4つのタイプを説得する方法

 

「人間の脳タイプが4つあることは分かったんだけど、
具体的にどんな言葉をかけていいのかわからない」

 

そんな方のために、
今回は「それぞれの脳タイプにどんな言葉をかけると、
イライラされることなく、好感度を上げることが出来るのか」
を解説していきます。

 

また、今回はPart1~3を読んでいる前提で、
話を進めていきますので、

まだPart1を読んでいない方は、
下の画像をクリックして、
まず1から読んでみることをオススメします。

 

 

 

ロボパン診断のまとめに戻る。

このページの目次です。

脳のタイプによって言われて嬉しい言葉とムカつく言葉が存在する

Part1からPart3までの流れで、
脳には4つのタイプがあることが分かりました。

そして、今回はそれぞれのタイプに
・言っていい言葉
・言ってはいけない言葉
を解説していきます。

 

すぐに怒ったりする人が相手だと、
言っていい言葉と悪い言葉がはっきり分かりますが、

相手が大人しい人、自己主張が少ない人の場合は、
我慢するので知らないうちにストレスを溜めさせているのかもしれません。

 

部下がいる人は、部下の脳の作りに合わせた発言をしなければなりません。

組織で人間関係を円滑にしたければ、
周りの人間の脳に合わせた発言をしましょう。

嫌なことを言わなければいい

好きな人がいるなら、
その人が持っている脳が「嫌だな」と思っている発言はしてはいけません。

残念ながら、周りがダメになっていくのは、
高確率で自分の責任だったりします。
※そう思ったほうがストレスも溜まらないし楽

 

今回の知識を身につけて、
常に周りの「やる気」や「好感度」を
上げることが出来る人間になりましょう!

 

口から発する言葉1つ1つが相手にとって「印象のいいもの」になるので、
嫌われる確率がガクっと減ります。

 

ぶんせき型ロボット

ぶんせき型の特徴
ぶんせき型ロボットを行動させる方法

ぶんせき型ロボットは分析が好きです。

 

脳の部位では、
大脳新皮質の左脳側になります。

客観的に物事を捉えて、
計算や予測などが出来る脳になります。

 

彼らの行動の原動力になるのは、
5W1Hでいう「なぜ」です。

簡単に言うと
「目的、メリットとデメリットがはっきりしていないと動かない」
ということになります。

 

彼らは物事の目的や理由が明確でなければ、
行動する気がおきません。

 

よく精神論で会社に無理やり動かされてきた世代が、
若い世代に精神論や根性論で説得しようとして、
結局は動いてもらえないのがこのパターンになります。

 

相手が「小難しい馬鹿」なのではなく、
「自分よりもたくさん物事を考えているんだ」
と、相手の気持を尊重してあげるように心掛けておきましょう。

 

また、美味しい話ばかりすると
「その話は本当か?」
と、逆に疑ってくるので、

しっかりと「デメリット」を隠さずに話しましょう。

 

そうすれば、相手が勝手に
メリットとデメリットを比べてくれるので、
それだけで説得しやすくなります。

 

デメリットを隠し続けると、
後で大げんかになったりするので、
包み隠さずに話しましょう。

 

相手も馬鹿ではないので、
すぐに矛盾点に気がついてしまいます。

 

隠し続けるのはほぼ無理ですし、
バレたときには関係が修復不可能なレベルになります。
※メリット・デメリットで動くので、嘘をついた人間と今後も付き合うのはデメリット以外の何物でもない

 

最初から全て教えて、
相手に考えさせることを意識してみてください。
全体的に見てメリットの方が大きい提案なら、力を貸してくれます。

 

更に、言っている言葉が
「あやふやなもの」
では、ほとんど動いてはくれません。

義理や人情、個人の価値観が入れば入るほど、
脳の構造上理解されにくくなります。
※左脳はコミュニケーションよりも問題解決を優先するため

 

・俺は昔からそうやってきた、
・人間なら出来る、
・精神論ではそう言われている、
・知り合いが言っていた、

 

というあやふやな言葉を普段から使っているとしたら、
既に危険信号が出ていると思ってください。

「俺の経験上○○だった」

と、話しても、

「あなたの経験はどうでもいいので、
100人にそれを試した統計データ持って来てください」

 

