ロボット

人間は一見関係性のない二つのものを見ると、

頭の中で勝手にその二つを関連付けてしまいます。

この心理をクレショフ効果と言います。

 

ロボリンちゃん

強面な人や無口な人、

私達みたいに無表情な人は、

この心理を上手く使うことで悪い第一印象を

良い方向に変えることも可能よ。

 

以前、このブログの記事で「ハロー効果」という

心理効果について語り、美男美女はそれだけで

相手に好印象を持たれやすい!という話をしました。

 

ハロー効果について、詳しくはリンク先の記事をお読みください!

 

ビジネスの場面でも、普通の日常生活の場面でも、

相手に好印象を与えることができるというのは、

 

・良好な人間関係を築きやすい

・自分の意見も聞き入れてもらいやすい

・能力以上の評価をもらいやすい

 

などなど、様々な恩恵があって非常にお得ですよね。

(うらやましい)

 

しかし、大多数の人よりも

顔立ちが美しいからこその「美男・美女」

なのであって、多くの人は

 

「美男でも美女でもない自分はどうすれば…」

 

という悩みを抱えているかもしれません。

 

また、人によっては
「顔が強面だから、第一印象で自分は損をしてるかも…」

という方もいるのではないでしょうか?

 

ちなみに、僕もけっこう表情豊かな方ではなく、

いつもムスッとしているような顔をしてるので、

「何とかしなきゃな~」と思ったりもします。

 

と、いう分けで、今回は

 

・美男美女じゃない一般人

・いかつい顔の方

・強面なために第一印象で損をしている方

・表情に乏しいために誤解されることも多い方

 

こんな方々のために、

「クレショフ効果」という心理効果を使って、

相手に好印象を持ってもらう方法をご紹介します。

 

相手にどんな印象を与えるかというのは、

人間関係を円滑にする上でとても重要です。

 

・人間関係を上手く構築することが出来ずに悩んでいる方

・営業職に就いている方

 

こうした方は知っておいて損はないと思うので、

ぜひ読んでみてください。

 

クレショフ効果とは何か?

 

クレショフ効果とは?

 

まずはクレショフ効果についての解説です。

 

クレショフ効果というのは、

ソビエト連邦時代の映画作家である

レフ・クレショフさんが提唱した心理効果です。

 

どんな内容かを分かりやすく解説すると、

人間は関連性のない映像などを連続してみると、

その映像同士の関係を勝手に頭に連想するというものです。

 

クレショフ効果を表す実験

 

ワンポイント

 

このクレショフ効果を証明するための実験として、

クレショフさんはある実験をしました。

 

その実験というのは

 

1:無表情の男性の写真をを被験者に見せる

2:その後、その男性とは無関係な3種類の画像を見せる

3:その後、被験者に何を連想したのか聞く

 

というもの。

 

ちなみに、3種類の画像というのはそれぞれ

 

・スープの皿

・棺桶の中の遺体

・ソファに横たわっている女性

 

という内容です。

 

無表情の男性とスープの皿の画像や、

棺桶の中の遺体、ソファに横たわる女性は、

一見すると全く関係性はありません。

 

しかし、この実験の被験者は

 

・スープの皿を見た人:「男性はお腹が空いているのでは?」

・棺桶の遺体を見た人:「男性は悲しんでいるのはないか?」

・女性を見た人:「男性は女性に対して好意を抱いているのではないか?」

 

というイメージを連想したそうです。

 

このように、関係のない要素を連続してみると、

人は勝手に頭の中でその二つの関係性を作ってしまうのです。

 

クレショフ効果を使って印象を良くする

 

握手する男性

 

このクレショフ効果を上手く使えば、

相手に与える印象を好意的なものにすることもできます。

 

例えば、顔がいかつかったり、

強面で悩んでいるという方は、

可愛い小物などを携帯するのはどうでしょうか?

 

(顔は怖いけど、案外優しい人なのかな?)

 

という印象を与えることができるかもしれません。

 

また、強面の人が可愛い物を持っていたりすると、

過去にもご紹介した「認知的不協和」という心理が働き、

実際以上に優しい雰囲気を感じさせることができるかもしれませんね。

 

認知的不協和について、詳しい内容はリンク先の記事をお読みください

 

可愛い小物と言うのは、あくまで一例にすぎません。

 

この他にも、携帯の着信音などを可愛い物や面白い物にしてみたりなど、

様々なところで「強面」と相反する要素を用意しておくことで、

相手に「実は怖い人じゃないかも」という印象を与えることは可能でしょう。

 

また、年賀状やメールなどを送る機会があれば、

その時家族や子供、ペツトなどと一緒に、

和やかに笑っている写真を送るのもいいかもしれません。

 

第一印象というのは、

人間関係を築いていく上で、

とても大切な要素です。

 

しかし、第一印象で相手に

 

・(怖い顔の人だな…)

・(無表情で何を考えてるのか分からない人だな…)

・(何だか暗い人だな…)

 

という印象を与えてしまったとしても、

それで全てがダメになるわけではありません。

いくらでも挽回の機会・方法はあります!

 

あなたも自分の第一印象に自信がないなら、

クレショフ効果を活用してみてはいかがでしょうか?

 

あなたが今後、良好な人間関係を築いていけることを願って、

今回は終わりとさせていただきます!

 

最後までお付き合いいただきありがとうございました!。

 

営業に使える心理テクニック