あかパンジー(得意げ)

ペラペラペラペラ!ペラペラペラペラ!

チンパンジー(不安)

(この人と喋っていると不安になるのはなんでなんだろう?)

 


 

ロボット

これには呼吸が関係しています。人は無意識のうちに相手の呼吸に合わせてしまう機能が備わっているからなんですね。詳しくは続きをどうぞ。

 


 

  • 急に不安や焦る気持ちになり、なんだか落ち着かない
  • 人と話していると不安になる時がある
  • 感情を一定に保ちたいけど、すぐに乱れてしまう

 

こんな経験はありませんか?

 

実は僕も以前は「先のことや目の前のこと」を考えすぎて不安になってしまうこともありました。

原因が分からないだけに結構大変だったりしますよね…。

 

今回の内容を把握することで、

  • 突然理由もなく不安になったときに、落ち着かせる方法
  • 早口の人と会話をしていると、不安になる理由

が分かるようになります。

 

自分をコントロールするだけではなく、他人からの影響も受けにくくなるので楽になりますよ。

 

 

人間の3つの呼吸

呼吸をする男性

人には三種類の呼吸があります。

 

こんなに細かく分かれていたなんて意外ですよね。

 

普段は無意識に「スーハー」してるだけですから。

 

そんなわけで、呼吸の種類に解説していきます。

 

生きるための呼吸は「代謝性呼吸」

 

まず1つめは代謝性呼吸と呼ばれるものです。

 

漢字で書くとなんだか難しそうに感じますが、要するに「普段無意識にしている呼吸」です。

この呼吸がなければ生きていくことが出来ません。

 

ちなみに「脊髄」が管理しています。

 

自分で制御出来る「行動性呼吸」

 

これも難しく聞こえますが、単純に「深呼吸」です。

 

ゆっくり息を吸ってから、「はあああああ」と吐き出す、あの呼吸のことです。

 

どちらかといえば「ある程度意識」して行うものですね。コントロール出来るわけです。

 

ちなみにこちらも「脊髄」が管理しています。

 

自分でコントロール出来ない「情動性呼吸」

 

そして最後は自分がコントロールできない「情動性呼吸」と呼ばれるものです。

浅くて速い呼吸ですね。軽いマラソンをしている時のような呼吸です。

 

これが本当に厄介なんです。

 

不安な気持ちになっているとき、実は無意識にこの呼吸になっている場合が多いです。

 

これは、大脳の中にある「偏桃体」と呼ばれる部位が管理しているのですが、

外部から受けた刺激(出来事など)を快・不快に振り分ける作業をしています。

 

「これはこれは気持ちのいい出来事だ!」

「これは不快な出来事だ!」

 

と、無意識のうちに判定しているわけですね。

 

しかも、僕たちが「無意識」のうちにです(ヒエー

 

そして、「これは不快だ!」と判断された場合、無意識のうちに呼吸が早くなり不安感に襲われます。

僕らの意思に関係なく、無意識に不安になってしまう理由になります。

 

 

これは人間が目の前の出来事に危機感を持つための大事な機能なのですが、一番困るのは、

 

「特に不快な出来事でもないのに不安になってしまう」

ということです。

 

なにかしらの理由で「呼吸が速くなってしまったとき」に、無条件に不安になってしまうんですね。

 

 

どうすれば不安な気持ちを無くすことが出来るのか

不安な女性

では、どうすれば無意識のうちに「不安」になってしまった気持ちを落ち着かせることが出来るのでしょうか。

 

答えは、

「行動性呼吸」

をすることです。

 

難しく聞こえますが、要するに

「深呼吸をしましょう」

というワケです。

 

え? 簡単すぎて信ぴょう性がない?

 

たしかに(笑い

 

 

速い呼吸の情動性呼吸は

「無意識」のうちに「不安」になってしまうので、

 

「意識的に」コントロール出来る「行動性呼吸」をすることで、

自分の感情をコントロールすることが可能になります。

 

コントロール

 

無意識のうちに自分の感情が決められてしまうのなら、

自分が「操作・コントロール」出来るところで対抗するぜ!という発想です。

 

これは本当に効果がありますよ。

お金もかからないので、普段から不安感に襲われる人は他人に相談する前に一度試してみると良いでしょう。

もしかしたら解決策の1つかもしれません。

 

ここで少し自分語りになって申し訳ないのですが、僕は小学校の時によく「深呼吸」を無意識のうちする人でした。

無意識なので注意されるまで気が付きませんでした。

 

それが「ため息」に聞こえて印象が悪かったのでしょう。

当時の担任に注意されてしまいました。たしかに、客観的に見て、印象はあまり良くないですからね(笑

 

それ以来、意識して「周りの騒音にならないように、

迷惑にならないように」「浅い呼吸」に

切り替えるようにしました(これ本当です

ブランコ

普通の人よりも「他人の気持ちを察しようとする」「周りに気を遣う」タイプの人間らしいので、

当時の僕はそれなりに頑張ったんでしょうね。

 

(当時の担任から「渡辺君は絶対に人を呼び捨てにしない」と褒められるくらい他人を気にしていた。いまだに呼び捨てはしないんですけどね笑)

 

その結果、今でも気が付けば浅い呼吸になっている場合があり、意識的に深呼吸をするようになっています。

 

思い返してみれば、中学校のあたりから「終身雇用」に疑問を感じ、社会に出てどの仕事についても「これで大丈夫なのか?」「なんか不安だ」と感じてしまうのは、呼吸が関係していたのかもしれませんね。

 

前回の記事の「ボーっとするのは脳にとっては重要な動作だった」でも書いたように、

「社会的に」印象が悪くても「脳科学的に」正しいことは沢山あります。

(ちなみにボーっとするのも注意されて治しました笑)

 

しかし、常に周りに迷惑をかけて生きていくワケにはいきませんので、

上手く妥協出来るところを見つけて生きていくのが重要なのかもしれませんね。

 

 

よくしゃべる人と一緒にいると疲れる理由

 

呼吸を治すことで「自分でコントロール」出来るようになります。

 

しかし、不安になる原因が「他人」にあるケースもあります。

 

代表的なのが「早口な人と喋っている時」です。

 

人は無意識のうちに相手の気持ちになり、同じ動作をしてあげよう!と思うミラーニューロン細胞と呼ばれるものがあります。

詳しくはこちらの記事をご覧ください。

ミラーニューロン細胞について

 

よく喋る人=呼吸が浅い=ミラニューロン細胞で自分の呼吸も浅くなる

 

ということになりますので、結果的に自分が不安感に襲われてしまうのです。

 

相手のペースに巻き込まれない呼吸法

 

最後に「よく喋る人に出会ったときの対処法」についてご紹介します。

 

といっても、こちらも簡単にできます。

 

 

①3秒間息を吸う

②1秒息を止める

③全ての息を吐き出す

 

最後に息を全て吐き出すのがポイントです。

こうすることにより、次の呼吸をするときに大量の空気が肺に入ってきます。

 

相手のペースにされそうな場合は、今ご紹介した呼吸法を実践することで落ち着いて対処することが出来るようになります。

 

いかがでしたか?

 

今回もビジネスの知識というよりも「健康」よりのテーマになりました。

 

でも、健康でなければ何も出来なくなるので結構重要な知識ですよ。

では今回はこの辺で終わります! 最後までありがとうございました!