と思われて終わります。(相手が部下なら口には出さないかもしれませんが)
それほど価値観が違うのです。

 

また、ぶんせき型ロボットは、
動かすのは非常に面倒ですが、

一度動くと仕事を効率化してくれたり、
問題を素早く解決したりと、

ビジネスでは非常に重要な力を発揮してくれます。

 

癖は強いですが、
説得のしがいのあるタイプですよ。

あなたがどの戦場でも勝てる優れた軍師になりたければ、
必ずこのタイプの「動かし方」を覚えておくべきです。

説得に必要な労力 ★★★★★

1・目的を話す(最後にどうなるのか)

2・メリット(本人が得をすること)を話す

3・デメリット(本人が損をすること)を話す

4・最後に具体的な根拠を話す(数字、情報源、確率、統計)

※行動させるためのスイッチは4つ! 全てのタイプの中でも、
最も多いのがぶんせき型ロボット。

※正直言うと面倒くさいタイプだが、優れた力を持っているので、頑張って理解してあげよう!
良き理解者にはある程度のデメリットがあっても、力を貸してくれる頼もしい存在だ。
ただでさえ煙たがられやすい存在なので、理解者がいることがメリットと感じてくれる場合がある。

好きな言葉(話す度に好感度があがる言葉)

結論から話すと~

要点だけ話すと~

効率が~

統計で出てるんだけど~

調査結果が出てるんだけど~

情報源はここなんだけど~

根拠はこれですよ

詳しくは資料を見てください。

嫌いな言葉(発言の度に相手のやる気を下げる言葉)

私の経験上~

まず考える前に行動しろ!

もっと他人の気持ちを考えろ

理由なんてどうでもいい

理屈っぽいんだよ!

話す順序 結論→要点

最初に「物語の結末、終わり」を言ってから、
その「理由」を「手短に、専門的な言葉で」話してあげましょう。

 

ゴチャゴチャと話を続けられるのが嫌いなタイプです。
更に使われている言葉が精神論などの、
あやふやなものだと余計にイライラします。

 

その理由は脳の作りにあります。

脳は大脳新皮質と辺縁系の2つに分けることが
出来るとPart2では説明しました。

この2つの脳の違いをざっくりと説明すると、
※結構大袈裟に言っていますが、

大脳新皮質=未来はどうなるのか、結論を予測出来る(未来)

辺縁系=1つ1つ順番に理解することが出来る(現在)

 

ということになりますので、
ぶんせき型ロボットは大脳新皮質に分類されるので、
まずは「物語の結論」を言ってあげたほうが安心します。

 

ぶっちゃけ過程の話(1から順番の内容)は、断片的に(部分的に要点だけでも)
把握出来れば大体は理解出来る脳なので、
いちいち説明する必要もありません。

 

要点を繋ぎあわせて、結論を導き出すように出来ている脳だからです。

更にPart1では人間は「右脳」と「左脳」の、
2つの脳に分かれるということも説明しました。

 

右脳=人間的な言葉で(簡単な話し言葉など)

左脳=論理的な言葉で(難しい専門用語など)

会話をしてあげると喜びます。

 

この2つの考え方を組み合わせると、

ぶんせき型ロボットは
「理論的な言葉で(左脳)
結論や要点だけを知りたい(大脳新皮質)」
ということになります。

なので、相手がぶんせき型ロボットの疑いがある場合は、
パパっと難しい言葉で、早めに会話を終わらせてあげると喜びます(最後適当だな!

こつこつ型ロボット

コツコツ型の特徴について

こつこつ型ロボットを行動させる方法

5W1Hでは「どうやって」が好きなタイプになります。

 

目の前の具体的なものが見えないと、
やる気も出ないし行動しません。

このタイプのやる気を奪っている例の1つが、
「未来はきっとこうなるよ!」
と未来や予測で語ってしまうパターンです。

 

本人は相手の気持ちを想ってポジティブなことを言ってあげているのは分かりますが、
こつこつタイプは脳の構造上「未来」を想像するのが苦手なので、
余計なお世話になってしまいます。

 

「こういった手順で動けば、問題を解決することが出来るよ」

「落ち着いて1つ1つ順番にやっていこうか!」

「マニュアル通りに1から順番にやっていけば完成するからね」

と、相手を焦らせることがないように注意しながら、
具体的な手順を交えて話してくれる人が好きになりやすいです。

 

