他人のせいにしてても解決しないので、
こちらから対策を考えなければいけません。

 

この場合の対策方法としては

・無料で価値を提供しすぎない

・立場を考えてくれない人を避ける

といったことが考えられます。

 

これだけでも、起業時のリスクが
大分減りますよね。

 

人は自分が知っているものに価値を感じる

笑う女性

もう1つ、人が「価値を感じるもの」について
分かっているものがあります。

 

それは

「自分が知っているもの、理解しているもの」

になります。

 

なんとも当たり前の話ですが、人間は

 

「自分の知ってるもの、関係のあるものは擁護して
知らないものを攻撃する」

という脳の本能があります。

 

これを脳の「自己保存」と言うそうですね。

※脳の自己保存についてはコチラ

 

つまり、

「相手が経験したことのあるもの(提供する側として)」

「相手が知っているもの」

を相手に提供さえすれば、
「価値がある」と感じてくれるんですね。

 

シンプルに考えても、知らないものの凄さを自慢されても

「ん?」

と疑問に思いますよね。

正に、価値が分からない状態となります。

 

なので、何かを無料で提供する場合は、

 

・相手は一度でも、自分が提供する情報やサービスを「自分で限界まで実践」したことはあるのか

・最低限の知識があるうえで、自分にお願い事をしているのか(失った時間、手に入れるまでに費やした手間を想像できる人なのか)

 

について、気を付けるだけでクレームの確率が下がることでしょう。

 

ざっくり言ってしまうと、

 

「知識がある、知っている=価値がわかる」

ということなので、

 

「そういう人を優先して、恩を売るべき」

とも考えられます。

 

そうすれば、返報性の法則が作用して、
何かしら自分に「恩」として返ってくることでしょう。

※返報性の法則についての記事はコチラです。

 

余談ですが、自分も過去に
「価値が分からずに批判」をしていたケースがありました。

 

自分は基本的に

「高級すし」の価値があまり分からなかったので、
友人と「具体的にどの辺が凄いんだろう?」といった
会話をする時がありました。

 

「高級すしの価値って分かりにくいよな~。
もっと上手に伝えないと付加価値が伝わらないよな~」

なんて、否定的なことを言ってたりしましたが、

 

とある動画で職人さんの技術を見て

「すみませんでした! いつか絶対にお店に行こうと思いました!」

と心変わりしたんですね。

 

これも、脳科学の観点から見てみると

 

最初→知識がないから自己保存の機能で高級すしを批判

最後→動画で「知らない→知っている」に変わったので自己保存の機能で絶賛

 

といった動きがあったのかもしれません。

 

 

少し脱線してしまいましたが、

 

・無料で価値を提供しすぎない

・立場を考えてくれない人を避ける

 

に加えて

「自分が与えるものの苦労や手間が分かる人」

も、優先的に見極めることで
時間を吸われすぎたりすることが無くなります。

 

最後に少しだけ余談です。

 

昔、僕のメンター(年商6億)に言われたことなのですが

「まずは全部、自分でやってみること」

「そうすれば、自分が出来なかったことが出来る人の凄さがわかる」

といったことを教えられました。

 

これは、ワンマン社長でグイグイ引っ張れというわけではなく、
あくまでも「正しく価値が分かる人間になれ」
ということだったのかなと思います。(今考えてみると)

 

今回の内容を意識することで、
起業した時にも

「しっかりと恩を返す人」

「恩を仇で返す人」

を見極めることができるようになり、
効率よくビジネスができることでしょう。

 

というわけで、長くなってしまいましたが
今回はこの辺で終わりたいと思います。

(まさか豚に真珠からここまで広がるとは思わなかった笑)