決断を急がないので、具体的な情報を与えて、
自分で考えさせた後に、
質問をするなどの配慮が必要です。

 

また、新しいものを見ると警戒してしまいます。
これは、この脳の部位が「リスクを警戒する」働きをしているからなのですが、
その働きは私生活にも違った形で現れます。

 

例としては、新商品を購入する場合です。

自分が全く未知の物体(新商品)に遭遇した時に、
脳内では危険信号が出されます。

 

自分が「これはいいものだ、安全なものだ」と認めてしまえば、
抵抗なく使うことが出来るようになりますが、

新しい企画
新しい作業手順
新しい作業道具

を仕事などで一度に与え過ぎるとストレスになってしまうので注意しましょう。

 

何度も言いますが、このタイプは、

・目の前の出来事が重要。
・目の前の出来事こそが全て。

なので、
「今自分は、最初の一歩目に何をやるべきか。
一歩目が終わった後の2歩、3歩が用意されているのか」
が分かると、急にやる気を出して黙々と行動し始めます。

 

下手に推測や予測、実用性の無いものをオススメすると、
せっかくのやる気が削がれてしまうので注意しましょう。

しかし、一度動き始めたら「本当に本当に本当に」止まりません。
※自分の経験上ですが、こつこつ型ロボットはそこが凄い

計画をたてると確実に最後まで実行する力を持っています。

 

コツコツと物事をやらせたら、
このタイプに勝てる人はいないでしょう。

三日坊主とは無縁の存在になります。

 

ちなみに、説明書やマニュアルなど、
細かく専門的に書かれている本が大好きです。

更にあやふやなものではなく、
実用性のあるものを好みます。

見た目よりも機能性重視という人は、
この脳タイプの要素が強かったりします。

 

なので、行動させるために説得をするときには、
「今からやる行動は実用性があるものなのか」
を教えてあげると喜びます。
※他社でも数々の実績をあげてきた商品と教えてあげる。
※これを使って作業すれば、作業スピードが上がる。
※丈夫なので壊れにくい。頻繁に買い替えなくても良い、など。

 

また、自分から発言するタイプが少ないので、
こちらから「○○さんはどう思う?」と
考えを聞いてあげると喜びます。

絶対にやってはいけないこと

こつこつ型ロボットは会社にとっても
貴重な存在になります。

 

あやふやな言葉で申し訳ありませんが、
「継続は力なり」を体現したようなタイプだからです。

なので、彼らのやる気を下げてしまうということは、
会社や事業、もしくはチームの継続的な利益が無くなってしまうことを意味します。

 

やってはいけないこと、
それは「こつこつ型ロボットが動いている途中に、
ルールを変更したり、方針を変えたりすること」です。

 

その場合は「明確な理由」を話してあげなければ、
不信感を持たれてしまいます。それも無意識な本能レベルで。

・なぜ、今のルールがダメだったのか

・新しいルールが素晴らしい理由

を伝えてあげるようにしましょう。

 

 

その理由は、また脳に関係してきます。

こつこつ型ロボットがよく使う部位は、
より本能に近い考え方の「辺縁系」と呼ばれる部位になります。

 

その中でも「安全、ルール」
に関係するところをよく使っています。

こつこつ型ロボットは動いたということは、
 「これは安全なんだな」
と学習したから行動したわけです。

ルールが変わるということはすなわり、
「自分が安全だと思っていた道から外れること」
を意味します。

 

なので、脳が
「それはアカンでしょ」
と危険信号を鳴らし続ける結果、

こつこつ型ロボットは、
「ルールを変える理由」
を詳しく知りたくなるのです。

 

そういう時は
「ごちゃごちゃ考えてないで、まずはやってみなさい」
という、抽象的な言葉は絶対に言わないようにしましょう。

嫌われる上司、先輩になります。

説得に必要な労力 ☆☆★★★

1・相手が一歩目にやるべきことを「具体的に」教える

2・相手がその後、どういう手順で歩けばゴールにたどり着けるのかを「具体的に」教える

3・新しい道を歩かせる場合は「具体的に」その理由を説明する

※とにかく「手順」が大事。「結論」ではなく「手順」
少しずつ歩いて(手順が分かれば)いけば、最終的にはゴール(結論を知る)できるよね といった考え方。

※更にその「手順」が「具体的」であればあるほどやる気が出る。
一歩目には「広告費が増える」二歩目には「もっと他のことが出来るようになる」のように右脳らしい説明ではなく、
一歩目には「この動きをすることで、広告費を○%抑えることが出来るようになり、利益率が○%あがる」
二歩目には「利益率が上がることによって、次は○%顧客のフォローに予算を割くことが出来る。また、新しい市場を開拓するための費用が○%発生する。その結果三歩目の展開が有利になる」

などなど、具体的な手順、道筋を用意してあげること。
あやふやだったり、実用性が無かったりすると、
やる気が急に無くなってしまう。

好きな言葉(話す度に好感度があがる言葉)

1つ1つ順番にやっていこう。

まずは目の前のことを片付けようか。

○○さんはどうおもう?

他社でも実績のある商品を導入します。

規則にはこう書かれています。

法的にも問題ありません。

スケジュールはこちらになりますよ。

焦らなくてもいいからね、1つ1つやろう。

継続の力って凄いよね。

確実に進んでいこう。

まずやることを整理していこうか。

嫌いな言葉(話す度にやる気が下がる言葉)

こうなることは簡単に予測出来るよね?【NGワード】
※想像が得意な脳の部位を使っていないため、
想像することが出来ない。そのために言われると非常に傷つく

やりながら覚えろよ!

マニュアルはありません。

説明書はいらないよね。

こういった感じでお願いします(あやふやな情報源で)

こういうビジョンで…

こんなイメージで…

繰り返し作業って退屈だよね

話す順序 具体的な手順→具体的な手順

こつこつ型ロボットがよくつかう脳には、
未来を予測したりするのが苦手です。

なので、1つ1つ説明して、
そのまま最後まで説明してあげると分かってもらえます。

更に、左脳に分類されるので、
右脳が好きな「話し言葉」ではなく、
左脳が好きな「具体的な言葉」で説明しましょう。

ひらめき型チンパンジー

ひらめき型チンパンジーについて

ひらめき型チンパンジーを行動させる方法

5W1Hでは「なにを」がきになるタイプ。

黙っていてもアイディアが次々に頭のなかに湧いてくるので、
試してみたくてしょうがないタイプです。

同時に、物凄く飽きっぽいのも、このタイプの特徴になります・
三日坊主とよばれる人が多いですね。

 

でもそれは、本人が飽きっぽくてダメなわけではなく、
新しい物を試そう!というチャレンジ精神の現れなので、
どうか理解してあげてください。

 

実際に、行動力は全てのタイプの中でダントツ!

 

行動が早いので、経験が豊富です。
こつこつ&ぶんせき型ロボットが「予測や推測」なのに対して、
ひらめき型チンパンジーは「実際のデータ」を持っている場合が多いです。

そこは素直に「才能」と呼んでもいいレベルだと思いますので、
否定しないであげてください。

 

とにかく色々と経験、試してみたいと思うのがひらめき型チンパンジーの特徴になります。

 

なので、面白そうなもの、新しいもの、珍しい物を
お願いしたり見せたりするとやる気が出てきます。

 

このタイプを行動させたければ、
「なにをやればいいのか」を言ってあげるだけで行動するので、
お願いする側からすれば楽です。

 

ちなみに、多少のリスクがあっても、
好奇心が強いために、突き進んでしまうという特徴があります。
※リスク志向

 

何かを説明するときには、
簡単な言葉で、
手短に話してあげると喜びます。

 

手順を1つ1つ説明するたびに、
やる気が無くなって興味を失ってしまったり、
飽きてしまう可能性があります。

また、このタイプは何か問題が起きた時に、
全体を見渡すことが出来るので、
目の前の解決策が見えなくなり混乱することが少ないです。

 

とにかく目先よりも「全体」を見る。
論理よりも「直感」を重視する。

 

適当にやってるように見えて、
いい仕事をしていたりするのがこのタイプです。

【重要】絶対にやってはいけないこと

このタイプはすぐに動き出します。
暴走することもあるかもしれません。

 

その時に、
「まずは1つ1つマニュアル(専門書)を見てからやろうよ!」
と言ってしまうと急激にやる気が無くなります。

 

失敗して痛い目を見ながら学んでいくので、
辺に説教をしたりして「負け癖」をつけさせるのは止めましょう。

また、言葉では話すことが出来なくても、
直感的に物事の本質を見ることが出来ます。

 

職人が具体的なやり方を説明することが出来ないけど、
素晴らしい仕事が出来るのはそのためです。

直感を使い、体で覚えるタイプなので、
こつこつ型ロボットの人は、
余計な世話は焼かないようにしましょう。

 

不確かな情報で仕事をする彼らに、
不信感を持つ気持ちもわかりますが、
それはあなたとは使用する脳の部位が違うからなのです。

どちらにもメリット・デメリットが存在するので、
お互いに弱点を埋めるように心がけていきたいですね。

 

説得に必要な労力 ☆☆☆☆★

1・やるべきことを伝える

2・全体像、全体のイメージを教えてあげる。

※そのやるべきことが、新しいもの、珍しい物、楽しい物だと率先して作業にとりかかる。
※説得の時に、ワクワクするような話し方をすると気分がのりやすくなる。

好きな言葉(話す度に好感度があがる言葉)

これめっちゃ面白いよ!

あなたにサプライズ!

新発売の商品だよ!

君の夢は何?

ビジョンを描く。

最新技術でできているよ!

誰も経験したことがない~

全体的に~

直感(フィーリング)が大事だよね。

嫌いな言葉(話す度にやる気が下がる言葉)

行動する前に考えなさい【NGワード】
※考えるタイプじゃないのでやる気が無くなります。
考えても行動しても、得られる結果は似たようなものなので、
行動させてあげましょう。頭でっかちにならないように。

 

まず目の前の問題を片付けようよ【NGワード】
※しっかりと完成図が見えています。
未来の姿を思い浮かべて、それを動力源にして
頑張るタイプになります。
ただでさえ飽きっぽいので、
本人が動力源にしているものだけは、
奪わないでおきましょう。

 

細かく分析すると~

コツコツとやっていこう。

話す順序 簡単な言葉で結論→簡単な言葉で要点

このタイプがよく使う脳は、
未来を予測したり、
全体像を捉えたりするのが得意です。

 

なので、最初に簡単な言葉で結論を
教えてあげましょう。

あとは全て話さなくても、
要点を説明してあげると、
脳内で勝手に情報を結びつけてくれます。

 

更に、右脳側に位置しているので、
論理的な難しい言葉よりも、

直感的、もしくは抽象的な言葉の方が
伝わりやすくなります。
※簡単な言葉、話し言葉など

むしろ、言葉で伝えるよりも、
図や身振り手振りで教えてあげたほうが
より伝わりやすくなります。

 

最初に簡単な言葉で結論を伝えた後に、
分かりやすく言葉で要点だけを教えてあげたほうが、
伝わりやすいし、飽きられることはありません。

なかよし型チンパンジー

なかよし型の特徴について

なかよし型チンパンジーを行動させる方法

5W1Hでは「だれ?」にあたります。

人にとにかくこだわり、
誰かと一緒に行動したがります。

人間関係や社会性を重視して、
人に学んだり、人に伝えたり、
同情や共感をしながら学習していくタイプです。

 

このタイプの人は
「自分が誰かのために行動している」
という気持ちがモチベーションになります。

なので、なかよし型チンパンジーに行動してもらいたい場合は、
「誰のために行動するのか」をはっきりと伝えることが大事です。

 

【重要】やってはいけないこと

論理的な思考になりすぎると、
なかよし型チンパンジーに嫌われます。

 

更に、仲間意識が強いので、複数の人間と一緒に居ることが多いです。
悪口を周りの人に拡散されてしまい、
手痛い思いをしてしまうので注意しましょう。

 

具体的には、
会社の仕事で利益や得にならないような作業(明らかに無駄な作業)があったとして、
ぶんせき型ロボットの場合は、論理思考なのでそういう作業を嫌がります。

なかよし型チンパンジーは「他人にお願いされると」ついつい損をするような作業でもやってしまいます。

 

ここで重要なのは、どちらにも優しさはあるということです。

なかよし型チンパンジーはその場で他人を助けたのはいいかもしれませんが、
余計な作業をしてしまったので、会社全体に作業効率が下がってしまい、
皆の仕事時間を増やしてしまうかもしれません。

 

目先の優しさを優先するあまり、長い目で見た時の「損」を把握出来ていなかったりします。
「予測」が欠けているわけですね。

でも、その場で人を助けた「優しさ」はありますよね。

 

逆に「ぶんせき型ロボット」は最初は冷たく見えるかもしれませんが、
最終的な結果だけを見れば、無駄な時間が減り皆が得をしています。

ただし、優しさが「後からくる」ので、
その場では理解されずに変な目で見られたり孤立してしまいます。

 

どちらにも「優しさ」はあるということは覚えておいてください。
優しさが「今すぐ」なのか「後から」なのか、
それだけしか違わない場合が多いです。

「ぶんせき型ロボット」の人は倫理的に考えてしまい、
なかよし型チンパンジーにイライラしてしまうかもしれませんが、
相手も他人のことを想ってやっているのです。

 

まずは理解してあげるところから始めてみましょう。

説得に必要な労力 ☆☆☆★★

1・この作業が「誰のためになるのか」を伝える。

2・手順を「話し言葉、わかりやすい言葉」で教える。

※人との関わりを重視するので、
「誰のためなのか」をはっきりさせること。

※「一緒に頑張ろう」「皆で頑張ろう」という言葉も効果的。

※他人を信じて動いてしまうので、とにかく騙されやすい。
怪しい商品に騙されているのはこのタイプ。

好きな言葉(話す度に好感度が上がる言葉)

一緒に頑張ろう。

皆で頑張ろう。

周りの人が○って言ってたよ。

○○さんって他人想いですよね。

チームで進めよう。

お客さんの気持ちが第一です。

○○のために頑張ります。

私の経験上~

私個人の意見としては~

嫌いな言葉(話す度にやる気が下がる言葉)

論理的におかしくない?

根拠は?

情報源はどこ?

それって合理的じゃないよね。

実際のデータ見せてよ。

要点だけ手短に話してくれる?

話す順序 簡単な言葉で最初から最後まで

なかよし型チンパンジーがよく使う脳の部位は、
人の感情を管理している辺縁系とよばれるところにあります。
辺縁系が得意なのは「今現在」を見ることです。

 

未来のことを把握するのは、
少し苦手です。

 

更に、右脳にあるので、
他の人とのコミュニケーションを重要視します。
難しい言葉よりも、感覚的で優しい言葉が好きです。

 

これらの結果から考えられる、
なかよし型チンパンジーとの会話の方法は、

「1から順番に雑談を交えながら、
優しい言葉で説明する」

ということになります。

 

桃太郎を使って説明します。

なかよし型チンパンジーは、
物語を最初から最後まで、
1から順番に全て話してもらうと理解できます。
※ここに書くと長過ぎるので割愛します。

 

ひらめき型チンパンジーには、
「桃太郎は鬼と戦う話だよ!
簡単に言うと、
桃から生まれた桃太郎が育ててくれたおじいさんおばあさんの元から離れ、
旅の途中で犬、サル、キジを仲間に加えて鬼ヶ島というところに行って、
鬼を皆の力を合わせて倒す話なんだ!」

 

と説明するだけで満足します。

 

なかよし型→最初から最後まで優しい言葉で話す

ひらめき型→優しい言葉で最初に結論を話してから、次に要点を話す

同じ右脳タイプでも「未来」か「現在」でこれだけの差があります。

 

なので、なかよし型チンパンジーには
いきなり結論を言ってしまったり、
コミュニケーションを忘れてしまうことが無いように注意しましょう。

 

 

今回の内容を徹底的に意識することで、人間関係で悩むことが無くなります。

今回の内容で、
いろんなタイプの人間が居るんだな、
ということが分かったと思います。

コミュニケーションの失敗は、
ほとんどが「相手に自分のタイプを押し付けてしまう」
ことが原因になっている場合がほとんどです。

まずは相手を理解して、
相手のタイプが分かったら、
徹底的に相手のタイプに合わせて発言することを意識してみましょう。

次回は
「4つの脳タイプの行動パターン」
についての記事を書いていきます。

長くなってしまいましたが、
これで今回の内容は終わりです。

お疲れ様でした!

ロボパン診断その5はこちら!

ロボパン診断のまとめに戻る。